《「黒幕(くろまく)」》 [編集]

「黒幕」 SR 闇文明 (9)
クリーチャー:ゴッド・ノヴァ OMG/オラクル 12000+
このクリーチャーが召喚によって出た時、相手は自身の手札をすべて捨てる。
T・ブレイカー
中央G・リンク(このクリーチャーまたは自分の他のゴッドを出す時、自分の好きな数のゴッドからカードを1枚ずつリンクを外してもよい。その後、このクリーチャーを、「右G・リンク」または「左G・リンク」を持つゴッドにリンクしてもよい)
このクリーチャーがカード3枚でリンクした時、このクリーチャーは各プレイヤーのシールドをすべてブレイクする。

DMR-11で登場したゴッド・ノヴァOMG/オラクル

中央G・リンクと、相手の手札をすべてハンデスする召喚限定のcip能力、3体でリンクした際にお互いのシールドをすべてブレイクする誘発型能力を併せ持つ。

召喚時限定で《ロスト・ソウル》と同じオールハンデスを行える。
9マナのこのクリーチャーを召喚する頃には相手の手札も数枚しかないことが多いが、あって困る効果ではない。

3枚リンク時にはG・ブレイカーのような能力を発動できる。
3体リンクした時点でお互いのシールドをすべて吹き飛ばすため、ブロッカーS・トリガー等で妨害されなければそのままダイレクトアタックを狙う事が出来る。

このクリーチャーの真価は上記二つの能力を同時に誘発させることであり、シールドをすべて手札に送りつつオールハンデスを放つ事でニンジャ・ストライク革命0トリガーなどを事実上無力化することができる。
自分のシールドも吹き飛ぶ為そのターン中に勝負を決めるのが理想であるが、できなければ《極限超絶神ゼン》《極限龍神ヘヴィ》等で防御をしておきたい。

後にDMEX-17《ゴッド・ゲート》が登場。召喚扱いで踏み倒しできるためオールハンデスや3枚リンクを狙える速度が格段に増した。ただし、相手ターン中に3体リンクをした場合、相手が先にS・トリガー等を使用できることに注意。

ルール [編集]

  • DMEX-18で登場した《地震》の裁定は、過去に出されたこのカードの裁定と矛盾していた。後にDM22-EX2でこのカードが再録されるに際し、《地震》の裁定がこのカードに合わせる形で変更された。

その他 [編集]

  • 後に登場したチーム銀河のクリーチャーとは名前に「」が使われている点が共通しているが無関係である。
  • アニメ『デュエル・マスターズ WIN 決闘学園編』では第14話から第15話で源さんがマイハマ祭でこのクリーチャーの仮装をしていた。
    • このコスプレは第39話から使用されたエンディングテーマ「Abyss-Over」の映像にも登場した(第38話のみは轟 トドの助の写真になっており、第39話から変更された)。

リンク対象 [編集]

デュエル・マスターズ プレイスでは [編集]

「黒幕」 SR 闇文明 (9)
クリーチャー:ゴッド・ノヴァ OMG/オラクル 12000+
中央G・リンク
パワード・ブレイカー
バトルゾーンに出た時、相手は自身の手札をすべて捨てる。
このクリーチャーがカード3枚でリンクした時、このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする。その後、自分のシールドをすべてブレイクする。
バトルゾーンを離れる時、このクリーチャーがカード3枚でリンクしていて、パワーが0より大きければ、かわりにとどまる。
左側リンク先候補:
光器左神ラブパレード P 光文明 (4)
ゴッド・クリーチャー:ゴッド・ノヴァ OMG/メカ・デル・ソル 4000+
バトルゾーンに出た時、自分の墓地から呪文1枚を手札に戻してもよい。
堕天左神エレクトラグライド P 闇文明 (7)
ゴッド・クリーチャー:ゴッド・ノヴァ OMG/エンジェル・コマンド 7000+
W・ブレイカー
攻撃する時、相手の山札の上から2枚を墓地に置く。その後、相手の墓地にある呪文1枚を、コストを支払わずに唱えてもよい。そうした場合、その呪文を相手の山札の一番下に置く。
精霊聖邪ライジング・サン P 光/闇文明 (7)
ゴッド・クリーチャー:ゴッド・ノヴァ OMG/エンジェル・コマンド 6000+
W・ブレイカー
バトルゾーンに出た時、次の自分のターン開始時まで、自分は『自分の手札に加えるシールドカードすべてに「S・トリガー」を与える。』を得る。
右側リンク先候補:
霊騎右神ワイアード P 光文明 (5)
ゴッド・クリーチャー:ゴッド・ノヴァ OMG/アーク・セラフィム 5000+
自分のゴッドがバトルゾーンに出た時、自分の手札1枚をシールド化してもよい。
悪魔右神メタモルフォーゼ P 闇文明 (7)
ゴッド・クリーチャー:ゴッド・ノヴァ OMG/デーモン・コマンド 7000+
W・ブレイカー
攻撃する時、自分の山札の上から2枚を墓地に置く。その後、自分の墓地からクリーチャー1枚を手札に戻してもよい。
魔天聖邪ビッグディアウト P 光/闇文明 (7)
ゴッド・クリーチャー:ゴッド・ノヴァ OMG/デーモン・コマンド 7000+
W・ブレイカー
バトルゾーンに出た時、相手のクリーチャー1体を破壊する。その後、相手のクリーチャー1体をタップしてもよい。

DMPX-02で実装。

新規の能力として、3枚でリンクしているかつパワーが0でなければ離れない耐性を得るようになった。
また、オールハンデスが召喚以外のコスト踏み倒しでも使えるようになった。

