《時空の支配者ディアボロス Z》 [編集]
※正式な表記は《Z》ではなく《Ζ》だが、ページ名は入力のしやすさを優先して《Z》を用いている
| 時空の支配者ディアボロス Z SR 光/水/闇/火/自然文明 (10) |
| サイキック・クリーチャー:ワールド・コマンド 9000 |
| E・ソウル |
| ブロッカー |
| このクリーチャーは攻撃できない。 |
| 相手のクリーチャーの能力によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。 |
| 覚醒−自分のターンのはじめに、バトルゾーンまたはマナゾーンから自分のカードを3枚選び、山札に加えてシャッフルしてもよい。そうしたら、このクリーチャーをコストの大きいほうに裏返す。 |
| 覚醒後⇒《最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z》 |
DM-39で登場したE・ソウル持ちの5色レインボーのワールド・コマンドのサイキック・クリーチャー。
クリーチャー限定のアンタッチャブルを持った大型ブロッカーである。
ブロッカーであるため本来なら除去の的にされやすいところだが、その弱点を自身である程度補っている。
《アクア・サーファー》などは勿論のこと、《無頼勇騎ウインドアックス》や《爆竜 GENJI・XX》などのメジャーなブロッカー破壊を回避できるのでなかなかの場持ちを期待できる。《超次元ガード・ホール》でビートダウン相手に出せれば厄介な壁となってくれるだろう。
ただし呪文による除去には弱い。対策は返しのターンに呪文で除去することである。
《クリティカル・ブレード》や《父なる大地》、《スパイラル・ゲート》や《魂と記憶の盾》などを使えば、軽いマナで対処することが可能。
《地獄門デス・ゲート》で破壊されると9マナまでの大型を出されてしまうので、怖い相手である。
逆にその弱点を《復讐のバイス・カイザーZ》や《解体人形ジェニー》、《マインド・リセット》や《ヤミノカムスター》等で補ってやれば、さらに活躍できる。特に《超次元バイス・ホール》はこのクリーチャーを出しつつピーピングハンデスで除去呪文を落とせるという完璧な噛み合いにより、一時期はプレミアム殿堂超次元コンビに指定される程だった。
覚醒条件は、自分のターンのはじめにバトルゾーンとマナゾーンからカードを合計3枚選び、山札送りにするというかなり容易なもの。普通にプレイしていれば、次のターンでほぼ確実に覚醒ができる。
覚醒させるために選ぶカードは、「バトルゾーンから1枚、マナゾーンから2枚」などでも構わないため、いらなくなったcip持ちや進化元を選んでいくと効果的。バトルゾーンにあるカードは特に注釈が無いのでクロスギアやドラグハートやD2フィールドも選べる。
覚醒後は解除持ちのQ・ブレイカーとなり、アタックトリガーの除去も相まって非常に強力なフィニッシャーとなる。覚醒は任意だが、条件自体がディスアドバンテージであることを考えると、不用意な覚醒は禁物。あくまでプレイングが肝要である。
【白黒緑超次元】では《超次元ガード・ホール》から出てきて守りの要を担い、覚醒すればそのままフィニッシャーになってくれる。全体的に見て、非常に高い実力を持つ強力なカードといえる。使用の際は呪文やサイキック・クリーチャーのメタカードに気を付けたい。
ルールとテクニック [編集]
- 2014/01/17の裁定変更に伴い、テキスト中における「カードを○○枚」の扱いが変更された。バトルゾーンやシールドゾーンにおけるオブジェクトを指定し、移動を強要した場合、まるまるそのオブジェクト自体を移動させるのではなく、そのオブジェクトを構成するカードから直接カードを指定枚数選んで移動させることになった。そのため、進化クリーチャーや進化クロスギアを構成するカードの内好きなカードだけ抜くことが可能になった。こうして進化元だけ抜き取っても進化クリーチャーや進化クロスギアはゾーンを移動することはない。→カード指定除去
- この裁定変更に伴い、このカードで自分の進化クリーチャーの一番上を剥がして強力な進化元を残す《ロイヤル・ドリアン》のような使い方が出来るようになった。覚醒タイミングは自分のターンのはじめである都合上、剥がしたい進化クリーチャーは基本的に前のターンから存在しているはずであるので、進化元の召喚酔いはほぼないと考えていいだろう。もっともこちらも覚醒するので、退化に応用するにもオーバーキルとなることが多い。
- 覚醒条件のバトルゾーンにあるカードとしてはこのカード自身も選ぶことができる。この場合山札に加えた直後に超次元ゾーンへ送られるため覚醒は不発となる。かなり限られた状況ではあるがこのクリーチャーを能動的に除去したい場合には有効。例としては相手が前のターンに《地獄門デス・ゲート》をサーチしており、このクリーチャーの除去からの大型リアニメイトが想定される場合など。
- 自分のターン開始時にサイキック・クリーチャーを出すカードや、覚醒するサイキック・クリーチャーと合わせることで、覚醒を待機したこのクリーチャーの上に《超時空ストーム G・XX》を重ね、覚醒を引き継がせるテクニックが存在する。この時、覚醒条件で山札に送るカードを《ストーム G・XX》の進化元(このカードを含む)にすることで、山札送りのディスアドバンテージを軽減しつつ、本来覚醒引き継ぎでは残る進化元を超次元ゾーンに戻すことができる。覚えておいて損はないだろう。
