剣轟(けんごう)団長(だんちょう) ドギラゴン王道(キング) [編集]

剣轟の団長 ドギラゴン王道 DMR 光/火/自然文明 (8)
G-NEOドリーム・クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団 13000
自分のマナゾーンに光、火、自然の各文明があれば、このカードに「D・D・D[無色(8)]」を与え、そのコストを攻撃中のクリーチャーのコストの数少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
G-NEO進化:光、火または自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
T・ブレイカー
このクリーチャーが出た時または攻撃する時、コスト7以下の多色クリーチャーを1体、自分の、手札またはマナゾーンから出してもよい。
自分の他の多色クリーチャーすべてに「スピードアタッカー」と「マッハファイター」と「エスケープ」を与える。

DM25-RP4で登場した//自然G-NEOドリーム・クリーチャーメガ・コマンド・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団

再度ドリーム・クリーチャーとして選定された《蒼き団長 ドギラゴン剣》の新たな姿。
名目コストは8だが、自分のマナゾーンに白赤緑の3色があれば無色のD・D・D8とアタック中のクリーチャーのコスト分D・D・Dのコストも少なくする自己コスト軽減を持つ。
登場後はタイタントリガー手札またはマナのコスト7以下の多色クリーチャーを踏み倒しつつ、自分以外の多色クリーチャーにスピードアタッカーマッハファイターエスケープを与える。

このカードのコスト軽減は既存キーワード能力で例えるならソウルシフトの変形といったもの。
「攻撃するクリーチャーのコスト」+「攻撃ステップに入って解決時点のアンタップマナ」の合計が8に到達することを召喚条件に求め、2ターンかけてコストを支払うことも許される。
引数はあくまで名目コストなため、以下に紹介するテクニックの通り方法次第では1ターン中に攻撃元とD・D・D用マナを準備でき簡単に着地することが出来る。

+  着地させる為の例

このようにそれなりの可能性で早期に着地させることが可能。

着地後のコスト7以下多色クリーチャー踏み倒す能力に関しても非常に強力。
相性の良いクリーチャーの数が数なので別項に記載するが、基本的に多色かつコスト6〜7帯になれば試合を終わらせるレベルのクリーチャーが多いので出力には困らないだろう。

味方の多色クリーチャーに与える3つのキーワード能力も強力で、踏み倒し先を即座にアクティブにするスピードアタッカーマッハファイターG-NEO進化により除去耐性を持てる上でのエスケープとこのクリーチャー自身の能力とシナジーするものとなっている。

ただし、当然ながらこのクリーチャーにも弱点は存在する。
まず第一に不正メタに対して弱い点。

《ベイB セガーレ》《PP-「P」》などの着地置換効果持ちはもちろん、着地自体は可能な《奇石 ミクセル》《洗打の妖精》などの場合でも非進化状態なら着地狩り、進化状態でもG-NEOの耐性消費と召喚酔い状態に戻されるのを一挙に達成されてしまう。

次に、早期に出すと手札マナがさほど伸びておらず、コスト踏み倒しの出力の振れ幅が大きい点。
特にこのクリーチャーはD・D・D故に盾殴りに特化しており、早期に出したいものの、そうすると手札補充の機会や多色をマナ埋めするタイミングが作りづらくコスト踏み倒し先を確保するのが難しくなる。
マナブーストで落ちるようにとデッキ内での多色比率を増やしすぎると今度は最速着地が難しくなるどころかデッキそのものが回らなくなる可能性すらある。
最速3ターン目着地に振り切る場合には、他ならデッキ単位で特定のコンボパーツを揃えれば最速3ターン目に盾を殴らずにエクストラウィンできるものもあることを天秤にかければ、そもそもビートダウンデッキでバランスを歪めてまで3ターンキルを狙っている時点で非効率と見る考えもある。

その点を踏まえると、3ターン目に出して粉砕するカードと言うよりかは4ターンキルの再現性を著しく上げながらも上振れを狙いにいけるカードと見るべきだろう。

ルール [編集]

既存から確定しているもの [編集]

  • バトルゾーンの《剣轟の団長 ドギラゴン王道》の攻撃時でも、手札の《剣轟の団長 ドギラゴン王道》の使用宣言自体は出来る。ただし、間にカードを挟まないとドリームレアの制約で不発に終わる。「出せない」クリーチャーはそれが解消されないまま到達したら召喚できない処理と同じとなるため、D・D・Dのマナ支払いから中断される[1]

確度は高いものの、確実であるとまでは言えないもの [編集]

  • 「攻撃中のクリーチャーのコスト」の裁定が《暴竜爵の爪》と同じだと仮定[2]した場合、2ターン目に着地させられる可能性がある。
    +  手段
    • 耐性持ち大型システムクリーチャーがこれだけ早く着地するのは言うまでもなく凶悪であるが、踏み倒し先も含めると6枚(《邪尾》を含むアンタップインマナ2枚、自然または光の攻撃可能なコスト1クリーチャー、《ミア・ダママ》、このカード、踏み倒し先)要求となるため、基本的にはロマンの域は出ないだろう。そもそもコンボで使うかつ《ドギラゴン王道》で呼び出せるカードが《ミア・ダママ》しか存在しない以上コンボを安定させようとするとデッキ出力が大きく下がるという欠点もある。

