《バイナラドア》 [編集]

バイナラドア R 無色[ジョーカーズ] (8)
クリーチャー:ジョーカーズ 2000
S・トリガー
このクリーチャーが出た時、バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計3枚以上あれば、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の山札の下に置く。その後、自分はカードを1枚引く。

DMRP-01で登場した無色ジョーカーズ

ジョーカーズレベル3で相手のクリーチャー山札送りし、1ドローするS・トリガー獣

ジョーカーズレベルのためにデッキビルディングは若干制限されるが、潜在的なスペックでは《凶殺皇 デス・ハンズ》を上回る。山札という墓地よりも圧倒的に再利用が難しいゾーン確定除去を放てる上、ターンが返ってきたら《デス・ハンズ》同様殴り返し打点に利用できる。
おまけのように付いているドローも逆転のキーカードを引き込める可能性があるなど、同弾でフィーチャーされたスーパー・S・トリガーとは別ベクトルでオーバースペックな防御札である。

このクリーチャー自身もジョーカーズなため、ジョーカーズレベルの達成には他のジョーカーズは2枚あればよい。【ジョーカーズ】なら労せず達成できる条件であり、どちらかと言えばその他のデッキグッドスタッフにならないように調整されたと思われる。

1〜2ターン目にシールドブレイクされて条件達成前に登場する可能性もわずかにあるが、アタッカー《予言者クルト》《凶戦士ブレイズ・クロー》なら、それを上から踏める時点で最低限の仕事はしている。

ルール [編集]

他のカード・デッキとの相性 [編集]

環境において [編集]

新章デュエル・マスターズ環境では【無色ジョーカーズ】防御札として活躍。強力なcipに加えて、一番隊サイクル《パーリ騎士》などと相打ちできるパワーラインも評価されていた。

一方で過剰打点によるワンショットに対して刺さらないことから採用を見送る派閥も根強く、これのかわりに《終末の時計 ザ・クロック》4枚積みしたレシピも結果を残した。

双極篇環境では【ジョット・ガン・ジョラゴン】で使われた。同コスト防御札には《ニルバーナー》もあったが、タップ状態の《時の法皇 ミラダンテXII》除去できる点などで差別化できた。

十王篇では【旅路バーンメア】が成立し、一部の型に2枚程度挿される場合があった。
ただ、超天篇頃からS・トリガーインフレが進んでおり、単体除去にしかならない欠点はすでに目立ちつつあった。

《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》殿堂解除後の【無色ジョーカーズ】防御札《ネフェルカーネン/タイム・ストップン》《王道の弾丸 ジョリー・ザ・ジョニー》各4枚のみに絞ったレシピが主流となり、このクリーチャーは候補から脱落している。

アニメ・漫画において [編集]

  • アニメ「VSRF」第47話で切札 ジョーが同名の自作カードを使用。《音感の精霊龍 エメラルーダ》で仕込んだシールドから召喚し、コジローのクリーチャーをすべて除去した。
    クリーチャーを吸い込んだ時に「ゴクリ」という嚥下音、ドアが閉まった時に「ピンポーン♪」というクイズ番組のようなチャイムが鳴る。
    +  テキスト
  • 漫画「デュエル・マスターズ(2017)」では某ひみつ道具のようなワープ能力を持つクリーチャーとして描かれる。ただし、行き先はランダム。
    第5巻の巻末オマケ漫画によると、松本しげのぶ氏の連載前の原画には「ドア男」と仮の名前が書かれていたという。
  • アニメ「デュエル・マスターズ(2017)」では第1話から登場。担当声優はドギラゴンやミラダンテを演じた木島隆一氏。
    +  活躍

その他 [編集]

  • DM24-BD2版のイラストを初出時と見比べると、DMRP-01版は南国にいる《バイナラドア》の体を通して氷海が見えているのに対し、DM24-BD2版は氷海にいる《バイナラドア》の体を通して南国が見えている。つまり、DM24-BD2版は史上初めて《バイナラドア》の「裏側」を描いている。
    イラストレーターは同じなので7年越しのセルフオマージュと言える。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

デュエル・マスターズ [編集]

デュエル・マスターズ プレイス [編集]

参考 [編集]


[1] 劇中では「南国リゾート」とだけ言われているが、チラシに明記されている