【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】 [編集]DMEX-12で登場した《特攻の忠剣ハチ公》のガチンコ・ジャッジで勝ち続け、バトルゾーンを埋め尽くすデッキ。【ハチ公ワンショット】とも。
主要カード [編集]
禁断 [編集]
候補カード [編集]
ツインパクトの候補 [編集]超次元ゾーン [編集]
このデッキの回し方 [編集]大まかなデッキの動かし方は単純明快。 《Q.Q.QX.》型は《ハチ公》登場以前に既に存在していたデッキに喩えると「キルターンが1ターン遅い代わりに、カウンター札を踏まない限り絶対にコスト踏み倒しが外れない【“B-我”ライザ】」といったところ。もっとも、《轟く革命 レッドギラゾーン》によるアンタップで《Q.Q.QX.》の効果を1回余分に使えることを考えると、詰め性能は【“B-我”ライザ】よりも若干高いか。 デッキ内をすべて《ハチ公》にする事も出来るが、《バグル・パズル》や遊撃師団と違ってこのクリーチャー自身をリクルートできる為、その必要性は薄い。 DMEX-18で登場した《13番目の計画》は、大量に積んだ《ハチ公》がガチンコ・ジャッジで弱みになるというこのデッキのジレンマを緩和してくれるため、非常に相性が良い。 長所 [編集]相手がS・トリガーをほとんど搭載しないほど速攻に特化した構築なら、最速で殴り切られない場合は高い確率で勝てる。 デッキの4分の3がコスト6以上という構成もざらなので、ガチンコ・ジャッジによる勝率は高い。何なら《ハチ公》のコスト4も、2コスト域から4コスト域に位置する軽量級から中量級のカードがメインデッキの約半分の割合で積まれるのが一般的なデッキビルディングの基本であることを考えると低い部類ではない。 極端な話、《ハチ公》でガチンコ・ジャッジに2回連続で勝つという前提条件を満たせば、《ヘブンズ・フォース》、《ハチ公》、《轟く革命 レッドギラゾーン》の3枚で先攻2ターンキルができる。 《ハチ公》で初期状態からダイレクトアタックまでガチンコ・ジャッジに勝ち続けると仮定した場合、2コスト初動マナブーストとこれ本体のみで先攻3ターンキルができる。低コストカードで固められている【我我我ブランド】との対面なら、高コスト防御札が充実していることもあって、理想論でも何でもなくダイレクトアタックまでガチンコ・ジャッジに勝ち続けることは十分期待できる。手札2枚要求の先攻3ターンキルは、過去にこれ以外には【ドギラゴン剣】があった程度のものである。 《ハチ公》の性質上、オールタップを防御手段とする相手には止められない。 受け札が強固なので、【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】のようにひたすら安定3ターンキルに特化したデッキは余裕で受けられる。《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》の疑似アンタッチャブルでランデスされても、先置きの《ハチ公》が無事ならそこから展開して行けるためどうということはない。 また、《ハチ公》は攻撃を重ねるほどに増殖するため、シールド0枚の状況で発動する単体除去に極めて強い。【赤緑ボルシャック】や【モルトNEXT】などの対面でずらりと並べた《ハチ公》を《レッドギラゾーン》でアンタップさせれば《ボルシャック・ドギラゴン》にも怯まないだろう。 2コストマナブーストが12枚程度入るので、プレイしようと思えば6コストの《ボルシャック・スーパーヒーロー》の素出しや《ハムカツ団の爆砕Go!》の手打ちまで十分できる。相手が低パワーのメタクリーチャーで盤面を固めた時には考えられるゲーム運びである。 耐性がないコスト踏み倒しメタが1体や2体並ぶ程度ならS・トリガーで除去すれば問題ない。 極論マナブースト枠8枚、《ハチ公》本体8枚を除けばすべて自由枠なので、構築の自由度が高い。 火のコマンド指定の侵略持ちのカードプールは時々拡充される。そのため、デッキ構築の幅は時を重ねるほどに広がると言える。 ハチ公とマナブーストの主要パーツが欠落しないため、コモン・アンコモン限定戦でも活躍している。→【ハチ公ガチンコ・ジャッジ(CUC限定戦)】 短所 [編集]普通のデッキ相手に1ショットキルが毎回上手く決まる可能性は低い。