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記憶の遺跡 ロストメモリ R 光/闇文明 (4) |
ヒストリック・フィールド |
自分の最初のターンのはじめに、このフィールドが自分の手札にあれば、自分の手札にある他の光または闇のカードを1枚表向きにしてもよい。そうしたら、このフィールドを出す。 |
自分のターンの終わりに、自分の光のコマンドをすべてアンタップする。 |
自分の闇のコマンドすべてに「スレイヤー」を与える。 |
DM25-EX2で登場した光/闇のヒストリック・フィールド。
1ターン目開始のドロー前に、これと他の光または闇のカードを抱えていれば0マナで出すことができる。
効果はターン終了時に光のコマンドをアンタップし、闇のコマンドにスレイヤーを与えるというもの。
光/闇には月光王国やDM24-EX4の夜見れな氏のデッキを始めとしたエンジェル・コマンドとデーモン・コマンド両方を持つカードが一定数存在しているため、それらはこのフィールドの恩恵を最大限受けられる。
特にアンタップ効果はブロッカーが多い光のコマンドにとって攻撃後の隙を大きく軽減できるので魅力的。
ただアンタップ付与とエスケープ付与で違いはあるとはいえ、光のエンジェル・コマンドと闇のデーモン・コマンドを強化するカードは既に《悪魔聖霊ザオバーク/テジナ・チャージャー》が存在している。
一方こちらはコマンド全般が対象なので闇のエンジェル・コマンドや光のデーモン・コマンド、エンジェルでもデーモンでもないコマンド全てをサポートできるのが最大の主張点。
ニッチなカードを使ったコンボを期待したいところだが、差別化を意識しすぎて《シャイニング・近未来・シティ》や《Dの魔城 ブリティッシュ・パビリオン》や《真価と代価のチェスト》といった文明や種族の制限がないタイプのサポート札に役割の確実性で負けてしまう本末転倒なことにならないように注意。
このカードの単体性能に目を向けると、4マナ支払って出すにはテンポロスが気になるところではある。初手で引けていれば踏み倒せるとはいえ、それを前提にするのはかなり運が絡むため現実的ではないだろう。
更にこのカード自体2枚目以降が腐りやすい点に加え、多色なのでマナチャージにも利用しにくい点もネック。
そもそも出してすぐ恩恵を得られないカードを手札1枚消費して出すというのは、事実上最初の手札が4枚の状態でゲームを始めているに等しい。手札補充に悩まされがちな光/闇では特にそのデメリットが響く。何らかのリソース確保手段を用意したい。