デーモン・コマンド [編集]
闇デーモン・コマンド(種族) [編集]
DM-01 第1弾から存在する闇文明の古参種族。光のエンジェル・コマンドとは対になっている。後に全文明にコマンドが登場することになるが、それら後続のコマンドと比べて種類も圧倒的に豊富で、種族を参照するサポートにおいても、まだ差が大きい。
骨の鎧を身につける将軍型から、獅子やケルベロスのような猛獣型まで様々な容姿のものが存在し、総じて巨大で戦闘力に長ける。
闇文明の支配種族であるダークロードによって召喚された悪魔で、進化デーモン・コマンドの悪魔神達はダークロードを凌駕する力があり、文明への強い影響力を持っている。
ドラゴンでないもののドラゴン・サーガ世界でも比較的頻繁に登場し続けている種族のひとつ。
命名ルールは「○○の〜」、あるいは「○○○〜」(○には漢字が入る)などと、何らかの称号の後にカタカナの名前がつくというもの。
多種族の冠詞は「悪魔」。
進化すると「悪魔神〜」、死神が入ると「死神明王〜」。エンジェル・コマンドとの多種族進化クリーチャーの場合は「悪魔神王〜」となる。
復活の祈祷師ザビ・ミラ SR 闇文明 (8) |
クリーチャー:デーモン・コマンド/エイリアン 9000 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の他のクリーチャーを好きな数破壊してもよい。こうして破壊したクリーチャー1体につき、コスト6以下のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出してもよい。 |
W・ブレイカー |
悪魔神バロム SR 闇文明 (8) |
進化クリーチャー:デーモン・コマンド 12000 |
進化−自分のデーモン・コマンド1体の上に置く。 |
W・ブレイカー |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、闇以外のクリーチャーをすべて破壊する。 |
《魔刻の斬将オルゼキア》《狼虎サンダー・ブレード》《威牙の幻ハンゾウ》など、闇の大型種族らしく除去が得意なものが多い。
他には墓地回収の《漆黒戦鬼デュランザメス》や墓地肥やしの《暗黒導師ブラックルシファー》などが存在。闇の得意分野は一通りこなすことができる。
進化クリーチャーには《悪魔神ドルバロム》や《悪魔神デスモナーク》など、勝負を決めかねないほどの強力な能力を持つものが多い。
それ以外にも《死神明王ガブリエル・XENOM》や《悪魔神グレイトフル・デッド》のような使いやすいものから、《死神明王バロム・モナーク》のようなデッキのコンセプトとなるものまで幅広く存在する。
全体的にコストが重く、半数以上がW・ブレイカーを持っているほどの重量種族。
3コスト以下のクリーチャーは《友斬のマジ・スマーン》など数少なかったが、革命編以降は《殺意の悪魔龍 マガンド》や《魔誕人形ランラン》など3コストのクリーチャーが多数登場した。
マナコスト以上のパワーを持つものも多いが、そのほとんどはデメリット能力持ち。このあたりはスーサイド能力を得意にする闇クリーチャーらしい。
種族デッキとしては非進化デーモン・コマンドを多用する【連デモ】などが有名。
進化クリーチャーは総じて非常に強力なので、【ターボドルバロム】や【デス・マリッジ】他、それらを核に据えてデッキが構成されることも多い。
闇の代表的な種族として、これからも広く使い続けられていくだろう。
種族カテゴリに含まれるデーモン・コマンド・ドラゴンとともに、今後の躍進にも期待したい。
- 転生編環境までは高レアリティのカードに度々登場していたが、この時点では各パックに2~5種入っている程度で数は少なかった。
- 神化編では死神の勢力としてフィーチャー。
- 覚醒編環境では《死神明王ガブリエル・XENOM》のように低レアリティ枠にも有用なカードが多数登場した。DMC-60で有用なカードを入手できたのも大きい。
- エピソード2では光のデーモン・コマンドがフィーチャーした。それについては下を参照。とはいえ既存の闇デーモン・コマンドと併用させやすいカードは少なかった。
- ドラゴン・サーガではデーモン・コマンド自体はほとんど登場しないが、ブラック・コマンド・ドラゴンと契約しデーモン・コマンド・ドラゴンとなって活躍した[1]。
- 革命編では侵略者との多種族が多数登場した。侵略者の派閥「復讐」や「不死」の主要種族として活躍。
- 新章デュエル・マスターズではマフィ・ギャングとの多種族が度々登場した。
- 十王篇では闇を含む4つの勢力のうち、月光王国にはキングマスター以下多数、不死樹王国とチーム零にもそれぞれスーパーレアのデーモン・コマンドが所属している。
- しかしゴッド・オブ・アビス編に入ると、闇文明の主要種族の座をアビスに奪われ冬の時代に入る。唯一の新規である《死神覇王 XENARCH》は自身のテキストですら慮外者扱いされ、あっさりとジャシンに敗れて退場してしまった。
- 続くアビス・レボリューション編でも同様であり、対となるエンジェル・コマンドがメカ・エンジェル・コマンドとして登場したのに対し、こちらはそういった派生種族も含めて通常弾では新規0[2]というこれまでが嘘のような扱いであった。
- 王道篇に入ると後述する月のデーモン・コマンドが登場。殆どが闇文明を持たなかったが、物語の中心へと返り咲いた。
- 王道Wでも“魔誕”の勢力として続投。今度は黒赤緑内のカラーリングで統一される。闇文明はアビスがいることもありサイクル内などでは火文明単色を担当する傾向がある。
- Demonは鬼・悪霊・悪魔などを表す英語で、神々と人間の中間の存在を表すギリシャ語のDaimonが語源となっている。
デーモン・コマンドに関連する能力を持つカード [編集]
デーモン・コマンドを進化元とするカード [編集]
参考 [編集]
光デーモン・コマンド(種族) [編集]
エピソード2でフィーチャーされた、光単色のデーモン・コマンド。闇や多色のデーモン・コマンドとは違った特徴を持つ。
《「呪」の頂 サスペンス》によって生み出され、サスペンスの指揮のもとクリーチャー世界を滅ぼすために行動した。
