味方のコストを軽減する常在型能力 [編集]
コスト軽減ではもっともメジャーなタイプ。
DM-02の《念仏エルフィン》と《ラブ・エルフィン》が初出。
ヤッタレマン C 無色[ジョーカーズ] (2) | クリーチャー:ジョーカーズ 2000 | 自分のジョーカーズを召喚するコストを1少なくする。ただし、コストは0以下にならない。 |
氷牙フランツI世 C 水文明 (3) | クリーチャー:サイバーロード/ナイト 2000 | 自分の呪文を唱えるコストを1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にならない。 |
《コッコ・ルピア》をはじめ、一撃奪取、《ヤッタレマン》と一番隊のサイクルなど、軽量なものは単色デッキや種族デッキの初動として重宝される。
単純なマナブーストと比べると、対象クリーチャーを召喚するたびに軽減が適用されるため、同一ターンに大量展開を狙った場合はよりお得になる(一撃奪取など回数制限があるものを除く)。
また文明の制約がないため、自然文明をわざわざ入れなくて済む。
一方で対象クリーチャーが除去されると効果を失ってしまう点、効果範囲のカードタイプや文明、種族が限られる点などで劣る。
また、3コスト以上は自然以外の文明でもチャージャーが存在するため、スロットを争う事になる。
このタイプのコスト軽減は重ねがけができるため、同じ範囲のものを複数出しておけばさらに展開がしやすくなる。これを持つクリーチャー自身が範囲内だとさらに複数体の展開が容易になる。
条件により自身のコストを軽減する [編集]
プレイするカード自身の能力で条件をチェックし、その条件にしたがってコストが下がるタイプ。
剛撃戦攻ドルゲーザ SR 水/自然文明 (8) | クリーチャー:アースイーター/ジャイアント 9000 | シンパシー:アースイーターおよびジャイアント(このクリーチャーを召喚する時支払うコストは、バトルゾーンにある自分のアースイーターまたはジャイアント1体につき1少なくなる。ただしコストは1以下にならない) | W・ブレイカー | このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンにある自分のアースイーター1体につき1枚、カードを引いてもよい。その後、バトルゾーンにある自分のジャイアント1体につき1枚、カードを引いてもよい。 |
四極 キジトロン P 光文明 (9) | クリーチャー:エンジェル・コマンド/侵略者 9000 | ブロッカー | W・ブレイカー | マナ武装5:自分のマナゾーンに光のカードが5枚以上あれば、このクリーチャーの召喚コストを5少なくする。 |
元のコストが重い代わりに、条件を満たせばより早期にプレイできるようデザインされているものが多い。
条件を満たした状態では、大抵は通常のカードよりも高いコストパフォーマンスを発揮する。
条件を複数満たせば、その分だけコストが下がるものが主流。軽減値が固定のものは少ない。
キーワード能力化しているものにシンパシーおよびその派生能力が存在する。
元のコストが重いということでフィニッシャーが目立つ。
条件が簡単な代わりに大したスペックでないものもいるが、それらは《ヒラメキ・プログラム》やガチンコ・ジャッジなど名目コストを参照するカードとのコンボに用いられる事が多い。
その場で条件を満たしコストを軽減する [編集]
超電磁マクスウェルZ R 水文明 (8) | 進化クリーチャー:サイバー・コマンド 8000 | 進化−自分のサイバー1体の上に置く。 | ソウルシフト(このクリーチャーを召喚する時、このクリーチャーの進化元クリーチャーを選ぶ。このクリーチャーのコストは、その選んだクリーチャーのコストだけ少なくなる。ただし、このクリーチャーのコストは1より少なくならない。) | W・ブレイカー | 各プレイヤーは、自身の墓地にある呪文と同じ文明を持つ呪文を唱えられない。 |
ジョット・ガン・ジョラゴン MDG 無色[ジョーカーズ] (7) | クリーチャー:マスター・ドラゴン/ジョーカーズ 11000 | このクリーチャーを召喚する時、ジョーカーズを好きな数バトルゾーンから自分の手札に戻し、その数だけ、召喚コストを1少なくしてもよい。 | スピードアタッカー | W・ブレイカー | このクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚引き、その後、手札を1枚捨てる。 | ジョラゴン・ビッグ1:ジョーカーズを自分の手札から捨てた時、その「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力を1つ使ってもよい。 |
召喚する時に何らかのアクションを求められ、それに応じてコストが小さくなるタイプ。
