【獅子王ヴォルゼオス】 [編集]《Volzeos-Balamord》を構成するキング・セルの「タップインにならずチャージできる多色カード」という性質を活用し、テンポロスなく《獅子王の遺跡》を使うビッグマナの5色デッキ。 当ページ名はカタカナで「ヴォルゼオス」と表記しているが《新世界王 ヴォルゼオス・バラモルド》は全く関係ない。
主要カード [編集]
候補リソース補充 [編集]
候補ディスペクター [編集]
候補アタック・チャンス [編集]
その他候補カード [編集]伝説呪文サイクル [編集]n枚目以降のアンタップイン多色が欲しいなら。《Volzeos-Balamord》を構成するキング・セルは水のみ他より少なく、自然は他のカードで補えることが殆どのため水入りの優先度が高い。
超次元ゾーン [編集]候補サイキック・クリーチャー [編集]候補ドラグハート [編集]
超GRゾーン [編集]
このデッキの回し方 [編集]2ターン目に《フェアリー・Re:ライフ》や《地龍神の魔陣》でブーストし、3ターン目に《獅子王の遺跡》を唱えてマナ武装含め3枚マナブーストする。 この時、1ターン目には普通の多色カード、2ターン目と3ターン目に手札からキング・セルを置くことで《獅子王の遺跡》で山札からマナに落ちる1枚目のカードが単色だったとしても多色マナ武装が達成できる。 4ターン前後で8マナまで到達できるので、各種大型獣でコントロールしつつ手札及びマナゾーンにキング・セルを揃え、《Volzeos-Balamord》を召喚しフィニッシュする。 ダイレクトアタックに失敗した場合でも、《Volzeos-Balamord》のG・ストライク補助で相手の攻撃を捌きつつ反撃の機会を冷静に窺おう。 《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》獲得後は、先に《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》を含めて2、3枚ブレイクして敢えて手札を与えることで《Volzeos-Balamord》によるオールハンデスの威力を上げるというプレイングもできるようになった。《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》の大量展開ロック能力のおかげでブレイクを入れてからターンを返しても反撃されるリスクが小さい。 長所 [編集]何といっても大量のG・ストライクと安定したブースト力が魅力。 一見すると頭を抱えたくなる程に多色率が高い(大体メインデッキの8割を超える構築となる)ものの、キング・セルは手札からチャージするとアンタップする特性により事実上単色カードとしてカウントする事ができる。多色主体のデッキでありながら事故を起こす確率が低く、手札に持ってさえいれば3ターン目にマナ武装4達成済みの《獅子王の遺跡》が高確率で決まる。 《Volzeos-Balamord》は手札とマナゾーンの両方にあるキング・セルを参照して召喚できるため、《獅子王の遺跡》が事実上のサーチ役も兼ねている。 《Volzeos-Balamord》の攻撃時オールハンデスによりニンジャ・ストライクや革命0トリガーによる防御を許さない。【ナウ・オア・ネバーループ】や【青黒緑退化】などの中速コンボデッキ、【ヘブンズ・ゲート】系統のようなクリーチャーコントロールにもオールハンデスが刺さる。 また全文明を持つディスペクターであるため、王来篇で登場したあらゆるアタック・チャンス呪文に対応している。 デッキが5色であるためにあらゆるカードを文明の縛りなく採用することが可能であり、グッドスタッフのようなパワーカード満載のデッキを組み上げることも可能。
短所 [編集]良くも悪くも主な防御手段はG・ストライクであるため、《Volzeos-Balamord》着地前の大量ブレイクや【青魔導具】の《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》と《凶鬼卍号 メラヴォルガル》のコンボなどターンをまたいでシールドをブレイクされるのに弱い。また、アンタッチャブルやジャストダイバーにも無力。 呪文メタも辛い。主なブースト手段が呪文に集中しているため、《音奏 プーンギ》や《黙示 シャマリ-1》等を出されると失速を余儀なくされる。 《Volzeos-Balamord》の項でも語られている通り、強力な能力を満載する反面バトルゾーンに触れる能力は持ち合わせていない。またワールド・ブレイカーは強烈であるが最大の弱点でもあり、折角捨てさせた手札を再び回復させてしまう。2体並べるなど、構築やプレイングによる対策は必須。 《超英雄タイム》など軽量カード指定除去1枚で《ヴォルゼオス》が1回分の除去を受けてしまう点は忘れてはならない。 《とこしえの超人》を出されると《Volzeos-Balamord》召喚時にマナゾーンのキング・セルを使用できなくなる。キープしておくのもひとつの手だが、このデッキは手札の維持が苦手であり、息切れが怖い。 短所というほどでも無いが、キング・セルは手札以外からマナゾーンに置かれた時は通常通りタップしてマナゾーンに置かれる。よって《獅子王の遺跡》でブーストしたマナからさらに別のカードへ繋げるという動き方は困難。 