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魔誕の悪魔デスモナーク SR 火文明 (3) |
クリーチャー:デーモン・コマンド/フュージョナー 3000 |
このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から4枚を見る。その中からNEOクリーチャーまたは進化クリーチャーを1体表向きにし、手札に加えてもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く。 |
超魂X(これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える) |
各ターン、このクリーチャーの最初の攻撃の終わりに、このクリーチャーをアンタップする。 |
DM25-RP1で登場した火のデーモン・コマンド/フュージョナー。
cipで山札の上4枚から進化クリーチャーかNEOクリーチャーを1枚サーチできる。
また、このクリーチャーの各ターン最初の攻撃の終わりに自身をアンタップする能力が超魂Xで共有できる。
クリーチャーとして出した際の基礎スペックは、種族と回収範囲が優秀になった《エヴォル・メラッチ》(TCG版)という、非常にささやかなもの。
条件付きサーチ系で気になるポイントに「2枚目以降の自身はヒットするか」があるが、このカードでは見つけても回収できない。
滅多にないだろうが、未進化でもコスト3実質W・ブレイカーではある。《大爆龍 ダイナボルト》や《灼熱のサトリ 油坊》などが単独ではアタッカーとして度外視されている現状、超魂Xを別クリーチャーに適用するのはほぼ必須だろう。
進化クリーチャーを回収できる火コマンドということで【レッドゾーン】系デッキでの採用が検討できる[1]。
3ターン目にサーチで侵略先を確保でき、それがT・ブレイカー以上ならば4ターン目に2回攻撃により相手のシールドを全損させられる。
ただし、「スピードアタッカーを持たない」という点は【レッドゾーン】系デッキにおいて大きな問題となる。
2回攻撃による5ブレイクという点では、要求枚数が違うものの《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》+《禁断の轟速 ブラックゾーン》等T・ブレイカー持ちのコンボでも可能。
そちらの場合は1回目の攻撃はG・ストライクを回避して2回目の攻撃に臨めるだけでなく、《オンソク童子 <ターボ.鬼>》を使えば最速2ターン目始動も狙える。
【レッドゾーン】以外では、デーモン・コマンドシナジーから採用先を考えるというのもある。
文明は噛み合わないものの、cipで見えたデーモン・コマンドをデッキボトムに仕込みつつ、同時に進化である《悪夢神バロム・ナイトメア》を回収でき、相性は悪くない。
マナカーブ通り、3ターン目にこのクリーチャー、4ターン目に《邪龍 ジャジーブラッド》などのコスト4進化/NEOクリーチャーの進化元にするという動きも面白い。ただしこのクリーチャーは耐性を一切持たないため除去されるリスクがある。
あくまで「カード」として進化クリーチャーの下に仕込み、様々なクリーチャーで2回攻撃をするコンボもある。逆の言い方をすれば、バトルゾーンに出したこのクリーチャーはそれら進化元には使えないので、cipのサーチと両立できないということでもある。
ただ、特に《DOOM》で考えれば下敷き前提で採用が考えられたカードに《電磁封魔ルチアーノ》や《妖蟲闘竜サモハン》があったが、殿堂入りした《一なる部隊 イワシン》のリペアには及ばなかったという実例があり、バトルゾーンに出さないクリーチャー・カードのスペースの捻出は難しいものがあるだろう。
《時空の庭園》などとのコンボも、下に仕込んだターンから下から消滅するまで永続という利点を考えなければ、カード1枚の費用対効果が《二刀流トレーニング》と大差ないということにもなりかねない。