山札(やまふだ) [編集]


バトルゾーン
 
シールドゾーン山札墓地超次元ゾーン
または
超GRゾーン
超GRゾーン
または
超次元ゾーン

マナゾーン
 

概要 [編集]

ゾーンの1つ。また、そこにあるカード群のこと。
デッキのカードのうち、これから使用されていくものが置かれる場所である。

人類は右利きが多いため、ゲーム中は持ち主から見て基本的に右側に置く。お互いが了承するなら左利きの人がカードをドローしやすいように左側に置いてもよい。

ゲーム中はここから手札を補充して使っていくことになる。

ルール [編集]

  • 山札の枚数はゲーム中いつでも数えることができる。
    また、相手の山札の枚数を相手プレイヤーに確認することができる。確認されたプレイヤーは枚数を数えて対戦相手に伝えなければならない。
  • カードの効果で山札全体を見た場合、一度シャッフルしてからゲームを続ける。一部を見るまたは表向きにした場合は、カードの指示に従って所定の場所に置く。
  • 山札が0になったプレイヤーはその時点でデュエルに敗北する。→ライブラリアウト
    • このルールを改変する効果を持つカードも存在する。
  • カードの効果でカードを山札に戻す際、戻す位置について指定(『山札の一番下』など)が無ければ、山札に戻されるカードの持ち主がその位置を決める。
    戻す位置の指定が無い能力のほとんどは山札に戻した後で山札をシャッフルするため、基本的にはどこに戻しても変わらないが、《Q.Q.QX.》能力などでシャッフルを禁止されている場合、山札の好きな位置にカードを戻せるようになる。
    また、オーラの付いていたクリーチャーが山札に戻される場合、オーラも一緒に山札に戻されるが、オーラは「山札というゾーンに移動させる」のみを継承し、「山札のどの位置に戻すかは継承しない」というルールのため、山札の好きな位置に戻すことができる。

戦術・テクニック等 [編集]

  • デッキ」という用語と混同されることも多いが、山札とデッキは根本的に異なる用語である。デッキとは山札と全てのゾーンを含めた40枚のカードの束の事であり、山札もデッキの一部である。なお、公式用語では「デッキ進化」では例外的に「山札」の意味で「デッキ」という言葉が使われている。
  • ターンのはじめに山札から必ず1枚ドローする。よって、山札が1枚の状態でターンを終了した場合、ほぼ敗北が確定する。
  • 山札にカードを戻す効果のうち、「カードを戻してから山札をシャッフルするタイプ」と「好きな順序で/ランダムな順番にしてから山札にカードを戻るタイプ」の2種類がある。

山札に既知のカードを加えつつ全体が無作為化される場合の特徴 [編集]

主なカード
《お清めシャラップ》による墓地リセット
など。
  • 【裁定】自分の《Q.Q.QX.》によって相手のシャッフルが禁じられている場合、相手はそれぞれのカードを自身の山札の好きな位置に加えることができる。その後、シャッフルは行わない。(公式Q&A)
  • 次に既知のカードが公開されたとき、それによって新たな情報は得られにくい。
  • 《アルカディア・スパーク》で1枚のクリーチャーを山札送りにした場合、低確率で山札送りにしたカードがそのまま手札に加わることがある。
    • 自分側は何のカードが相手の手札に加わったか知ることができないが、相手は山札送りにされたカードの所在(=現在の手札の中)を知ることができ、山札の濃度の把握もできる。
  • 相手が《ブレイン・ストーム》などで山札の仕込みを行い、そのコンボが発動する前に山札全体を無作為化することで、コンボを台無しにできる。
  • 《アクア・ギャクテンポインター》のループ証明が困難だったのはこちらのタイプであった点も一因。山札内に《ギャクテンポインター》が2枚以上ある状態でループを開始した場合、デッキボトムを公開する前に必ず《ギャクテンポインター》が捲れてしまうため、ジャッジにデッキ内容を確認してもらうなどのグレーな方法を取らなければデッキボトムに《ギャクテンポインター》以外のクリーチャーが潜んでいない事を証明できない。

山札そのものは無作為化されず、その下に既知のカードが加わる場合の特徴 [編集]

主なカード
好きな順序で《埋め立てロボ・コンクリオン》による墓地リセット
《ドンドン吸い込むナウ》といった部分的サーチ全般(TCG版)
など。
ランダムな順番で《【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】》山札回復
ヨビニオン」能力
《歓喜の歌》
デュエプレでの山上サーチ後の処理全般
など。
  • 新たな山札の下からn枚は、好きな順序もしくは無作為化されたカードのみで構成される。
  • 現在の山札の枚数から、山札の下部にある既知のカードの枚数を引き算すれば、その数が未知のカードである。
    • 山札が15枚あり、《トレジャー・マップ》を2回唱えてそれぞれ1枚ずつ手札に加えている。山札は13枚になるが、下から8枚は既知のカードで、上から5枚は未知のカードである。
  • 殿堂入りバージョン分け、山札以外で公開領域に3枚と既知のカード1枚が山札にある証明ができる等の理由で、存在を区別できる状況において、次に山札から既知のカードが公開されたとき、山札が一巡したことがわかる。
    • 一巡したかどうかは、[加わった後の山札]-[加えたカード]をして山札の上からその数カードが移動していても一巡したと知ることができる。

その他 [編集]

  • 山札が絡むループの証明の際に、1度表向きにしたカードを山札に戻す場合、証明しやすいように便宜上表向きにして山札に置くことがある。順序が不作為化されない限り、山札に何が置かれたかは明白であるためである。
  • 漫画「デュエル・ジャック!!」の1巻オマケ漫画では、「山札ゾーンにカードは40枚」というデッキ構築のルールが定められている理由についてショーが「40枚っていうのは、デュエルにちょうどいい枚数なんだ」と解説している。

参考 [編集]