パーフェクト呪文 [編集]
DMRP-10から登場した《知識と流転と時空の決断》を始めとする、「《~の決断》」の名を持つ呪文の俗称。
これらを纏めて「決断サイクル」とも呼ばれる。
いずれも複数の選択肢から2つを使えるため汎用性が高く、レアリティはベリーレアかスーパーレアのどちらかを持っている。
ここでは第1期、第2期、第3期に分けて解説する。
第1期パーフェクト呪文 [編集]
DMRP-10から登場した「《AとBとCの決断》」(ルビに「パーフェクト・(文明の英単語をカタカナにしたもの[1])」)の名を持つ呪文のこと。
すべて単色呪文であり、A, B, Cの部分は、能力の性質を2文字の漢字で表していると考えられる。
知識と流転と時空の決断 SR 水文明 (4) |
呪文 |
自分の墓地に呪文が4枚以上あり、この呪文が自分のシールドゾーンにあれば、この呪文に「S・トリガー」を与える。 |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
►カードを1枚引く。 |
►GR召喚する。 |
►相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。 |
生命と大地と轟破の決断 SR 自然文明 (5) |
呪文 |
この呪文を自分のマナゾーンから唱えてもよい。そうしたら、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。 |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
►自分の山札の上から1枚目を、タップしてマナゾーンに置く。 |
►コスト5以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。 |
►このターン、自分のクリーチャー1体はパワー+3000され、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる。 |
※プレミアム殿堂 |
特徴 [編集]
共通しているのは、3つのモードから能力を2回選ぶというもので、状況に応じて効果を選べる汎用性の高さがウリ。
また、モードに加えて、火以外は唱えることに関して拡張する能力を持つ。
後述する、若干デザインルールが異なる《闘争と成長の決断》が登場した後、順番が前後して《勝熱と弾丸と自由の決断》が登場した。
コスト踏み倒しのモードは持たず、A, B, Cの部分がこじつけ気味だが、「パーフェクト・○○」の部分に「ジョーカーズは第6の文明」と呼んでいた設定を盛り込んでいる。
「パーフェクト・ゼニス」は文明名としてはルール違反である。当時のゼロ文明はエピソード2の時点でもゼニス専用ではなく《逆転王女プリン》、《破界の右手 スミス》や《真実の名 リアーナ・グローリー》などがいて、ゼニスの概念が文明相当とは言い難い部分がある。エピソード3からは《神聖麒 シューゲイザー》などさらに非ゼニスが増えている。
単色・無色パーフェクト呪文の一覧 [編集]
考察 [編集]
モードの並びについて、存在するモードが異なる《瞬閃と疾駆と双撃の決断》と《勝熱と弾丸と自由の決断》以外は、この「文明の特色」→「踏み倒し」→「除去」の順番である。
特に即効性のある水(バウンス)と闇(パワー低下)で、メタクリーチャーを除去してから踏み倒しを行うことができない不利益な順番になっている。
逆に《瞬閃と疾駆と双撃の決断》では、自分のクリーチャーを出してからそのクリーチャーを選んでSAや紫電効果を付与できるよう、モードの順番が工夫されている。
カード名に関して、初登場の《知識と流転と時空の決断》は「知識(ドロー)」→「流転(バウンス)」→「時空(GR召喚)」と、モードとは2番目と3番目が入れ替わった順番になっている。
非多色のうち6,7番目の登場である《勝熱と弾丸と自由の決断》と《天頂と停滞と水晶の決断》でもそれぞれ対応と順番がズレている。
第2期パーフェクト呪文 [編集]
5文明の登場で終了したかに思われたパーフェクト呪文だが、多色呪文となってDMRP-22で再登場した。
2色のカラーリングは10種類あるため、10番目の《鬼火と魍魎の決断》で終了。
地の文に「決断」、ルビに「パーフェクト」を含み、なにより3つのモードから能力を2回選ぶというほぼパーフェクト呪文の専売特許のような特徴[2]を持つが、細かな部分ではパーフェクト呪文とは合致しない。
なお、ルビ自体はカードの効果をカタカナで表現していてエターナル呪文のほうに寄せられている。
単色パーフェクト呪文との違い、最終的に確認できた共通点は以下の通り。
- 色は2色
- 《AとBとCの決断》ではなく《AとBの決断》で、AとBは漢字2文字
- 「パーフェクト・○○」の部分が文明の英名とは関係ない
- いずれも唱えることに関して拡張する能力を持つ
- 既存クリーチャーが呪文を放つイラストのシークレットカードが存在する
第2.5期パーフェクト呪文 [編集]
DM24-RP4で登場した5色レインボーのパーフェクト呪文、《魔誕と光喜と楽識と炎怒と哀樹の決断》。
すべての文明を持ち、選択肢が5つになっている。しかも、条件を満たせば重複はできないものの各選択肢を1回ずつ使用、すなわち5つ選択も行える。
特殊な仕様として、ワルドバロム系だけに許された、「マナ数が1の5色レインボー」という特徴も持つ。
魔誕と光喜と楽識と炎怒と哀樹の決断 VR 光/水/闇/火/自然文明 (5) |
呪文 |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)自分のエレメントにすべての文明が揃っていれば、かわりにすべてを1回ずつ使ってもよい。 |
►自分の山札の上から1枚目をシールド化する。 |
►カードを2枚引く。 |
►相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。 |
►相手のコスト6以下のエレメントを1つ選び、破壊する。 |
►自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。 |
第3期パーフェクト呪文 [編集]
DM25-RP1で《真気楼と誠偽感の決断》が登場した。
真気楼と誠偽感の決断 SR 光/水/闇文明 (5) |
呪文 |
相手のターンの終わりに、そのターン、クリーチャーが3体以上出ていれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。 |
次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい) |
▶カードを2枚引き、自分の手札を1枚捨てる。 |
▶「S・トリガー」を持つカードを1枚、自分の墓地からコストを支払わずに実行する。 こうして呪文を唱えたなら、それを唱えた後、墓地のかわりに山札の下に置く。 |
▶クリーチャーを1体選び、シールド化する。 |
まだ1枚しか登場していないが、安直に考えると「呪文の色は3色」「《(漢字3文字)と(漢字3文字)の決断》の命名ルール」ではないかと推察される。
また、第2期パーフェクト呪文から
- 唱えることに関して拡張する能力を持つ
- 既存クリーチャーが呪文を放つイラストのシークレットカードが存在する
が続投されていると思われる。
その他 [編集]
- 一見、2回のモード選択で選んだ順番に能力を使うことができるように見えるが、実際は選んだ後に上から書かれている順に解決する。詳しいルールはモードのページを参照。
参考 [編集]