- また、このとき《ストーム G・XX》を山札に送ると、進化クリーチャーの一番上のカードが離れたことによる再構築が発生し、進化元のサイキック・クリーチャーが覚醒を引き継ぐ。これを利用して(実用性は別として)覚醒条件が厳しい《時空の脅威スヴァ》などを覚醒させることができる。
- 覚醒のタイミングはターン開始ステップでドローステップより前であるため、山札が残り1枚の状態であってもこのクリーチャーを覚醒させればライブラリアウトを回避することが可能。また、戻したカードをその直後にドローする可能性がある点や、ドローしたカードを確認したうえで覚醒するかを決めることはできない点は留意しておきたい。
その他 [編集]
- アニメ「クロスショック」ではクリーチャー世界編のラスボスとして登場。過去の時代においてクリーチャー世界を滅ぼそうとし5つの文明の力により封印されたが長い時を経て復活、周囲を白色化させ崩壊させるなど後のバラギアラを連想させるような大きな被害を与える。戦いを挑んできた勝舞や黒城を圧倒的な力で倒すが、勝舞達との激闘の末《キズナ・ブラスター》の力に敗北し再び封印された。
声優は後に『VSRF』で《終焉の禁断 ドルマゲドンX》を担当する金光宣明氏。
なお、作中ではサイキック・クリーチャーは基本的に覚醒しても同じ声優が担当しているが、このクリーチャーのみ覚醒前後で異なる。
- アニメでも終始敵なのは変わらないが、侵略者側だった背景ストーリーとは異なり「各文明のクリーチャー達の心が離れた時に復活し、それが再び一つになった時に封印され眠りにつく」という、概念や現シリーズの上位存在のようなクリーチャーであり、心が一つになった時点で自身の敗北を潔く認めた。勝舞からその宿命から来る悲しみを理解され、決戦後は勝舞のカードとなり現実世界で使用されている。
- 後のTCGにおける構築済みデッキであるDMBD-13では、こうした経緯を意識したのかは不明だが《超時空ストーム G・XX》と同時に再録された。
| 時空の支配者ディアボロス Z PS 光/水/闇/火/自然文明 (10) |
| サイキック・クリーチャー:ワールド・コマンド 9000 |
| ブロッカー |
| 攻撃できない。 |
| 相手のクリーチャーの能力によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。 |
| 覚醒:自分のターン開始時、バトルゾーンの自分の他のエレメント、またはマナゾーンからカードを3枚選び、山札に加えてシャッフルしてもよい。そうした場合、このクリーチャーを《最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z》のほうに裏返す。 |
| 覚醒後⇒《最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z》 |
DMPP-15で収録。E・ソウルが消去され、覚醒条件で自分自身を選べないように変更された。パックや生成では入手できず、《超次元ガード・ホール》入手時に特典として付いてくる。
- エレメントは「つ」で数えるべきだが、マナゾーンと合わせて数える都合上「枚」でのカウントになってしまっている。
- 覚醒の際に自身を選べなくなったのは、誤って自身を選んでしまい覚醒が不発になる操作ミスの防止のためである。
後述するようにこれを利用した戦術もあったため、事実上弱体化ではあるが、仕様変更の面が強いこと、またサイキック・クリーチャーであったためか特に補填はされていない。
2024年9月26日メンテナンス前のテキスト [編集]
| 覚醒−自分のターンの開始時、バトルゾーンまたは自分のマナゾーンから自分の他のカードを3枚、山札に加えてシャッフルしてもよい。そうした場合、このクリーチャーを《最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z》のほうに裏返す。 |
P'S封印が登場する前であり、エレメントとP'S封印を区別する必要がなかったため、カードを指定するテキストになっていた。
この変更により、TCGでは可能だった「封印をデッキに戻し、《禁断 ~封印されしX~》の禁断解放を早める」戦術は不可能となっている。
- この当時から仕様としては現在のものと変わらず、バトルゾーンの進化クリーチャーの一番上だけ剝がしたり、進化元だけ引き抜くといったことができなくなっていた。枚数のカウントも、進化元の枚数によらず1枚カウントだった。
2022年8月25日メンテナンス前のテキスト [編集]
| 覚醒−自分のターンの開始時、バトルゾーンまたは自分のマナゾーンから自分のカードを3枚、山札に加えてシャッフルしてもよい。そうした場合、このクリーチャーを《最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z》のほうに裏返す。 |
TCG版からE・ソウルが消去されただけ、つまり覚醒条件で自分自身を選べた。
デュエプレではバトルゾーンに7体しか出せないため、このカード自身を戻して盤面を減らし、《超次元ガード・ホール》の種を再装填しつつ盤面を空けるという使い方もあったが、できなくなってしまった。
DM-39で登場した、覚醒編のクリーチャーが新たに覚醒を得た設定のサイクル。解除を持つのは《最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z》のみ。
関連カード [編集]
背景ストーリーのラスボス [編集]
収録セット [編集]
参考 [編集]