《アリスの突撃(とつげき)インタビュー》 [編集]

アリスの突撃インタビュー VR 光/闇/火文明 (4)
呪文:ファイアー・バードの集い
S・トリガー
自分の手札を1枚捨てる。その後、コストの合計がその捨てた手札のコスト以下になるように相手のクリーチャーを2体まで選び、破壊する。捨てた手札がファイアー・バードなら、コスト5以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。
※2025年8月12日付で殿堂入り

DM24-EX1で登場した//ファイアー・バードの集い呪文

手打ちで唱えた場合、一般に期待されるこの呪文の効能は、(一切墓地肥やしが済んでいない状態なら)手札からコスト4〜5の中型ファイアー・バードを捨てることでそれと同じコストで最大2体相手のクリーチャーに割り振りのコスト火力を放つ。それから今捨てたばかりのファイアー・バードが自己完結で墓地に踏み倒し先として準備してある形となってバトルゾーンに踏み倒せるというもの。

コスト4呪文でコスト5のファイアー・バードの早出しとして見たらマナは1しか得をしないが、《アリスの突撃インタビュー》1枚を余分に手札消費をして差し引き無料で相手の《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》《キャディ・ビートル》といった小型2体や《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》のようなコスト4程度を1体倒しながらクリーチャーを着地させることができる。

破壊ハンデスを食らった場合や序盤から墓地肥やしギミックを持つ場合、ディスカード先とリアニメイト先を一致させる必要はなくなる。
例えば《アシスター・コッピ》を捨ててコスト2以下のコスト火力を放ちながら《龍后凰翔クイーン・ルピア》をバトルゾーンに呼び戻したり、《ボルシャック・モルナルク》を捨ててコスト8以下のコスト火力とコスト5以下リアニメイトを実施するなど。

《雷炎翔鎧バルピアレスク》《カモン・ピッピー》などファイアー・バードかつコスト5以下で強力なクリーチャーは踏み倒し候補になる。
ちなみにディスカードではファイアー・バードを捨てなければならない縛りはない。デッキとしてまとめるのが難しそうだが、《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》のような極端な高コストを捨てれば《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》下位互換として使うこともできる。

S・トリガー枠として考えれば、この呪文やメクレイドでアクセスしやすいクリーチャーはコスト5付近に集中すること、《ハッター・ルピア》のような超化獣ハイパー化の素材などでも低コスト初動は必要になってきて、デッキ構築を歪めずに名目コストの高いカードを採用するのは難易度が高い。
なので革命チェンジや踏み倒しコンボで登場した大型フィニッシャーを止めるには力不足かもしれない。
文明は合わないが、《偽代助演 スケプティック》をS・トリガーで使えばターンスキップできる。

逆に《終炎の竜皇 ボルシャック・ハイパードラゴン》を軸としたデッキのようにコスト5以下を中心とした相手には、《アリスの突撃インタビュー》1枚で相手のクリーチャーを1体は破壊できる受け札として機能させやすいだろう。
捨てた手札はそれっきりで終わってしまう《ゴゴゴ・Cho絶・ラッシュ》とは異なり、ファイアー・バードを捨てた場合限定で墓地から何らかのクリーチャーを出せるためリソースで損はしない計算である。
もちろん捨てる用の手札と、出す用の墓地の充実は必要だが。

ルール [編集]

環境において [編集]

登場後すぐに【白黒赤ファイアー・バード】に内定。相手のコスト踏み倒しメタを複数まとめて焼きながらリアニメイトできる性能で、コスト踏み倒しメタ除去コスト踏み倒しの応酬という現代デュエル・マスターズの駆け引きを否定するのみならず、防御札としても2面除去+《龍后凰翔クイーン・ルピア》リアニメイトで計3面止めることができ、白黒赤マナ基盤にまでなると非常に汎用性が高かった。
【白黒赤ファイアー・バード】が流行してこの呪文の使用率が高くなると、踏み倒し前のコスト火力を受けてしまっても、呪文の効果が終わって踏み倒し後のクリーチャーに「相手のターン中に、このクリーチャーが離れた時」の最後っ屁でスピードアタッカーを妨害できる《ヴェネラック-F5》で露骨に対策されるようになった。

【白黒赤ファイアー・バード】一強環境の是正のためか、《雷炎翔鎧バルピアレスク》プレミアム殿堂入りと共に2025年8月12日付で殿堂入り
【白黒赤ファイアー・バード】の暴れっぷりから何らかのパーツが殿堂入りする事は多くのプレイヤー内で共通認識となっていたが、同じく候補として挙げられていた《ハッター・ルピア》ではなくこちらが規制されたのは【ファイアー・バード】における《インタビュー》の汎用性だろう。
《アリスの突撃インタビュー》は上述の通りメタを処理してからリアニメイトを行える上、受け札、マナ基盤《龍后凰翔クイーン・ルピア》メクレイドの生贄のリアニメイト(特に自壊してアタックキャンセルした《クイーン》自身の再利用)、展開中に副次的に溜まった墓地のリソース化と1枚で圧倒的な役割を兼ねており、また、《ハッター》のメクレイドの大当たりの1つでもあった。

その点を鑑みての《インタビュー》規制だと予想される。このカードの選定は、単なる除去札の喪失にとどまらず、様々な観点でデッキの弱体化が予想される。

サイクル [編集]

DM24-EX1ベリーレアの「集い」種族を持つ呪文サイクルS・トリガー種族サポートを持つ。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 2つ目の能力について

Q.相手のターン中に《アリスの突撃インタビュー》を「S・トリガー」で唱えて、自分は手札から《翔竜提督ザークピッチ》を捨てる時、かわりにバトルゾーンに出しました。
この場合、コスト8以下になるように相手のクリーチャーを2体まで破壊したり、コスト5以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出せますか?
A.いいえ、その場合、相手のクリーチャーを破壊することも、墓地からコスト5以下のクリーチャーを出すこともできません。
「捨てた手札」を参照する効果は、捨てようとしたカードが実際に墓地に置かれた場合のみ、その情報を参照します。
今回のように、置換効果などによって捨てようとしたカードが墓地に置かれなかった場合、何も起きません。
引用元(2024.7.19)