白や金を基調とした、たくさんの棘を持った姿を持ち、DMR-06以前に登場したデーモン・コマンドを基にしたようなイラスト、能力を持つ。
ここに挙げる光デーモン・コマンドとは光単色のものを指し、《悪魔聖霊アウゼス》のような闇を含むデーモン・コマンドは含まない。
命名ルールは従来の闇デーモン・コマンドと同じ「○○の〜」、あるいは「○○○〜」(○には漢字が入る)だが、「〜」の部分にミステリー小説に関連した単語を含む。
アンノウンとの複合時は「偽りの羅刹〜」となる。
アンノイズとの多種族の場合は、冠詞に一切漢字が使われていないものもいる。
多種族での冠詞は《魔天聖邪ビッグディアウト》の存在から「魔天」だと思われる。
進化クリーチャーは《偽りの悪魔神 バロム・ミステリー》のみ。
偽りの羅刹 アガサ・エルキュール P 光文明 (9) |
クリーチャー:デーモン・コマンド/アンノウン 13500 |
相手がクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のシールドをすべて見て、その中から進化ではないデーモン・コマンドを1体選び、バトルゾーンに出してもよい。 |
相手が呪文を唱えた時、自分のシールドをすべて見て、その中から呪文を1枚選び、コストを支払わずに唱えてもよい。 |
T・ブレイカー |
「終焉」の頂 オーエン・ザ・ロード P(SR) 光文明 (11) |
クリーチャー:デーモン・コマンド/アンノウン/ゼニス 11500 |
ブロッカー |
W・ブレイカー |
このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、自分の墓地のカードをすべて山札に加えてシャッフルする。その後、自分の山札の上から3枚を裏向きのまま、それぞれ新しいシールドとしてシールドゾーンに置いてもよい。 |
自分のクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに自分のシールドを2つ、手札に戻してもよい。(ただし、それらの「S・トリガー」は使えない) |
光のデーモン・コマンドは、イラストやその他特性に関して従来の闇のデーモン・コマンドを元にデザインされている。また、光のデーモン・コマンド/アンノウンの中で「真実の名」に目覚めたクリーチャーは1体もいない。
光デーモン・コマンドは、彼ら自身の間でシナジーを形成しているほか、《クリスティ・ゲート》という専用サポート呪文も持つ。
光文明らしく、シールド追加や呪文の回収を得意としているほか、全体の傾向として「他者の力を奪って自分のものとして使う」能力を持つという背景設定を意識した、相手が特定の行動を取ったときに能力が発動するクリーチャーが多い。
種族デッキとして上記の《クリスティ・ゲート》を主軸に据えた【クリスティ・ゲート】が有名。
- アンノウン複合時の冠詞に使用されている「羅刹」とは、仏教における西南の護法善神である鬼神らの総称。
ヒンドゥー教に登場する鬼神ラクシャーサが仏教に取り入れられた存在であり、元のラクシャーサは人を惑わし食らう魔物として描かれていたが、仏教における羅刹はラクシャーサ同様に恐ろしい存在とされつつも仏法を守護する聖なる存在としての側面も同時に持つとされる。
この点を踏まえると、悪魔でありながら神聖な光文明に属するというこの種族には非常にマッチしたモチーフと言える。
光デーモン・コマンドに関連する能力を持つカード [編集]
参考 [編集]
その他の文明のデーモン・コマンド(種族) [編集]
デーモン・コマンドは基本的には以上に述べた闇や光が中心の種族であるものの、一部にそのいずれも持たない例が存在する。当項目ではそれらについて述べる。
基本的には例外的な存在であり、複合している他種族のルールが優先されているか、王道篇に登場した「夜の四天王」「魔誕の勢力」などの背景ストーリー上で特殊な個体・勢力であるかに限られる。
悪魔右神ダフトパンク VR 無色 (7) |
クリーチャー:ゴッド・ノヴァ/デーモン・コマンド 8000+ |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、コスト6以下の無色クリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。 |
W・ブレイカー |
右G・リンク |
尖骨縫合 アレグスカル UC 水文明 (6) |
クリーチャー:ディスペクター/サイバー・ムーン/デーモン・コマンド 8000 |
EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く) |
ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず、攻撃されない) |
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする) |
炎怒の夜 アゲブロム SR 火文明 (4) |
クリーチャー:デーモン・コマンド/超化獣 4000 |
スピードアタッカー |
各ターン、はじめてこのクリーチャーが攻撃する時、アンタップする。 |
ハイパー化:自分の他のクリーチャーを1体タップする。 |
ハイパーモード 11000 |
W・ブレイカー |
自分がゲームに負ける時、かわりにこのクリーチャーを破壊する。 |
このクリーチャーが破壊された時、このターン、自分はゲームに負けない。 |
王道篇で登場した《炎怒の夜 アゲブロム》と《哀樹の夜 シンベロム》により、全文明に単色デーモン・コマンドが存在することとなった。
参考 [編集]
デーモン・コマンド(種族カテゴリ) [編集]
テキストに登場する「デーモン・コマンド」という語は、名前に「デーモン・コマンド」とつく種族全体を指す。元々は「デーモン・コマンド」という種族のみを指す用語だったが、アウトレイジのエラッタの影響とデーモン・コマンド・ドラゴンの登場によりカテゴライズされ、新たな概念として生じた。
「デーモン・コマンド」とある種族 [編集]
参考 [編集]