能力横取り [編集]

それ自身以外のカードが持つ能力を自分のものであるかのように使う能力について解説する。

狭義では《The邪悪 寄成ギョウ》のみが能力の横取りを行うことができる。それについては該当ページを参照。

ここでは、それ以外のものも含めた「他のカードの能力を自分が使う」能力全般を扱う。

The邪悪 寄成ギョウ SR 水/闇/自然文明 (11)
クリーチャー:ジュラシック・コマンド・ドラゴン 12000
T・ブレイカー
相手のクリーチャーが出て、その能力がトリガーする時、かわりに自分がその能力を使う。
相手のターンのはじめに、クリーチャーを1体、相手の墓地から選んでもよい。そうしたら、相手はそれをタップして出す。
クリス=タブラ=ラーサ OR 無色 (18)
クリーチャー:ゼニス・セレス 28482
水晶ソウル3(このクリーチャーを召喚する時、自分のマナゾーンにある裏向きのカードのマナの数字は3になる)
ブロッカー
ワールド・ブレイカー
このクリーチャーが召喚によって出た時、バトルゾーンと墓地にある相手のクリーチャーを好きな数選ぶ。その選んだクリーチャーの「このクリーチャーが出た時」で始まる能力をすべて、自分が使う。
クリスターナル・Κ(このクリーチャーが離れる時、または自分がゲームに負ける時、かわりに自分のマナゾーンにある裏向きのカードを3枚、表向きにしてもよい)

広義 [編集]

本来「能力」はすべてのカードタイプに対して用いられる用語だが、呪文の場合はその呪文そのものを横取りして唱えることが一般的であるため、別個で呪文横取りと呼称される。

呪文横取りと決定的に異なるのは、あちらは「『相手のカード』という情報を持ったまま、本当に自分が唱える」という処理になる点。(公式Q&A

このページで便宜上名付けた「能力横取り」は、『相手のカード』そのものではなく、カードから呼び出される『実体のないもの(=生成済みの効果)』をあたかも能力かのように使っているだけで、奪っているわけではない。

DM25-EX2までの時点で、この能力の持ち主はすべてがクリーチャーであり、また横取りできる能力も専ら相手エレメントcipである。

横取りした能力は、そのほとんどがその能力横取りを行ったエレメント自身が発生源として扱われる。

相手依存ではあるものの、相手が使用した、あるいは本来使用するはずだった能力の恩恵を自分が得るという性質上、相手にアドバンテージを埋めさせない/開かせない能力として機能することが多い。そのため、フィニッシャー適性が比較的高くなりがちな傾向がある。

上述の特性のためかこの能力の持ち主は重量級であることが多く、そうでないものもランダム性が強かったりpigシビルカウントなどで発動条件が厳しかったりといった、使用難易度を高める調整がされている。

当該カード [編集]

大きく分けて「相手が実際に能力を発動することによって誘発し、その誘発した能力を自分が使う」タイプと、「特定のカードを対象に取り、そのカードが持っている能力を自分が使う」タイプに分けられる。

相手が能力を発動することによって誘発するタイプ [編集]

相手の能力の発動に反応し、その能力を横取りするタイプ [編集]

  • 《The邪悪 寄成ギョウ》(相手は能力を使用できない、置換効果。能力の発生源は、その能力をトリガーさせたクリーチャーのまま)

相手の能力の発動に反応し、その能力をコピーするタイプ [編集]

カードを見て、あたかも新たにトリガーさせたかのように使用するタイプ [編集]

相手のカードが持つ能力を選んで使用するタイプ [編集]

自分のカードが持つ能力を選んで使用するタイプ [編集]

余談 [編集]

  • 自分のカードの能力を、相手にも使わせる挙動(「唱えてもよい」指定)になるカードは、《英知の防壁》がある。

参考 [編集]


[1] 実際に横取りできる能力はcipのみ