《切札電融(きりふだでんゆう) モモムゲン》 [編集]

切札電融 モモムゲン SR 水/闇/火/自然文明[ジョーカーズ] (∞)
クリーチャー:ディスペクター/∞マスター・ドラゴン/ヒーロー・ドラゴン/ジョーカーズ ∞
<ムゲンクライム>5(自分のクリーチャーを5体タップし、[水/闇/火/自然(5)]支払って、このカードを自分の手札または墓地から実行してもよい)
EXライフ
ワールド・ブレイカー
各ターン、はじめてこのクリーチャーが攻撃する時、アンタップする。
自分のタップしているクリーチャーがあれば、このクリーチャーに「ブロッカー」を与える。
多色ではない、クリーチャーの能力と呪文の効果を無視する。

DM26-EX4で登場したディスペクター/∞マスター・ドラゴン/ヒーロー・ドラゴン/ジョーカーズ。

コスト∞・パワー∞・EXライフ持ちのワールド・ブレイカー。
合成元の《∞龍 ゲンムエンペラー》同様、規格外という言葉すらそぐわない尋常ならざるスペックである。

無論正規コストを支払っての召喚は不可能で、ムゲンクライム5が用意されている。
とはいえ、《ゲンムエンペラー》のそれと比較しても要求するクリーチャーは1体、文明は2つ増えており、とても正道のゲームメイク・ゲームレンジで到達するような条件とは言い難い。
実際にゲームに絡めることを考えるならば、何らかのコスト踏み倒しでの展開が推奨されるだろう。

能力は2回攻撃、味方がタップしている時限定で自身にブロッカーを付与、敵味方問わず多色でないクリーチャーの能力と呪文の効果を無視、というラインナップ。

ブロッカーが条件付きになった事で《闘門の精霊ウェルキウス》で踏み倒す事が出来なくなっており、これについては弱体化と言えるか。

非常に範囲の広いカードの無力化により、これが着地するだけで機能停止に陥るデッキは多い。
《ゲンムエンペラー》と違い、多色でない限りは《伝説の禁断 ドキンダムX》ですら無視してしまう。

攻撃性能も馬鹿にならず、ワールド・ブレイカーの2回攻撃で有効な防御札を引き込めなければ即敗北の圧がかかる。
ワールド・ブレイカーは相手のスーパー・S・トリガーやS・トリガー・プラスと向き合わなければならないというのが一般論だが、こと《モモムゲン》に関しては多色SSTまたはSTPは2026年9月時点で《べんちゃん》と《宇宙妖精エリンギ》しかないため、ほぼほぼ悩む必要はない。
《深淵の逆転撃》や《裏斬隠 テンサイ・ハート》など、この手の耐性付きアタッカーが苦手とする防御手段の大半も封じられる。
こうした単独のアタッカーとしての性能の高さに加え、隣にタップしている味方がいればブロッカー化して防御に回る器用さも兼ね備えている。

  • 余談だが、味方のクリーチャーがすべてアンタップしていても、《切札電融 モモムゲン》自身がタップしてしまえばブロッカーを持つことになる。一般的には自身がタップしている状態ではブロックすることができず意味がないのだが、少なくとも《刀舞の3号 カツえもん》の『▶相手のクリーチャーを1体選び、タップする。それが「ブロッカー」を持つなら、破壊する。』を食らった際にはブロッカー破壊も発動するということは忘れないようにしたいところ。

極めつけに、そのパワーとコストで「マッハファイター」「効果バトル」「火力」「コスト火力」すべてに対して事実上無敵の耐性を有する。
パワー∞での相打ち(《V頂神話 カツムゲン》など)や多色クリーチャーのスレイヤーなどは通るものの、EXライフを身代わりに一回までならそれも耐えられる。

単色クリーチャーのスレイヤーあるいはすべてのバトルに勝つはそもそも能力消滅していたり、再掲にはなるが《裏斬隠 テンサイ・ハート》・《深淵の逆転撃》など単色獣・単色呪文も受け付けないことを考えると場持ちは非常に良い。
雑な言い方をすれば「ひとり夫婦ロック」である。対策として除去持ちの多色獣のcipや多色の除去呪文、あるいはカードタイプで回避している《ヴィオラの黒像》などの重要性は上がることだろう。

