【赤黒ドギラゴン剣】 [編集]DMR-21で登場した《蒼き団長 ドギラゴン剣》の能力を主軸においたデッキ。サイキックと墓地回収、果ては禁断解放を用いて、非常に安定したクリーチャー展開を行う。現在は、リペア型の【赤黒ドギラゴン閃】に発展的解消を遂げている。
概要 [編集]元々《蒼き団長 ドギラゴン剣》を用いたデッキには【速攻】性能に特化した【ドギラゴン剣3キル速攻】が存在していたが、長期戦に弱いことや過剰な【速攻】の必要性のなさが考慮され、黒や、そこに青を混ぜた青黒赤形(クローシス・カラー)が登場する。序盤から終盤にかけてすべての場面において安定した展開力とカウンター性能に加えて、他のデッキへのメタもある程度こなせる柔軟性なども評価され、公認グランプリ「デュエル・マスターズ グランプリ-3rd」で優勝を果たすなど環境を席巻することとなる。 特徴 [編集]5コストスピードアタッカーからスタートする1ショットキルの流れが主で、相手のデッキタイプに応じて1ショットキルの準備や対応を自在に調整できることが特徴。【ドギラゴン剣3キル速攻】と違い4マナ分の余裕を割いているためマナやコンボの素材準備の際の事故率が少なく、《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》の墓地回収&革命チェンジ素材としての性能も相まってハンデスに多少なりとも強い。寧ろ今引きの《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》か《超次元リバイヴ・ホール》1枚しかない状況からワンショットを仕掛けられるまで復帰できるまであった。 主に用いられる5コストスピードアタッカーは、《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》の他に超次元呪文→《勝利のガイアール・カイザー》が挙げられる。こちらは《超次元ムシャ・ホール》を代表とする優秀な5コスト超次元呪文を環境によって選択できる柔軟性を持つ。DMRP-04魔ではB・A・D2によって3マナで出すことができる5コストドラゴン《“龍装”チュリス》を獲得。3ターンキルも可能となった。 超次元呪文の選択は、邪魔なシステムクリーチャーがあれば《超次元ムシャ・ホール》で焼き、なければ《超次元リバイヴ・ホール》で墓地回収する、と言った判断が一般的。 《異端流し オニカマス》のような除去耐性のあるコスト踏み倒しメタに出くわした場合はひたすら封印を外し、《伝説の禁断 ドキンダムX》への禁断解放による敵全体封印を狙おう。《異端流し オニカマス》のコスト踏み倒しメタ能力はバウンスなので、手札に戻されればまた封印を外せる。ただ、《絶対の畏れ 防鎧》の場合は再利用が困難なゾーンである山札の下に送られるため注意が必要。とはいえ大抵のコスト踏み倒しメタは4000火力なら十分焼けるので、それを基準として除去を用意すると良いだろう。 速攻の安定度で言えばドローや手札交換が充実した【赤青ドギラゴン剣】の方が上回るが、《“乱振”舞神 G・W・D》や革命0トリガーなどのおかげで除去力が非常に高く、【ジョーカーズ】のようなウィニー系統には軽量除去の連打が刺さるため、アーキタイプ発祥の経緯を忘れず中速を意識すると上手く回るであろう。 デッキパーツ [編集]主要カード [編集]
火文明のサポート [編集]
自然文明のサポート [編集]
闇文明のサポート [編集]
水文明のサポート [編集]
その他サポート [編集]
超次元ゾーン [編集]ほとんどの場合、《勝利のアパッチ・ウララー》の効果の関係上種族にハンターを持つ多色サイキック・クリーチャーが中心となる。
サンプルデッキ [編集]「デュエル・マスターズ グランプリ-3rd」優勝 メインデッキ [編集]
超次元ゾーン [編集]
デッキの動き [編集]
デッキタイプの変遷 [編集]【赤黒ドギラゴン剣】 [編集]《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》と超次元呪文→《勝利のガイアール・カイザー》が、ドギラゴン剣の革命チェンジ元として多彩な動きをもたらすことから、中盤に特化した形を取ったもの。 【黒赤緑ドギラゴン剣】(【デアリガズバスター】) [編集]ドギラゴン剣のファイナル革命時までに前述の3連鎖の動きに必要な《勝利のアパッチ・ウララー》を確実に手札かマナゾーンに用意するため、アパッチをマナに送る《神秘の宝箱》や2ターン目の潤滑材としての《ダーク・ライフ》等を採用し、安定性を重点に置いた形。 【ズンドコバスター】 [編集]【赤黒緑ドギラゴン剣】にD2フィールド枠で《Dの花道 ズンドコ晴れ舞台》を採用し、墓地回収と莫大なマナ加速からのマナ召喚を可能とした柔軟な形。 【白抜け4色ドギラゴン剣】 [編集]【赤黒緑ドギラゴン剣】に、《ドンドン吸い込むナウ》や《奇天烈 シャッフ》を搭載した形。デッキカラーこそ多いがプレイング次第で様々なデッキに対応できる柔軟性と防御力、ある程度速いスピードを持ち、赤黒ドギラゴン剣の応用型とも言われる。 ある程度小型・中型のクリーチャーが入ることから、コスト踏み倒しメタ対策として《龍覇 グレンモルト》による素出しプランを盛り込んだ型もあった。 【カウンタードギラゴン剣】 [編集]全てのカードに赤が入るように構成し、主に《ボルシャック・ドギラゴン》で防御とカウンターができるように準備しつつ、そのまま革命チェンジしていく形。 このデッキへの対策 [編集]
その他 [編集]2016年10月上旬には、64人参加の非公式対戦ツール大会で【赤黒ドギラゴン剣】系統がベスト4を独占。 2018年7月14日にサイキック戦術の要である《勝利のアパッチ・ウララー》が殿堂入り。これによって、1ショットキルに必要な6打点を形成するには事前に他にウィニーなどを並べる必要が生まれた。 2019年3月1日には《蒼き団長 ドギラゴン剣》本体が殿堂入り。革命チェンジ先を《蒼き団長 ドギラゴン剣》のみに依存しないデッキビルディングが求められるようになった。 2020年1月1日に《音精 ラフルル》がプレミアム殿堂に指定される。これにより呪文ロックはできなくなった。その代わり《勝利のアパッチ・ウララー》が殿堂解除されており、《蒼き団長 ドギラゴン剣》さえ手札にあれば1ショットキルすることは以前よりしやすくなった。 DMRP-15にて、《百鬼の邪王門》が登場したことにより大幅な強化を受けた。《ボルシャック・ドギラゴン》と併せたカウンター型が主流になり、このカウンター型の構築は、リペア型の【赤黒ドギラゴン閃】にも引き継がれている。 リンク [編集]タグ:
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