その為、《伝説の禁断 ドキンダムX》を《テック団の波壊Go!》対策に用意したり、《生命と大地と轟破の決断》から《Q.Q.QX.》や《呪紋のカルマ インカ》と一緒にバトルゾーンに出すなど、相手の妨害対策といった工夫も用意しておきたい。《Q.Q.QX.》によるシールド焼却を《轟く革命 レッドギラゾーン》でおかわりすればある程度は対策できるが、結局それでS・トリガーをシャットアウトできるかどうかも運である。 コスト踏み倒しのタイミングが攻撃終了ステップなので、《轟く革命 レッドギラゾーン》が着地する前はブロッカーには脆い。 コスト踏み倒しメタ全般に弱い。当然対策札で何とかしなければならないが、除去に1ターン使うだけでも痛手である。手札以外メタなら《轟く革命 レッドギラゾーン》によるマッハファイター付与で除去するという手もあるが、出たターンとマッハファイターで大賞を取れるターンの2ターンを要する上にファイナル革命の空撃ちも余儀なくされるため、苦肉の策である。 この手のカードに言える事だが、同名カードを一気に除去する《天使と悪魔の墳墓》や《蓄積された魔力の渦》には弱い。 シールド落ちや全体除去を食らうなどの要因によって、いざという時にデッキにまともに《ハチ公》が残ってないという事態も起こり得る。そのため、《ハチ公》を山札から使い切らないようにするという意味でも《轟く革命 レッドギラゾーン》の革命チェンジを挟むのは大切。 《バサラ》のように結果的に同パワーを参照する火力が刺さる場合も結構ある。特にそちらは火力に附随したシールド焼却も持つため、大量に《ハチ公》を並べてから踏むと詰みに等しい。異なるパワーのクリーチャーが残っていたとしても【赤黒バクロ法師】の場合は《一王二命三眼槍》でそれをケアされるので意味がない。 純粋な手札補充には乏しいため、ハンデスも若干苦手。マッドネスで対策はできるが、それで劇的に戦況が好転するほどでもない。安定フィニッシュには《轟く革命 レッドギラゾーン》を使わない理由が無いため、そちらが落とされるパターンも厄介。とはいえ手札が枯れたところに今引きで《ハチ公》を引っ張り込んでそのままフィニッシュといった展開もあるため、苦手一辺倒ではない。 防御札がほぼ高コストS・トリガーと申し訳程度のG・ストライクのみなので、呪文メタや追加ターンに弱い。特に《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》での呪文ロックと《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》での追加ターン生成を武器とする【白ガイアッシュ覇道】は見切り発車でもない限り止められない。《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》での連鎖ストップと、殴り返しで盤面を一掃した後の《流星のガイアッシュ・カイザー》での足止めがあるので猶更である。 環境において [編集]殿堂レギュレーションのチャンピオンシップでもDMBD-13・DMBD-14期からDMRP-15期にかけてポツポツと4位以内入賞が報告されていた。 DMEX-15で《シビレアシダケ/インビンシブル・パワー》を獲得し、同期のオリジナル環境でチャンピオンシップ上位入賞が散見されるようになった。 2021年末のオリジナルのチャンピオンシップでは、ひたすらG・ストライクや《アイド・ワイズ・シャッター》に強い点から、4位入賞を果たした。 DMBD-19・DMBD-20期には【JO退化】や【我我我ブランド】、【青黒緑退化】/【白青黒退化】など、呪文ロックが無くとも困らない対面が目立つため、《正義の煌き オーリリア》のような呪文ロックに頼らない型が主流化。《正義の煌き オーリリア》は単純にガチンコ・ジャッジの濁りになる恐れがあるというのもある。 王来MAX環境(オリジナル)に入ると《超七極 Gio/巨大設計図》基盤の流行によって見直された《唸る鉄腕 ギリガザミ》や【JO退化】、【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】対策となる《S・S・S》が投入される型も目立った。【青黒緑ゲンムエンペラー】や【白青黒退化】など、《∞龍 ゲンムエンペラー》採用型デッキに刺さる防御札というところが大きい。