キーワード能力化しているものにソウルシフト、∞ソウルシフトが存在する。
- フシギバースもこのタイミングでのコスト軽減を持つが、代替コスト能力の一部としてその代替コストから差し引いてコストを決める形のため、一般的な意味のコスト軽減とは異なる。
- 後述の「コストを軽減してプレイすることもできる」タイプとは逆の手順を踏むタイプと言える。
次にプレイするカードのコストを軽減する [編集]
フェアリー・ギフト UC 自然文明 (1) | 呪文 | このターン、次に召喚する自分のクリーチャー1体のコストを最大3少なくしてもよい。ただしコストは0以下にならない。 | ※殿堂入り |
キリモミ・ヤマアラシ R 火文明 (1) | 呪文 | このターン、次に召喚する自分のクリーチャーの召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にならない。そのクリーチャーをバトルゾーンに出した時、このターンの終わりまでそのクリーチャーは「スピードアタッカー」を得る。 |
次にプレイするカードだけをより低コストで使えるようにするというもの。
単発である分、軽減するコストが広いものがほとんど。
コスト軽減の中では数が少ないが、《フェアリー・ギフト》と《スクランブル・チェンジ》が殿堂入り、《鎧亜戦隊ディス・マジシャン》がプレミアム殿堂に指定されているほど、戦略としてはメジャー。
- 呪文やcipのものはそのカード自体のコストがかかるため、純粋なコスト軽減としてはそれらを差し引きして計算しなければならない。例えば《フェアリー・ギフト》はコストを3軽減するが、本体は1コストであるため、次にクリーチャーを召喚すると最終的に2コストを軽減したことになる。
コストを軽減してプレイすることもできる [編集]
任意である代償として軽減した場合に何らかのデメリットを伴うタイプ。
新章デュエル・マスターズのB・A・Dが初出。
“罰怒”ブランド Ltd. SR 火文明 (7) | クリーチャー:ビートジョッキー 7000 | B・A・D2(このクリーチャーを、コストを2少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりにこのクリーチャーを破壊する) | スピードアタッカー | W・ブレイカー | このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する。 |
晩餐の貪り 泥名 R 光文明 (6) | クリーチャー:メタリカ 6000 | このクリーチャーを召喚するコストを1少なくしてもよい。そうしたら、このクリーチャーはタップしてバトルゾーンに出る。 | W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする) | このクリーチャーをアンタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーまたは自分のタップしているクリーチャーに変更してもよい。 |
キーワード能力化しているものにB・A・D、J・O・E、無月の大罪、およびそれぞれの派生能力が存在する。
ゴッド・オブ・アビスで登場した一部の火のカードは、これに似た代替コスト能力を持つ。
無条件で自身のコストが軽減される
伝説の禁断 ドキンダムX GS P 火文明 (99) | クリーチャー:禁断 99999 | G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない) | このクリーチャーの召喚コストを90少なくする。 | T・ブレイカー | このクリーチャーが出た時、このターン、相手のクリーチャーすべての能力を無視する。 | コスト4以下の呪文の効果によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。 |
『条件により自身のコストを軽減する』『その場で条件を満たしコストを軽減する』『コストを軽減してプレイすることもできる』に付随する条件やデメリットが一切ないタイプ。
言い換えれば、名目コストと実質コストが最初から異なるカードとも言える。
そもそも、無条件でコスト軽減するならば最初から軽減後のコストにデザインされていればよい話なので、これを持つカードは極めて少ない。
例えば《伝説の禁断 ドキンダムX GS》の場合は、『元ネタのコストの再現』という目的があった上でこの能力がついていると考えられる。
ただし、コスト軽減能力が無視されたり、効果でコスト参照したりする場合は、最初からコストが小さいカードとは扱いが違ってくる。
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