【白青赤BAKUONSOOO】 [編集]《頂上混成 BAKUONSOOO8th》を《“必駆”蛮触礼亞》のコスト踏み倒しで早出ししてGRクリーチャーでビートダウンするデッキ。 デッキコンセプトである《頂上混成 BAKUONSOOO8th》が、2025年8月12日付けで殿堂入り。これにより、従来型の構築が困難になった。 大きく分けて3~4ターン目に確実に仕留めることを重点に置いた速攻寄りの型と、最速展開を視野に入れつつも各種メタクリーチャーや呪文ロックカードを適宜活用してロングゲームにも対応可能にしたメタビート寄りの型に二分されるが、この記事ではひとまとめにして解説する。 また、青赤型など他のデッキカラーの型についても解説する。
主要カード [編集]
サブカード候補 [編集]超GRゾーン [編集]※《無限合体 ダンダルダBB》《ジェイ-SHOCKER》との摺り合わせから、なるべくジョーカーズが優先される。
ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード [編集]超次元ゾーン [編集]
このデッキの回し方 [編集]序盤は、白青赤基盤の優秀なドローソースをフル活用しとにかく手札を集める。必要ならば、メタクリーチャーを出して時間を稼ぐ。 キーカードである《頂上混成 BAKUONSOOO8th》と《“必駆”蛮触礼亞》がそれぞれ手札に来たら、《“必駆”蛮触礼亞》を唱えて《BAKUONSOOO8th》を射出、そのまま攻撃。 あとは、シールドをブレイクするたびに《BAKUONSOOO8th》のGR召喚によってスピードアタッカー持ちの増援が自動的に湧いてくるので、そのまま押し切って勝利する。 長所 [編集]このデッキのエースである《BAKUONSOO8th》は、理論上、相手のシールドがある限り永続的に攻撃可能なクリーチャーを射出しつづけることができる。しかもビートジョッキーなので《“必駆”蛮触礼亞》に対応している。そのため最速3ターン目に手札2(+ディスカード要員1)枚のみからワンショット可能という驚異的なスピードとパワーを誇る。 キーカードである《BAKUONSOOO8th》はEXライフの除去耐性がある。主要な展開手段がGR召喚であることも合わさり、《異端流し オニカマス》のようなタイプのコスト踏み倒しメタを耐えることができる。 手札補充と除去・防御を同時にこなす優秀な呪文札が多い白青赤であり、特定のカードをピンポイントで要求されるデッキにしては再現性が高い。また、有効防御札が実質的にメインデッキの5割程度に上る構築もざらである。 極論、《BAKUONSOOO8th》さえ出てしまえばそれだけでリーサルを狙えてしまうため、これとこれを出すための《“必駆”蛮触礼亞》を除く32枚すべてが自由枠であるといえる。よって、ドローソースも防御札もサブプランも好きなように入れることができ、構築の自由度が高い。 キーカードが《“必駆”蛮触礼亞》であるため、必然的にビートジョッキーなら何でもサブフィニッシャー候補になりうる。《頂上電融 クライアッシュ“覇星” '22》を筆頭に、単体でもゲームエンド級のクリーチャーが候補に挙がる。 《ポッピ・冠・ラッキー》が覿面に刺さる対面では4ターン目まで溜める動きをしてからやりたい放題するというゲーム運びも成り立つ。【モルトDREAM】対面では少しでも相手がもたついた場合その典型例となる。 短所 [編集]シールドに触れない場合は追加展開ができず、盤面次第ではそのまま攻撃の連鎖が途絶えてしまう。ブロッカーには最大限の対策を図りたい。 追加展開のタイミング上、S・トリガー呪文とG・ストライクでは止まりにくいもののS・トリガーで出てくるクリーチャーのcipは直撃する上に、それがブロッカー持ちであると非常に厄介。特に、《ヘブンズ・ゲート》は苦手な大型ブロッカーを大量展開してくるうえに《禁時王秘伝エンドオブランド》で阻止できないため非常に苦しい。 《深淵の逆転撃》は天敵中の天敵。《禁時王秘伝エンドオブランド》の呪文ロックで止まる範囲内なのが幸いか。 どこまで行っても盤面に破壊コスト、あるいは手札に特定のカードが必要であるデッキなので、《死神覇王 ブラックXENARCH》は対策必須である。 速攻型の場合はデッキコンセプト上クリーチャーのほとんどが超GRゾーンの中に眠っているため、《“必駆”蛮触礼亞》と《BAKUONSOOO8th》を手札に揃えられないと一気に苦しくなる。《BAKUONSOOO8th》はまだ《“覇星”》などのサブフィニッシャーでもなんとかなるが、《“必駆”蛮触礼亞》がない場合はそれも望めない。 《異端流し オニカマス》のような「召喚せずに出たら除去する」タイプのメタにこそ強いものの、逆にそれ以外のメタはほとんどが突き刺さる。 環境において [編集]《頂上混成 BAKUONSOOO8th》登場直後の10月3週のアドバンスのチャンピオンシップ上位入賞集計では、『DMGP2024-2nd』前でレシピを秘匿したいプレイヤーが多く、チャンピオンシップ自体の開催数が47と少なかったものの、専用デッキ【BAKUONSOOO】が6件と入賞数2位であった。3件が青赤型、もう3件が白青赤型であった。 何と言ってもどの型にも共通して《“必駆”蛮触礼亞》との2枚要求の3ターンキルという点が大きい。《マシンガン・トーク》でこのクリーチャーでの一気の2枚ブレイクをおかわりすれば単体除去が追いつかないペースでGR召喚でき、《The ジョギラゴン・アバレガン》を捲ればそちらの自軍へのブレイクで手札補充したり《勇愛の天秤》系のS・トリガーを暴発して追撃に備えたりできる。