《黒智縫合 レディオブ・ローゼルド》・《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》を採用しない場合は山札の過剰消費にも注意。 多色デッキの宿命として《メガ・マナロック・ドラゴン》は天敵。またランデスでマナゾーンのキング・セルを潰される事にも弱い。特に《天使と悪魔の墳墓》はマナがかなり伸び、キング・セルを積極的にチャージするこのデッキでは引っかかりやすいので注意。 環境において [編集]DMRP-20発売からアドバンス・オリジナルを問わず様々な型がチャンピオンシップ4位以内入賞を果たしたが、リソース系ディスタスでアドバンテージを稼いで呪文ロック持ちを立てながらワンショットすることは大筋で変わらない。《神徒 メイプル-1》を採用したハンデス型、《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》をリソース確保手段に利用した型なども結果を残した。 《モモキング -始丸-》からの《大長老 ウェイヨウ》で墓地に落とした大量の多色カードをマナに変換し《Volzeos-Balamord》に繋げる【ウェイヨウバラモルド】が2021年末のオリジナルCSにおいて3位入賞を果たした。 遅くともDMEX-18期になると《獅子王の遺跡》を基盤からカットして《フェアリー・ミラクル》を基盤の中心とした型が主流化。単に【5色バラモルド】と呼ばれたりする。 DM23-RP2期には、《マンハッタンの心絵》、《空間型無限収納ストラトバッグ》、《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》といった【絶望神サガループ】対策を後ろ盾に、何件かオリジナルでチャンピオンシップ上位入賞を果たしている。 DM23-BD1で《Disコットン&Disケラサス》を獲得。以降、《獅子王の遺跡》の採用を2枚や3枚に減らしたり、あるいは採用自体を見送った型が徐々に見かけられるように。 2023年10月上旬には、3コスト以下の初動が《フェアリー・ミラクル》2枚、《天災 デドダム》4枚、《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》3枚、《黒豆だんしゃく/白米男しゃく》1枚のみで、《獅子王の遺跡》をカットした基盤の型がオリジナルで4位入賞。この型は《覚醒連結 XXDDZ》や《聖魔連結王 ドルファディロム》による呪文ロック、《轟く革命 レッドギラゾーン》による打点増強、ブロッカー対策をフィニッシュ方法とするものであった。 DM23-EX2で《ガイアッシュの海地図》を獲得。 2024年3月11日殿堂レギュレーション改訂により【5色ザーディクリカ】が大幅弱体化し、同じ【5色コントロール】として立場が相対的に向上。直後のチャンピオンシップでも入賞が散見された。 同年ゴールデンウィーク明け時点では、《聖魔連結王 ドルファディロム》で雑に制圧する型が主流。【黒緑アビス】に対しては全体除去としてこれで十分で、【白緑巨大天門】も全体除去や呪文ロックの刺さり方を考えれば決してザルではないため。また、《百威と族絆の決断》の獲得により、カウンター込みで4ターン目にワンショットを行う展開も十分考えられるようになった。 DM24-EX1発売前最終週末には、《ハイパー・エン・ゲルス》をフィニッシュ補助に使った型が確認された(オリジナル、39人参加、準優勝)。 DM24-BD1・DM24-BD2発売日当日には、《理想と平和の決断》のヒット率100%の基盤で、《光開の精霊サイフォゲート》や《砕慄接続 グレイトフル・ベン》、《冥界を統べる新月のハーデス》などを採用した光のブロッカーシナジー型が結果を出した(オリジナル、61人参加、3位)。1枚積みの《星魂接続 パーフェクト・ワールド》でのササゲール付与を活かして横展開する、一種の【4色タッチ赤ディスペクター】のような趣でもあった。同日、《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》を《アカシック・ファイナル》と《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》を使って回収し、呪文ロックによる妨害と手札補充を繰り返す型も見られた(オリジナル、32人参加、4位入賞)。 DM24-RP3で《アクア・ギャクテンポインター》を獲得。山札を酷使するデッキに対してこれをループさせてライブラリアウトを狙う型が早速結果を出した。 DM24-RP3発売日には、《終絶電融 パワーロビン》、《星魂接続 パーフェクト・ワールド》、《黒智縫合 レディオブ・ローゼルド》各1枚積みし、《ヨビニオン・ハルカス》をコスト3初動の水増しとして2枚積みした白青黒緑型が結果を出した(オリジナル、73人参加、3位)。 DM24-BD3・DM24-BD4期には《神歌の悪夢 ナイトメア・キリコ》で《零獄接続王 ロマノグリラ0世》や《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》を呼び出し、隙あらば《終末縫合王 ミカドレオ》で勝ちに行く型が91人参加のオリジナルのチャンピオンシップで4位入賞。 参考 [編集]タグ:
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