封殺性能の高さと攻守万能の活躍から早期着地を狙いたい性能だが、強いて弱点を挙げるならコストを参照して踏み倒しするすべてのカードが呼び出しに不適格となること。

デュエマにはコストを見ない踏み倒し(《キング∞エンペラー》、《メラベンチャー・ザ・ジョニー》、《王闘の大地》など)は充実しているため、適したカードを使おう。

また、退化先としては4色持ちのおかげで墓地進化・マナ進化・手札進化それぞれの要求文明と一致しているのもありがたい。

裁定について [編集]

《∞龍 ゲンムエンペラー》の「コスト5以下の」という指定はゲームプレイ中にそのカードの情報が不変であったが、《切札電融 モモムゲン》の「多色ではない」という指定はゲーム中にそのカードがどうであるかが変わりうる情報である。

このため、複数枚のカード&複雑な状況下でのみ進行不能を起こしていた《∞龍 ゲンムエンペラー》とは違い、わずか2枚の簡単な条件で、クリーチャーの能力がありなしの明滅を起こして進行不能になるのではないかと不安視されている。

既存の裁定だと、仮に能力明滅が起こった場合TCG版では「そのゲームを終了し、再度はじめからゲームを開始してください。」と案内が出されている[1]。

しかし、ゲームをやり直す指示とは矛盾する裁定の反論材料もある。こちらはなぜ能力の無視が無限ループしないのかが示されておらず(自身の能力による無視だから?)、公開された日付で言うなら削除し忘れなQ&Aである説も否めない。正確な挙動は不明なため公式のアナウンスを待つ状態となっている。

例1
《切札電融 モモムゲン》と《希望のジョー星》[2]が揃うと、《モモムゲン》が多色ではなくなるため自身の能力が無視されるが、その状態だと「クリーチャーの能力と呪文の効果を無視する」も消えるため、自身の能力が復活する。そうしたら《モモムゲン》の能力で自身の能力が無視されて……の無限ループに陥る。
例2
《MAX-Gジョラゴン》が、ジョーカーズである《切札電融 モモムゲン》の能力を持つと、次のような状態となる。
MAX-Gジョラゴン KGM 自然文明 (6)
S-MAX進化クリーチャー:マスター・ドラゴン/ジョーカーズ/レクスターズ 11000
S-MAX進化
W・ブレイカー
このクリーチャーが召喚によって出た時、または自分のターンのはじめに、カードを1枚引き、その後、自分の手札を1枚マナゾーンに置く。こうしてマナゾーンに置いたカードが、ジョーカーズまたはレクスターズの、クリーチャーまたはタマシードなら、次の相手のターンの終わりまで、その置いたカードが持つ能力をすべて、このクリーチャーに与える。
<ムゲンクライム>5(自分のクリーチャーを5体タップし、[水/闇/火/自然(5)]支払って、このカードを自分の手札または墓地から実行してもよい)
EXライフ
ワールド・ブレイカー
各ターン、はじめてこのクリーチャーが攻撃する時、アンタップする。
自分のタップしているクリーチャーがあれば、このクリーチャーに「ブロッカー」を与える。
多色ではない、クリーチャーの能力と呪文の効果を無視する。
 
