初動札 [編集]

下準備を行うためにゲーム序盤に使用することを前提として採用されるカード群の総称。

リソースを得られる軽量級カードである場合が多いが、用語としては特定の動作やコスト帯、カードタイプを示すものではない。

墓地利用デッキなら墓地肥やしビッグマナならマナブースト速攻デッキなら攻撃可能なウィニー、などと初動札として採用するべきカードはデッキの性質によって大きく異なる。

ビッグマナ手札交換【ヘブンズ・ゲート】墓地肥やしなど、デッキの性質と噛み合わない初動札を採用することはデッキの完成度と強さを大きく損なう可能性がある。
各々のデッキはそれぞれが独自の性質を持っており、一概に「こういう方向性にはこれ」と大雑把に括ることはできない。使用するデッキコンセプトフィニッシャーの性質をよく吟味して選択する必要がある。
以下は具体的な実例。

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ゲーム序盤に初動札が1枚も引けなければ大きく出遅れることとなり、逆に中盤以降に手札が初動札で埋め尽くされると所詮下準備にすぎないこれらのカードパワーで勝利することはほぼ不可能。いずれも手札事故であり、敗北に直結する。
そのため、一般的に初動札はゲーム開始時の5枚の手札の中に1枚以上引ける確率が8~9割に達する下限値である11~14枚程度採用するのが理想的であると言われる。(詳細は確率表を確認)

多くの場合、初動札は軽量級であることが最大の売りであるため単体のカードパワーは低く、ゲーム開始直後の序盤以外では腐りがち。
そのため、ツインパクトG・ストライクなど1枚で複数の役割を持つカード、マナチャージに使いやすい単色カードは中盤以降も腐りにくく初動札として好まれやすい傾向がある。

  • たとえ序盤から使用可能な軽量級であっても、除去札やメタクリーチャーなど相手の行動を妨害するためのカードは、それ自体が自分のデッキを運用するための下準備となるわけではないため初動札と見做されないことが多い。
    キャントリップがついている場合やクリーチャーの数を揃えることそのものがデッキコンセプトと合致している場合などはその限りではない。

初動札に該当することが多いカード・能力の例 [編集]

参考 [編集]

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