DMBD-21・DMBD-22発売から約半月後には、《エイエイオー》や《龍脈術 水霊の計》をおしゃれ枠的に採用し、あわよくばフィールドアドバンテージやハンドアドバンテージを稼ごうとする型がオリジナルで優勝した。 DM22-BD1発売から3週間後のオリジナルでは、追撃要員に《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》を、防御札に《龍頭星雲人/零誕祭》を採用した黒赤緑型がチャンピオンシップ3位入賞を果たした。 DM23-SP1期からDM23-SD2期に掛けてはコスト軽減メタや《ボン・キゴマイム》のような出た瞬間その後除去されるかどうかに関わらず相手を縛る速攻メタ以外なら1ターンに2体メタクリーチャーを除去できる《“乱振”舞神 G・W・D》を使った型が目立った。増加した青黒緑ウィニー基盤に刺さるのが大きい。 DM23-RP2で《ボルシャック・ガラワルド》を獲得。相手にターンを凌がれても展開した味方盤面がある程度残っていれば追撃や相手が返しのターンに出したブロッカーへの対策などになる。 DM23-EX1で《飛翔龍 5000VT》、《「必然」の頂 リュウセイ/「オレの勝利だオフコース!」》(レアケースの《運命の親衛隊シウバ/「その運命、我らもそれに従おう」》)を獲得。特に《飛翔龍 5000VT》は多くの場合において低コストで出てきながらコスト踏み倒しメタ対策と打点を溜めることを1体でこなす優れ物である。 DM23-RP3期には《流星のガイアッシュ・カイザー》で《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》や《勝利宣言 鬼丸「覇」》を早出しするサブプランを盛り込んだ型がオリジナルのチャンピオンシップで4位入賞した。 だが【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】が環境首位に鎮座し、DM23-EX2での強化によって【ヘブンズ・ゲート】系統が増えると、入賞報告が途絶えた。 その後も、高い3ターンキルの再現性に詰め性能を誇る【青赤マジック】の隆盛、およびそちらへの対策となるコスト踏み倒しメタの巻き添えなどから、苦境が続いた。 それでも速度と再現性で有象無象を圧殺するポテンシャルは伊達ではなく、『DMGP2024-1st』Day2の3人1チーム戦(オリジナル)では、本戦進出の64チーム192人中2人に使用が見られる辺り流石といったところか。また、DM23-BD7で《ブルー・インパルス/「真実を見極めよ、ジョニー!」》を、DM24-SP1で《真久間メガ》を獲得するなど、強化が途絶えた訳ではない。 DM24-EX1期には《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》対策で《配球の超人/記録的剛球》を《イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ》に変えた構築がオリジナルのCSで優勝。また、光のオールタップS・トリガーや《「オレの勝利だオフコース!」》で《異端流し オニカマス》対策をする型も見られ、少し前までしばらく《異端流し オニカマス》が手薄であったところから変化が表れている。 DM24-RP3で《逆転の剣スカイソード》を獲得。1枚捲れるだけで相手1体を処理しつつ正味2体分溜めることができるS・トリガーであり、当たり前だがガチンコ・ジャッジにも強い。 DM24-BD3・DM24-BD4発売直前のオリジナルでは、《【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】》2枚と《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》1枚を採用し、【シールドプリズン】と【白青黒マーシャル】への対策を徹底的に行った青赤緑型が64人参加のチャンピオンシップを4位入賞。どちらの山札回復手段も名目コストがガチンコ・ジャッジデッキにとって合格点なのが幸いであった。そちらのレシピには打開札として《超球の超人/父なるタッチダウン》も2枚投入されていた。 その他 [編集]参考 [編集]タグ:
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