実装と同時に《ニコル・ボーラス》New Divisionで使用できなくなったため、《ニコル・ボーラス》を採用していたデッキ(特に【耐久ジョリー】)のリペアとして注目されている。コスト文明などハンデス以外の部分の違いもあるため完全に同じ使用感とはいかないもののcip使用後《霊騎右神ワイアード》面を出してシールド追加をする、ロングゲームとなり相手の山札が少なくなった際《堕天左神エレクトラグライド》《悪魔右神メタモルフォーゼ》面で山札破壊を行うなど《「黒幕」》にしかない強みもある。

  • 3体リンク完成時の効果ブレイクは、デュエプレ版G・ブレイカーの注釈文に類似したテキストに変更されている。TCG版の《「黒幕」》は、全く同時にブレイクした後、基本ルールに基づきターン・プレイヤー(通常は自分)からS・トリガーの適用を行えていたが、デュエプレ版では(ターン・プレイヤーにかかわらず[3])相手からS・トリガーを適用することになる。
  • 3体目のゴッドとして《精霊聖邪ライジング・サン》をG・リンクで召喚した場合、《ライジング・サン》のcipを解決し、ブレイクされたシールドにS・トリガーが付与される状態になった後で、オールブレイクを行う。
    《ライジング・サン》のS・トリガー付与は継続的効果であるため、先に発動された相手のS・トリガー呪文で《「黒幕」》が除去されたとしてもS・トリガー付与は失われない。
  • 2体リンクしている《「黒幕」》の右に「⚪︎⚪︎がバトルゾーンに出た時(疑似付与cip)」の能力を持つクリーチャーがある状況で、中央G・リンクを使い3体目を出した場合、疑似付与cipを解決した後で、《「黒幕」》の3体リンク時能力を解決する。
    例えば《「黒幕」・ワイアード》が2体ある状況で、《「黒幕」・ワイアード》の中央G・リンクを使い《精霊聖邪ライジング・サン》を召喚した場合、右の《「黒幕」・ワイアード》の中央G・リンクを起動していれば、①《ライジング・サン》cip、②右の《「黒幕」・ワイアード》のシールド追加、③《「黒幕」》の3体リンク時能力、④左の《「黒幕」・ワイアード》のシールド追加、の順で解決する。左の《「黒幕」・ワイアード》の中央G・リンクを起動していれば、①《ライジング・サン》cip、②右の《「黒幕」・ワイアード》のシールド追加、③左の《「黒幕」・ワイアード》のシールド追加、④《「黒幕」》の3体リンク時能力、の順で解決する。
    • 《破壊龍神》のリンク時能力とは解決順が異なる。結局は運営の匙加減であるが、《「黒幕」》はリンク元がリンク時能力を持つのに対し、《破壊神デス》はリンク先がリンク時能力を持つ差異があるため、これが影響している可能性はある。
  • TCG版では3体目のゴットとして《「黒幕」》を召喚することで、オールブレイクとオールハンデスを同時に待機させ、ブレイクした手札を(S・トリガー等を使わせた後ではあるが)そのままハンデスすることができた。デュエプレ版G・リンクの仕様上、そのテクニックは失われた。
  • TCGとは登場時期の違いもあって、《絶対の畏れ 防鎧》が天敵。TCG版とは異なり《「黒幕」》を召喚以外の方法で出して発動できるようになったオールハンデスは、そちらのメタ効果で防がれる上、《「黒幕」》の名目コストの高さが祟って大抵の場合山札の下に戻され意味がなくなってしまう。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

  • DMPX-02
    復讐。それが唯一の望みだ。――「黒幕」

収録セット [編集]

デュエル・マスターズ [編集]

デュエル・マスターズ プレイス [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 1つ目の能力について

Q.《「黒幕」》を召喚し、「リンクした時」の能力と「召喚によって出た時」の能力が同時にトリガーしました。「リンクした時」の能力から解決し、シールドをすべてブレイクした後、相手が「S・トリガー」を使う前に「召喚によって出た時」の能力を解決し、相手の手札をすべて捨てさせられますか?
A.いいえ、できません。「S・トリガー」や「S・バック」は、他の効果より優先して解決されます。ですので、シールドをすべてブレイクした後、それにより待機した「S・トリガー」などの解決がすべて終わってから、「召喚によって出た時」の能力を解決します。

+  総合ルール 101.4a101.4b

引用元(2023.2.17)

  • 4つ目の能力について

Q.《「黒幕」》の「リンクした時」の能力は、どのように処理をしますか?
A.各プレイヤーは、すべてのシールドを同時にブレイクします。「S・トリガー」や「S・バック」など、宣言が必要な能力を使用する場合、まずターン・プレイヤーが宣言を行い、次に非ターン・プレイヤーが宣言を行います。すべてのプレイヤーの宣言が終わったら、ターン・プレイヤー、非ターン・プレイヤーの順番で宣言した能力の解決を行います。
引用元(2023.2.17)

Q.《「黒幕」》などが持つ「リンクした時」の能力は、相手の《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》がいてもトリガーしますか?
A.《「黒幕」》自身を出す際に、「中央G・リンク」で3枚リンクした状態で出した場合、これは《「黒幕」》が出てトリガーする能力とみなされます。そのため、《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》の能力で「リンクした時」の能力はかわりにトリガーしません。
《「黒幕」》以外のゴッドを出した際に、「中央G・リンク」などによってすでにバトルゾーンにいる《「黒幕」》が3体でリンクした場合、これは《「黒幕」》が出てトリガーしているわけではないので、トリガーします。
引用元(2023.9.8)


[1] 《ゴースト・タッチ》のようなランダムハンデスの処理については《龍装者 バルチュリス》の項を参照。
[2] 誘発型能力自体の発生源は《「黒幕」》のままである。
[3] ただし、デュエプレのゴッドを相手ターン中にG・リンクさせる手段は存在しない。