「コスト加重」の別表現。
特性のコストを増加させる能力ではないため、たとえこの効果が発動していても、カードそのもののコストは変わらない。
例1:《闇鎧亜キング・アルカディアス》の存在下で、バトルゾーンにあるコスト4以下のクリーチャーが「コスト5以上のドラゴン」と扱われることはない。
例2:相手の《音奏 プーンギ》によって、自分のコスト3の呪文が「コスト3以下」ではなくなり《ナゾの光・リリアング》や《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》の対象外になることはない。
コスト加重 [編集]
クリーチャーのを召喚するためのマナコストや、呪文を唱えるマナコストを重くすること。また、そのような効果を生成する能力。
相手にかけるコスト加重はメリットとなるが、逆に味方にかかるコスト加重はデメリットとなる。
牢黒の伝道師ミリエス UC 光文明 (5) |
クリーチャー:バーサーカー 2500 |
ブロッカー |
このクリーチャーがバトルゾーンにある間、闇のクリーチャーを召喚するコストと闇の呪文を唱えるコストは、それぞれ+2される。 |
封魔ゴーゴンシャック UC 水文明 (3) |
クリーチャー:グランド・デビル 2000 |
呪文を唱えるコストは2多くなる。 |
奇石 タスリク C 光文明 (3) |
クリーチャー:メタリカ 3000 |
相手の呪文を唱えるコストはすべて2多くなる。 |
マナコストを増やされたカードは、本来必要なマナの数を揃えただけでは使えなくなる。増やされたコスト分のマナを用意できても、それだけ本来使えたマナが使えなくなる。
性質上、マナカーブを意識して組まれたデッキには特によく効く。
強力である分、相手と自分の双方にかかる能力である場合が多い。
自分にもかかる場合は対象カードをデッキに採用しないという対策法がある。
また、対象となるカードは文明が限られている、呪文にしかかからないなど範囲が限定的なことが多く、相手のデッキタイプによっては全く通用しない事がしばしばある。
このため、大抵のものはメタカードとして扱われる。
- マナコストを一切支払わずにカードを使う場合、コスト加重による妨害を受けることはない。
- コスト加重は直接カードをロックしている訳ではなくコストを重くすることによって結果的にロックとして作用するに過ぎない。ルール上ロックを無視する効果のあるカードに対して無効化されないため、その種のカードに対する妨害札として有効である。
- 対となる能力はコスト軽減。
- なお、「軽減」の対義語は「加重」だが、「加重」には同音異義語が多く、日常的にも使われる頻度が少ないためか、「コスト増加」という表現が用いられることが多い。言葉としては微妙に違っているがわかりやすさはそちらが上回る。
- コスト軽減にも言えることだが、この効果はあくまでも「支払うコスト」を変動させる効果であり、マナコストの数値そのものを書き換える効果ではない。
- 2023年現在でもマナコストの数値が変化する能力は存在せず、もしそのような効果が実現することがあれば、それこそ「コスト増加」(「コスト減少」)と言う呼び方が適当になるだろう。
その他 [編集]
参考 [編集]
公式Q&A
Q.バトルゾーンに自分の《至宝を奪う月のロンリネス》が1体います。相手が「S・トリガー」能力を持つ呪文を「S・トリガー」で使用する場合、コストは1支払いますか?
A.いいえ、「コストを支払わずに」と能力にある場合、コストの増減に関係なく使用できます。
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