説明材料が不足しているもの [編集]

このカード発売前の裁定では、外付けで文明と数字の代替コストコスト軽減適用可能)なものに《∞大龍 ゲンムエンペラー》《勝熱百覇 モモキングReVo》があった。
これらについては、カードの元々の色、現在の染色状況を無視して、指定された文明だけを支払うことになっている。

一方、カード自身が「テキスト内のコスト」を定義している場合、染色脱色の影響を受け、最新の自身の特性を参照するとされている。(脱色《希望のジョー星》で「そのテキスト内のコストはすべて、文明を失う。(無色となる)」と明記しているので問題ない。染色はテキストでは示されていないが、慣例としてテキスト内のコストも色が付くとして進行されていた。)

その例としてデュエプレ版《陰陽の舞》は、基本的にはマナ爆誕[自然(1)]だが染色中は[光/水/闇/火/自然(5)]と変更される。

《剣轟の団長 ドギラゴン王道》は、カード自身が「テキスト内のコスト」を定義していて、なおかつカードの色とテキスト内の色が一致していない(テキスト内の色を優先する)。ここに矛盾が指摘できる。

相性の良いカード・デッキ [編集]

+  ドラゴン
+  コスト踏み倒し呪文

その他

  • 《PP-「P」》
    • 単純なカードパワーはもちろん、相手が殴ってこないなら3→5で、相手が殴ってきた場合はコスト4以上のS・トリガー獣を使えれば4ターン目着地に繋ぐことが出来る。
      • 先にも述べた通り対面した場合天敵になり得るので注意。

《蒼き団長 ドギラゴン剣》との比較・再現点 [編集]

殿堂入りとなった《蒼き団長 ドギラゴン剣》の要因を限界まで非殿堂入りまで調整したような能力の組み合わせを持つ。

  • 前提としてドリームレアのルールで、手札に複数枚ダブつくと腐るというデメリットを持つ。
    • こじつけ気味だが、殿堂解除や特殊な方法により2体共存を考慮しない限り、「デッキに1枚だけ」と「バトルゾーンに1体だけ」は性質として近しい。
  • 色は赤緑白赤緑の違い。《ドギラゴン剣》は革命チェンジ前提ならマナゾーンの色は無関係だったが、《ドギラゴン王道》は変則的とはいえマナゾーンに色を揃える必要がある。
  • 自分のクリーチャーの攻撃による手札誘発革命チェンジから光/火/自然の3文明がマナにあるという条件付きのD・D・Dに変更。
    • 攻撃するクリーチャーに「コスト5以上の〜」条件は無い。それとは別に、攻撃中のクリーチャーのコストを見てコスト軽減するため、コストが大きければ大きいほど得をするデザインで、コストに相関を持つ点は損なわれていない。
  • 手札かマナゾーンの範囲で多色クリーチャーを出せるのはそのまま。
    • 《ドギラゴン剣》は「2つのゾーンから最大3体[3]」、《ドギラゴン王道》は「2つのゾーンから最大1体」。出せるコストの値も6と7で1違い、「進化ではない」があるかないかも違う。
  • ファイナル革命ではない。
    • 殿堂入り前の《ドギラゴン剣》は手札とバトルゾーンの2枚でサイクルさせることで毎ターン効果を使うことができた。《ドギラゴン王道》は《神歌の悪夢 ナイトメア・キリコ》と同じ理由で直接上に重ねて「出た時」のリロードはできないが、単独で「このターンは『出た時』誘発で、次のターン以降は『攻撃する時』誘発で」の考えで毎ターン効果を使える。
      また、アンタップ状態のクリーチャーに重ねてそのまま攻撃するなど、1ターンに2度発動させることも可能である(なお、自身へはスピードアタッカー付与ができないため、素出しでそのまま攻撃することはできない点は注意したい)。

その他 [編集]

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


[1] 《PP-「P」》など着地置換効果はマナコストを支払い終えてバトルゾーンに出るタイミングで作用するため、出せないドリーム・クリーチャーを着地置換効果でマナブーストに変換することもできない。
[2] 革命チェンジしたら別クリーチャーとなるので「攻撃クリーチャー」指定から外れるが、攻撃中のクリーチャーは革命チェンジ後であり、そのコストを見るというもの
[3] 多色クリーチャーの最小コストは2(2色)なので合計6以下にするにはコスト2×3体=6の組み合わせとなる。コストが0〜1のクリーチャーが、そのゾーンで染色によって多色になっている場合は考慮していない。
[4] トップ単色であれば《二族 ンババ》でも可