サファイア・シュタイン [編集]
背景ストーリーに登場する人物。
《サファイア・ウィズダム》と《サファイア・ミスティ》の間に生まれた三兄弟の長女。兄に《サファイア・バンキッシュ》(バンキシー)、弟に《サファイア・ペンダット》が存在する。
カードによっては《ウィズダム・シュタイン》名義となっているがが後述する事情故の通り名であり、本名は項目名通り「サファイア・シュタイン」。
戦いのない世界を望み、平和と停滞を愛する性格[1]。
《シャングリラ》[2]の思想に敬意を称しており、平和と停滞を手にした世界が新たに語られる事がないよう監視している[3]。
セレス世界では、水晶の華を解放し自由を得ようとする《「俺獅」の頂天 ライオネル》達を妨害しようとする等、平和と停滞を乱そうとする者が現れれば世界への干渉も辞さない。
また、新章世界に対しても完結した物語がこれ以上動かないように一定の干渉を行っているが、新章世界の住人からは干渉を察知されている。
そもそも新章世界は新章デュエル・マスターズの開始時点で「ドラゴンの滅亡によって平和と停滞が訪れた世界」であったため、ジョーカーズの登場によって終わったはずの物語が再度動かされたことを苦々しく思っているという。
- DM24-BD6では《ウィズダム・シュタイン》名義で呼称されていたが、これは上位存在として《バンキッシュ》や《ペンダット》と同種の扱いをされることを嫌い、超獣世界に干渉する際に表向きは父の名を借りて「ウィズダム・シュタイン」を名乗っているためである。また、超獣世界の住人から二人と同一視されない為に、表向きには「あんた」と呼び他人のフリをしているとのこと。
- 兄弟である《バンキッシュ》や《ペンダット》に関しては、前者は争いを引き起こそうとする為、後者は嘘で混乱を齎そうとする為に思想面で対立している。
- 反面、《バンキッシュ》を「バン兄」と呼んで慕い、《ペンダット》のことも猫かわいがりしている等、家族仲自体は良好。
- かつては「新たな火種を作る《バンキッシュ》を憎み、嘘で混乱を起こす《ペンダット》を疎んでいる」とだけ説明されていた。設定変更なのか、あくまで思想に限った話だったのかは不明。
ただし、偽名を名乗る際に12のプログラムによって数百万年に渡る戦いを起こした前科のある父親の名を借りている点を踏まえると、設定変更の有無に問わず元から家族愛が強いキャラクター性なのだと考えられる。
- 上記の通り、上位存在の中でも、家族関係や思想、心理など内面の描写について特に細かく語られている。
- 「自分の興味の対象には苛烈な執着を見せる」というサファイア一家全員に見られる特徴は勿論、「家族への強い思い」や「世界への過度な干渉を避けようとするがいざとなったら強硬手段も辞さない」等母親と被る要素が多い。
- 「語られる」等の語彙で表現されていることを鑑みるに、彼女らサファイア家の子供達の信条は我々プレイヤー目線のフレーバーテキスト並び背景ストーリーに関連付けられている様子。
それぞれ戦いを望みそこに意味を見出す≒物語を生み出そうとする《バンキッシュ》、平和と停滞を愛する≒物語の熱的死をもたらす《シュタイン》、事実「に見えるかどうか」を重視し記録や記憶≒物語を改竄する《ペンダット》と三者三様。
- より踏み込んだ言い方をすると、彼ら三兄弟の(メタ的な)役割は「背景ストーリーの展開役兼辻褄合わせ」なのだと考えられる。
- 名前のシュタイン(Stein)はドイツ語で「石」「墓石」を指す。
- 『「石」のネーミングは、《シャングリラ》と関係が深いトライストーンが由来ですか?』という質問には、公式の背景ストーリー解説動画では無回答。ただし彼女自身はトライストーンと強いつながりがあると述べられた[4]。
参考 [編集]