魔聖(ませい)デス・アルカディア》 [編集]

魔聖デス・アルカディア VR 闇文明 (6)
クリーチャー:エンジェル・コマンド/グランド・デビル 6000
ブロッカー
スレイヤー
相手のクリーチャーが自分のシールドをブレイクする時、そのシールドを手札に加えるかわりに墓地に置いてもよい。そうした場合、そのシールドをブレイクしたクリーチャーを破壊する。
このクリーチャーは攻撃することができない。

DM-21で登場したエンジェル・コマンド/グランド・デビル

クリーチャーとして再び登場した《聖霊王アルカディアス》。相変わらず大胆なシステムクリーチャーである。

シールドブレイクした相手クリーチャーブレイクされたシールドと引き替えに破壊するという強力な能力を持つ。自分のシールドを疑似《デーモン・ハンド》化する能力、と言い換えると分かりやすい。

ただしパワーがやや低く、《火炎流星弾》の射程内なので、【速攻】対策にはちょっと厳しいか。

  • DM-21発売時期のコロコロでは肉体を悪魔へと売り渡した《聖霊王アルカディアス》と漫画にて《聖霊王アルカディアス》の使い手でありガルドに洗脳された白凰を重ね合わせるような記事が書かれ、《アルカディアス》の肉体が明確に《デス・アルカディア》へと変貌していく段階を描いた「EVIL LIVE.(悪の生中継!!)」という専用イラストが描き起こされており大きく取り上げられていた[1]
    またDM-21のCMや同時期のおはスタでも「闇に堕ちたアルカディアス」という部分が強調されて宣伝されていた。
    しかし、漫画では白凰及びW(ホワイト)がこのクリーチャーを使う機会はなかった。彼の愛用する《ヘブンズ・ゲート》と相性が良くないのも理由の一つかもしれない。
  • 初収録から約19年後の2025年のデュエチューブの背景ストーリー解説にて、「『秩序の象徴』として長らく知られていた存在故に『アルカディアス』の名に敬意を表してアルカディアスの名前を語る存在も少なくない。ほとんどの場合においてアルカディアスとは別人」、「闇文明から光文明の力を得ようとした場合にアルカディアスの名前を借りることが多い」と語られ、その例の一つとして挙げられた。
    • 従来の《アルカディアス》本人からアルカディアスを名乗っているだけの無関係な別人という形に設定が変更されたと考えるのが最も自然か。だが、従来語られてきた「滅亡寸前の仲間達の命を救うべく自分の魂と肉体を悪魔へと売り渡した」という経歴も無効になり、果たしてどういう経歴で自称《アルカディアス》となったクリーチャーなのかという謎が発生した。
      • フレーバーテキストに描かれた設定が現在でも有効であると仮定すると、自称《アルカディアス》ではあっても「魔に落ちた精霊」であること自体は事実であるとも考えられる。しかし当初はエンジェル・コマンドだったとした場合は、上述の闇文明から光文明の力を得ようとしたという説明との違和感が生じる。
        《アクア・ホーリー》《樹脈の守護者エバード・ゼノム》のように最初から本来の文明に所属していない闇文明のエンジェル・コマンドだったのだろうか。
      • この場合上記の《アルカディアス》の肉体が明確に《デス・アルカディア》へと変貌していく段階を描いた「EVIL LIVE.」については、現在では無かったことになっていると思われ、そこで明かされた設定は今日では無効となっているものと考えられる。
    • DM-21発売当初の設定も未だ有効であるものとして考えると、「魂と肉体を悪魔へと売り渡した《アルカディアス》をグランド・デビルが吸収した結果、人格の主導権はグランド・デビルとなったが、吸収した《アルカディアス》の力や名声に肖って《デス・アルカディア》に改名した」とも考えられる。

デュエル・マスターズ プレイスでは [編集]

魔聖デス・アルカディア SR 闇文明 (6)
クリーチャー:エンジェル・コマンド/グランド・デビル 6000
ブロッカー
W・ブレイカー
スレイヤー
相手のクリーチャーが自分を攻撃してブロックされなかった時、ランダムな自分のシールド1つを墓地に置く。そうした場合、そのクリーチャーを破壊する。

DMPP-07で実装。レアリティスーパーレアに昇格し、能力が強制になったが、能力の発動タイミングが相手のクリーチャーが自分を攻撃してブロックされなかった時になった。
また攻撃出来るW・ブレイカーとなった。

能力の発動タイミングがブレイクされる前に変更になったため、W・ブレイカー以上の打点が飛んできてもシールド1つ犠牲にするだけで済むようになった。
また、《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》などのブレイク置換効果にも対処できるようになった。
TCG版と同様、選んでいるわけではないのでアンタッチャブルも破壊できる。

一方、ブレイクそのものを防ぐ能力ではないので《薩摩の超人》などの「効果によるブレイク」では破壊できなくなっている。

全体的に強化点が目立つが、能力が強制になったことは致命的な弱点となり得る。《腐敗電脳アクアポインター》のようなあまり攻撃してこないcip持ちのクリーチャーにシールド焼却の機会を与えてしまう場合などがそれに当たる。そのようなクリーチャーは破壊しても大した損失にならず、むしろ《リバース・チャージャー》で使いまわされる可能性もあるので、こちらのシールド1つの損失より軽傷で済んでしまう。一応このクリーチャーでブロックできるが、物量で押されるとそのままシールドがどんどん焼却されていってしまう。

  • 複数体《デス・アルカディア》がいると、相手1体の攻撃に対し自分の場にいる《デス・アルカディア》と同じ数だけ自分のシールドが墓地に置かれてしまう。
    • 攻撃クリーチャーの破壊もその回数だけ発生する。通常は1回目の破壊で攻撃クリーチャーが破壊されるため、単なるシールドの無駄自己焼却にしかならない。ただ、リソースを犠牲にするタイプの破壊置換効果が相手の場合、そのリソースをより多く削ることができる点で全くの無駄とは言えない。
  • 「シールドを墓地に置く」のは強制だが、自分のシールドが1つもないと「そうした場合」以降の効果は使えない。よって、自分のシールドがなく、ダイレクトアタック時にシールドの犠牲なしで相手クリーチャーを破壊することはできない。
  • 攻撃クリーチャーが破壊されることにより攻撃クリーチャーの攻撃が終了するが、このカードの能力に「攻撃を中止する」効果は含まれていないため、除去置換効果で破壊を凌がれるとそのままシールドブレイクに進む。
  • ブレイクの代わりにシールドを犠牲にすることができるため、ブレイクされない系のミッションを達成するときにも有効。ただし除去されやすいパワーのブロッカーであるため過信は禁物である。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

  • DM-21DMPP-07
    魔に落ちた精霊の身体に渦巻く後悔は、怒りに代わり、すべての生命を死へと追いやる。

収録セット [編集]

デュエル・マスターズ [編集]

デュエル・マスターズ プレイス [編集]

参考 [編集]