手札以外メタに関しても《ポッピ・冠・ラッキー》ぐらいなら、4ターン目以降の場合《時を戻す水時計》でバウンスしつつ余ったマナで同一ターン中に始動できる。 《“必駆”蛮触礼亞》に反応する通常のコスト踏み倒しもアドバンスでは使い捨ての《ベイビーポンの助》と《ベイB セガーレ》や、相手に先攻を取られた際の超上振れパターンの《ガル・ラガンザーク》を除けば、《勇愛の天秤》の火力範囲内の《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》と《キャディ・ビートル》ぐらいしか、3ターン目の動きに間に合う着地置換効果方式のものが存在せず、後は精々が後攻を取ってしまった時に間に合ってしまうがスペック自体は落ち目となっている《ルピア炎鬼》と《洗脳センノー》があるぐらいであり、出ることそのものを阻害されなければEXライフで耐えられる。一度通常のコスト踏み倒しメタをやり過ごせば手札以外メタは《禁時王秘伝エンドオブランド》で事実上《ポッピ・冠・ラッキー》以外全てを吹っ飛ばすことができ、《ポッピ・冠・ラッキー》も《時を戻す水時計》で処理できる。 白青赤型の場合は青赤型では採用できない白のメタカードや、青赤では質的に真似できない《ロジック・サークル》のような呪文指定サーチ、《氷柱と炎弧の決断》を凌ぐドロー効率となる《T・T・T》、メタカードを退かせない場合のサブプランに役立つ《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》のような上質な軽量級GR召喚呪文を積めるのが利点。光のコスト3呪文は《ナゾの光・リリアング》で高速射出するという手もある。 『DMGP2024-2nd』Day1のアドバンス部門では【白青赤BAKUONSOOO】括りでベスト128進出者21人が使用と予選実績2位。ベスト8にも2人残ったがベスト4進出はならなかった。ベスト64には《死神覇王 ブラックXENARCH》での継続的なハンデスに対して《斬隠蒼頭龍バイケン》のマッドネスと自身回収を繰り返すことで半永久的に手札が減らないようにする型が残った。 グランプリ後には《流星のガイアッシュ・カイザー》の疑似侵略ZEROから《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》や《時の法皇 ミラダンテXII》、《蒼き夢双 ドギラゴン天》などへの革命チェンジに繋げる【白青赤BAKUONSOOO】の入賞が報告された。諸々のディスカード式手札交換S・トリガーからカウンターで出した《斬隠蒼頭龍バイケン》を使って革命チェンジを狙う型も見られる。 2024年11月中頃には【青魔導具】折衷型が64人参加のアドバンスのチャンピオンシップで優勝。 12月に入ると対策も進み3ターンキルが決まりにくくなったため、フィニッシュに5ターン程度かかることを前提とした後ろ寄せ構築も多くなった。同月下旬には自然のコスト2マナブーストや《豊潤フォージュン》などから《ヨビニオン・ハルカス》に繫ぎ、《楽識神官 プレジール》を呼び出して《“必駆”蛮触礼亞》にアクセスし、そこからワンショットを狙う【青赤緑BAKUONSOOO】なる型が35人参加のアドバンスのチャンピオンシップで優勝。丁度非ドラゴン基盤の【青赤緑ガイアッシュ覇道】を《頂上混成 BAKUONSOOO8th》軸に改造し、《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》を1枚積みのサブに降格させたような構築であった。 DM24-RP4で4ターン目以降の安定キル用に《♪立ち上がる 悪魔に天使 堕ちるかな》を獲得。 2025年の年始には、《金天使 エン・ゴルギーニ》を溜めるプラン用兼押し込み手段として3枚採用した型が66人参加のチャンピオンシップで4位入賞。 DM24-BD5で《魔力妖精バーベナ/「これは…失われし記憶」》を獲得。 DM24-BD5・DM24-BD6期時点では上述の《その子供、可憐につき》型が《“必駆”蛮触礼亞》の枚数を減らす方向に進化し、0枚積みでの上位入賞報告もある。その流れで《BAKUOOON・ミッツァイル》が5枚目の《頂上混成 BAKUONSOOO8th》として採用される事例が散見されるようになった。超GRも《その子供、可憐につき》によるスピードアタッカー付与との摺り合わせが強くなっていった。 DM24-EX4で《豪運の絆》、《審秘の精霊ピュリファイ・ジョーカー》、《地雷冥土The World Is Mine》を獲得。 2025年4月上旬には、《モモダチ キャンベロ》を追撃と《頂上混成 BAKUONSOOO8th》によるスピードアタッカー付与が切れた時の保険として2枚採用した型が87人参加のチャンピオンシップで3位入賞。 DM25-SP1で《ルード・ザーナ》を獲得。 DM25-RP1で《粋と雨衣 ケローラ》を獲得。 「DMGP2025‐1st」Day1(アドバンス)では【BAKUONSOOO】括りでベスト128進出者中5人が使用。しかしベスト8は逃している。 DM25-RP2で《虚ト成リシ古ノ蛇神ノ咆哮》、《一音の妖精》を獲得。 フィニッシュのお手軽さ、デッキの拡張性などから環境を歪ませる性能を持ち、そうした面が危惧されたのか2025年8月12日付で《頂上混成 BAKUONSOOO8th》本体が殿堂入り。 新殿堂開始直後の8月3週のアドバンスCS上位入賞率集計母数35なので参考記録程度だが、入賞0件。リペア不可能であったことが窺い知れる。
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