《MAX-Gジョラゴン》は多色ではないことと、「能力を得る」ものについては自身が発生源となるため、能力の無視の対象になる。
MAX-Gジョラゴン KGM 自然文明 (6)
S-MAX進化クリーチャー:マスター・ドラゴン/ジョーカーズ/レクスターズ 11000
S-MAX進化
W・ブレイカー
このクリーチャーが召喚によって出た時、または自分のターンのはじめに、カードを1枚引き、その後、自分の手札を1枚マナゾーンに置く。こうしてマナゾーンに置いたカードが、ジョーカーズまたはレクスターズの、クリーチャーまたはタマシードなら、次の相手のターンの終わりまで、その置いたカードが持つ能力をすべて、このクリーチャーに与える。
<ムゲンクライム>5(自分のクリーチャーを5体タップし、[水/闇/火/自然(5)]支払って、このカードを自分の手札または墓地から実行してもよい)
EXライフ
ワールド・ブレイカー
各ターン、はじめてこのクリーチャーが攻撃する時、アンタップする。
自分のタップしているクリーチャーがあれば、このクリーチャーに「ブロッカー」を与える。
多色ではない、クリーチャーの能力と呪文の効果を無視する。
この状態なら、能力を無視するための装置が無効化されているため、再び「多色ではない、クリーチャーの能力と呪文の効果を無視する。」を獲得し、無限ループに陥る。
例3
①《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》と《革命類侵略目 パラスキング》を出し、「《切札電融 モモムゲン》の名前」を言っておく。②《切札電融 モモムゲン》を出す。この時点ではEXライフの状態定義効果以外の部分は能力が無視されている。③《♪立ち上がる 悪魔に天使 堕ちるかな》を唱えて「数字の7」と言う。(現在《モモムゲン》の能力が無視されているので、単色呪文も効果を発揮できる。)
①と②の順番は逆にできないことと、《エモーショナル・ハードコア》を多色クリーチャーにしておくこと以外《∞龍 ゲンムエンペラー》のハマりと全く同じことが起こせる。この判例があるようでは例1・例2で進行不能にならない理由付けに乏しいため、その裁定からして見直されるのだろうと目されている。

多色と非多色どちらとも観測できる場面について。

例4
《切札電融 モモムゲン》があり、任意のコスト5以上のクリーチャーが攻撃する時《革命類侵略目 パラスキング》に侵略した。バトルゾーンに出る前は《パラスキング》は自然単色だが、通常なら常在型能力によって5色レインボーが出たかのような扱いになる。
ここで《切札電融 モモムゲン》の「多色ではないクリーチャーの能力」はどうなるのか?
自分が《パラスキング》、相手が《モモムゲン》ならターン・プレイヤー優先なのか?
自分が《パラスキング》と《モモムゲン》両方コントロールしていた場合、どちらが適用されるかを選択できるのか?
「できないはできるに勝つ」の理念は利用されるのか?
後から出たほうを疑似解決し、「能力適用:これ及び自分以外の味方は5文明である」→「能力適用:多色ではないクリーチャーに能力無視状態に修整する」となって必ず《パラスキング》が勝つのか?

呪文について、染色という概念が関わると前例なしの挙動となる。

例5
《薫風妖精コートニー》がある状態で《神羅サンダー・ムーン》を出し、マナゾーンから《インビンシブル・パワー》を唱えた。これは多色呪文扱いとなる[3]。そのターン中、《切札電融 モモムゲン》を出した。
《∞龍 ゲンムエンペラー》の裁定からは、既に詠唱済みの呪文による継続的効果であっても、「呪文の効果を無視する」処理が入ると即座にその継続的効果はなにもしなくなる。
ここで問題となるのは、上述の方法で唱えられた《インビンシブル・パワー》は、「唱えた時点では多色呪文」「唱え終わって墓地にあるカードは単色呪文」というズレがあること。この場合パンプアップとT・ブレイカー付与はどうなるのか。

その他 [編集]

「未来王」《勝熱英雄 モモキング》と《∞(むげん)龍 ゲンムエンペラー》を合成した『電融』ディスペクター。(「ゲンム」はアナグラム化)

+  合成元との関係

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


[1] デュエプレでは「〜〜〜〜〜能力をすべて無視する。(この能力は無視されない)」で無限ループにならないよう対策してある。真下のTCG版における《あたりポンの助》と《竜装 ムシャ・レジェンド》、新たに出る《ボルメテウス・武者・ドラゴン》のケースはデュエプレでは独自の処理となっている。
[2] プレミアム殿堂。無色化という挙動はこのカード独自の性質であり、殿堂ゼロデュエルなどの特殊フォーマットで遭遇するか殿堂解除が施行されない限りは誘発しない
[3] 多色か多色でないかは、染色の影響後の状態を見る。https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40777/