《ボルシャック・ファイアー》 [編集]
ボルシャック・ファイアー P 火文明 (7) |
呪文 |
S・トリガー |
アタック・チャンス:名前に《ボルシャック》とあるクリーチャー(名前に《ボルシャック》とある自分のクリーチャーが攻撃するとき、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい) |
このターン、自分の墓地にある火のカード1枚につき、自分のクリーチャー1体のパワーを+1000する。相手のクリーチャーを1体選ぶ。その2体にバトルさせる。 |
DMX-21で登場した火の呪文。
「自分の墓地にある火のカード」の変数を使うパンプアップ、効果バトルを行う効果を持つ。
S・トリガーとアタック・チャンス、2種の踏み倒し能力も持つ。
第一に、この呪文はデュエマのルールを熟知していないと正しく使えないため、まずは唱えた際の流れを書くことにする。
この呪文を唱えたら [編集]
- 唱えている《ボルシャック・ファイアー》を含めずに自分の墓地にある火のカードを数える(以下「X枚」とする)。
- 現在詠唱中のカードが墓地にあるカードに含まれないのは《怨念集結》と同じ。
- 続いて自分のクリーチャーを1体選び、そのクリーチャーに「X枚に1000を掛けた数」パワーを上昇させる。
- 《ボルシャック・ファイアー》を唱える前に墓地に火のカードが1枚もなかったのなら、パワーはそのままで効果バトルすることになる。
- 相手のクリーチャーを1体選び、先ほど選んだ自分のクリーチャーと効果バトルする。
- 呪文の処理が終わり、《ボルシャック・ファイアー》が墓地に置かれる。ただし、このカードの移動によって「X枚」で定めた自分のクリーチャーのパワーの上昇値は変わらない。
- 608.2b 呪文能力や能力によって、変数を含む継続的効果が発生した場合、その変数の値は解決時にのみ定められ、その後で変化することはありません。
アタック・チャンスで唱えたら、あたかも元祖《ボルシャック・ドラゴン》のように、攻撃中にパワーが上昇したように錯覚するが、《ボルシャック・ファイアー》の継続期間は1ターン永続である。攻撃が終わってもパワーは下がらない。
性能について [編集]
コストが7と重いが、アタック・チャンスにS・トリガーと、コスト踏み倒し手段を2つも備えている。
アタック・チャンス条件であるボルシャック系列のクリーチャーは、元々このカードと同系の疑似パワーアタッカー能力を持っているため、アタック・チャンスで発動すれば実質二倍のパンプアップを持った状態で効果バトルを行える。この状態ならば、大抵のクリーチャーはバトルで破壊できるようになるだろう。
ビートダウンの補助として邪魔なブロッカーを除去したり、S・トリガーで守りを行うなど、柔軟な活躍ができる。
また、バトルに勝つことが覚醒条件である《時空の火焔ボルシャック・ドラゴン》との相性も良く、効果バトルを利用して覚醒を狙うことができる。なお、《時空の火焔ボルシャック・ドラゴン》の攻撃に対してアタック・チャンスで唱えた場合、覚醒時には既にタップされている状態となるため《勝利の覚醒者ボルシャック・メビウス》のアンタップ能力は使うことができないので注意。
欠点としては、あらかじめ手札に握っておかなければならない点と効果バトルを行う味方クリーチャーが存在しなければ全く効果を及ぼさない点だろう。
除去が得意な相手や、【速攻】とぶつかった時の序盤だとS・トリガーでめくれても意味が無くなってしまう場合があるので気を付けたい。
- 《王闘竜皇 ボルシャック・ドラゴン》とは結構相性が良い。効果バトル発生装置なのもあるが、その攻撃時にタダで自分の墓地に火の呪文を落とすことにつながるからである。冒頭の「この呪文を唱えたら」の部分では後から火のカードが増えてもパワーは増えないとあるが、《王闘竜皇》側が火のカードを常時カウントしているので+3000になってくれる。また、そちらの「バトルに勝った時」の解決時点で《ボルシャック・ファイアー》による1ターンの間のパンプアップと、常時カウントのパンプアップを合算したパワーを参照してマナゾーンからの踏み倒しも行える。
関連カード [編集]
パンプアップの目安となる類似カード
収録セット [編集]
参考 [編集]