《キング・ザ・ポップコーン7(セブン) [編集]

キング・ザ・ポップコーン7 UC 無色[ジョーカーズ] (10)
クリーチャー:ジョーカーズ 4000
S・トリガー(このカードをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ実行してもよい)
このクリーチャーが出た時、相手は自身の山札の上から3枚を表向きにする。こうして表向きにしたカード1枚につき、自分はそのカードと同じコストの相手のクリーチャーを1体選んでもよい。相手は表向きにしたカードと選ばれたクリーチャーを、好きな順序で山札の下に置く。

DM25-EX2で登場した無色ジョーカーズ

cipで相手の山札を3枚表向きにし、コストが被っているクリーチャーを1枚につき1体まで山札送りできるS・トリガー獣

最大値は相手獣を3体除去しながら準バニラが残るというもの。
長所のみを見ると魅力的だが、デッキに組み込むには短所が目立つ。

まず、前提となる除去について。カード名イラストから《キング・ザ・スロットン7/7777777》の特に呪文側が元ネタと考えられるが、そちらと異なりジャストダイバーなどの貫通性能が消滅してしまっている。
加えて、名目コストが異常なほど高くなっているため、S・トリガー以外の方法でアクセスするのがほぼ無理となってしまった。
出たら無条件に3体山札の下送りできるわけではなく相手依存な部分がある。マナカーブを意識して構築したデッキであればある程度コストが偏るため、1体くらいは何かしらの当たりを期待できそうだが、当たった先が攻撃済みのクリーチャーなど大して嬉しくない場合もありうる。


欠点は、なにより「汎用性の低さ」に尽きる。

前述した比較対象の《7777777》とは異なり、手札に引いてしまったときがあまりに弱すぎる。あちらのように種族無視で何らかのデッキの無色出張枠として出番が回ってくることは中々ないだろう。

現代デュエマではクリーチャーを除去するのみしか性能が期待できないカードの採用率は低い傾向にある。【無色ジョーカーズ】では初動と受け札を兼ねられる《ネフェルカーネン/タイム・ストップン》が優先され、その他のデッキでも除去の質こそ劣るものの確実に3体を除去できてかつ手札に来ても相手依存だが自己踏み倒しができる《「真実を見極めよ、ジョニー!」》が採用されることが多い。

8を上回る高すぎるコストのせいで「ジョーカーズ・メクレイド8」や《ブレイン・スラッシュ》あたりの範囲からも逸脱しているのは、やはりマイナス。

盤面制限があるデュエプレならまだしも、半永久的にクリーチャーを出せるTCG版デュエマでは3体確定除去ですらも絶対的な信頼を置けるわけではない。ましてやそれが0〜2体の下振れがあるともなれば価値はさらに下がる。

特定のコストに偏りがちなデッキ、例えば【ガチャンコ ガチロボ】相手には比較的有効だが、そういったデッキには《7777777》の方がより痛烈に刺さるのが実情である。
何らかの理由でこちらを使うにしても、【ガチロボ】のような爆発的のある相手に対してはトリガータイミングの3体除去ではリーサル回避に除去が足りていない可能性も考慮が必要となる。G・ストライク《ニアピン・モスキート》などとは違い攻撃前の《覚醒連結 XXDDZ》を対象にしてもそれはEXライフで生き残りこのターンのアタッカーを排除できない。


デメリットである「コスト10」をメリットにできるデッキなら採用する理由につながる。

例えば《真気楼と誠偽感の決断》経由ならコストを無視して実行でき、高いコストは逆にフシギバースなどの踏み台として長所となる。

その他 [編集]

  • ツインパクトであれば参照できるコストが2つに増えるため、ツインパクト多めのデッキ相手なら通りがよくなる。
    • ほか、主力にコスト5が多い【黒緑アビス】あたりであれば期待値の高い複数枚の除去も狙えるか。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

  • DM25-EX2
    できたてのポップコーンはいかがー?

収録セット [編集]

参考 [編集]