【モルトNEXT】 [編集]《超戦龍覇 モルトNEXT》で《爆銀王剣 バトガイ刃斗》を呼び出し、《超戦龍覇 モルトNEXT》の攻撃でドラゴンをコスト踏み倒しして《爆熱王DX バトガイ銀河》を龍解させて《爆熱王DX バトガイ銀河》のアタックトリガーでさらにドラゴンを踏み倒す【連ドラ】系統のデッキ。 相手のコスト踏み倒しメタが立っている場合は、サブプランとして、《闘将銀河城 ハートバーン》を呼び出し、そのまま《超戦覇龍 ガイNEXT》へと龍解させて一気に1ショットキルを狙う道もある。《爆銀王剣 バトガイ刃斗》が登場する前はこちらが主流だった。
2つのマナ武装を達成してしまえば《超戦龍覇 モルトNEXT》1枚でフィニッシュまで持って行ける、という奇襲性・突破力の高さを強みとする。 少しずつ制圧していくコントロール相手には一気に切り崩すことが可能。 ハンデスに対してはマッドネスを無理なく多く積めるのでその点では強いが、マナブーストによるリソース消費で手札がカツカツになりやすいという意味では弱いともいえる。 ドラゴン・サーガ終盤に登場して以降、新章デュエル・マスターズ辺りまで常にトップメタ争いに加わっていた強力なアーキタイプである。 略称は「モルネク」「ネクスト」など。 《ブランド <NEXT.Star>》参入後は、デッキ基盤を維持しつつオリジナル仕様にチューンナップした【ブランド <NEXT.Star>】が成立している。そちらも便宜上こちらに記載することとする。 基本的な構成 [編集]基本的には【モルト「王」】と同じく、火をベースに自然のマナブーストを加えた【準赤単】で構成され、そこに他の文明がタッチされる場合もある。 主要カード [編集]
候補火単色クリーチャー [編集]候補多色クリーチャー(火/自然) [編集]
候補多色クリーチャー(その他) [編集]光 [編集]
闇 [編集]
水 [編集]
光/闇 [編集]
候補火を含まない多色 [編集]
候補自然単色クリーチャー [編集]
候補単色呪文 [編集]候補多色呪文 [編集]
候補ツインパクト [編集]
候補禁断 [編集]
候補ドラグハート [編集]
候補サイキック・クリーチャー [編集]
長所 [編集]《メンデルスゾーン》や《ボルシャック・栄光・ルピア》といった充実したドラゴン基盤専用マナブーストから繋げる上、《「助けて!モルト!!」》により3ターンキルも狙えるため他の中速やコントロールと比べ一手早く動くことができるのが強み。 龍解はクリーチャーを出している訳ではないというドラグハートの性質上《異端流し オニカマス》等のコスト踏み倒しメタや《リツイーギョ #桜 #満開》等のクリーチャー指定の大量展開メタにはある程度強気に出られる他、《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》や《「オレの勝利だオフコース!」》といった除去手段も豊富に持ち合わせるため総じてメタカードへの耐性が高い。 また、その出力・物量のおかげで単体除去やG・ストライクには屈しにくく、大型ドラゴンが並べば全体除去も突破しやすいため生半可な受けデッキを否定できるのも特徴。 更には近年のドラゴンカードプールの充実に伴いS・トリガーやG・ストライクも構築を歪ませず10~14枚程度は積むことができ、禁断解放+革命0トリガーのコンビもあって受けも比較的硬い。 基礎的なデッキパワーが段違いであり、多少の規制には動じない確固たる基盤がある。 これらの要素から、正体不明のデッキといつ出くわすか分からない大型大会ではそのデッキパワーで力押しすることで安定して予選を突破しやすいのも強みの一つと言えよう。 短所 [編集]ドラゴンメタ、手札以外メタ、マナブーストメタが刺さる。手札以外メタは中量級マッハファイターで何とかなるが、マナブーストメタはそもそもマナが伸びなくなるため、《超英雄タイム》ぐらいでしか対処できない。ドラゴンメタに至っては出されたら負けと割り切ろう。 赤緑型では《地封龍 ギャイア》と《熱血星龍 ガイギンガ》でしかカウンター封じができないため、その2つが腐ると逆転を許す恐れがある。 メタカードは汎用性を損なわないものとなると《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》、《インフェル星樹》ぐらいしかなく、ドラゴン基盤を崩さないで積むには非常に制約が出るため、コンボデッキは全体的に苦手。 豊富なメタカードと非常に再現性の高い4ターンキルを両立する【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】には手を焼く。大抵の場合においてこちらが1ターン足止めされただけで致命傷になるためである。 変遷 [編集]ドラゴン・サーガ期 [編集]ドラゴン・サーガ終盤に《超戦龍覇 モルトNEXT》が登場したことで成立。 《爆熱天守 バトライ閣》によってドラゴンを大量展開して数で攻めれば、相手はS・トリガーをもってしても反撃が難しくなり、とにかく登場当初から爆発的な攻撃力が売りであった。 当時の弱点としては守りが薄いことが挙げられる。 また、当時はデッキと十分なシナジーを形成する初動候補が乏しく、2コストマナブーストというだけでドラゴンシナジーも【準赤単】シナジーもない《フェアリー・ライフ》や《霞み妖精ジャスミン》が採用されることがざらであった。そうしたことからフィニッシュまでに5ターン以上かかることもざらであった。 当時としては《次元龍覇 グレンモルト「覇」》で《真聖教会 エンドレス・ヘブン》を呼び出すパターンも少なくなかった。 革命編期 [編集]《メガ・マナロック・ドラゴン》が登場したことで多色デッキに対してより強く出られるように。 《龍秘陣 ジャックポット・エントリー》によって《超戦龍覇 モルトNEXT》を安定して着地できるようにした型が流行した。当時山札圧縮を目的に《龍素記号Sr スペルサイクリカ》をただ4枚の水のカードとして《龍秘陣 ジャックポット・エントリー》でのコスト踏み倒し前提で投入したレシピもあった。 また、革命0トリガーを持つ《ボルシャック・ドギラゴン》及び《革命の鉄拳》を獲得したことにより守りの問題がほぼ解決し、同時にカウンター性能が大幅に向上した。デッキを優秀なキング・コマンド・ドラゴンで固めた重量級の黒赤緑カウンター構築が多くなった。 【赤単レッドゾーン】に対しては受け札も然ることながらやろうと思えば当時無制限であった《フェアリー・ギフト》で《超戦龍覇 モルトNEXT》を呼び出して《闘将銀河城 ハートバーン》から3ターンキルを狙えた。しかも更地からこれを狙えたため《轟く侵略 レッドゾーン》による変則火力も怖くなかった。当時速度とカードパワーでほとんどのデッキを圧倒した【赤単レッドゾーン】をしても侮れない速度とデッキパワーを持っていたのである。 中にはデッキを【5色コントロール】に寄せた【5色モルトNEXT】なる型の入賞もあった。 総じてデッキとしての完成度が高まり、静かながらもシェアを集めていった時期である。 革命ファイナル期 [編集]《スクランブル・チェンジ》の登場により、最速3ターン目にバトルゾーンをドラゴンで埋め尽くすことが可能となった。《スクランブル・チェンジ》殿堂入り前については【スクランブルモルトNEXT】を参照のこと。 2016年9月15日をもって《フェアリー・ギフト》が殿堂入り。 2017年2月16日をもって《メガ・マナロック・ドラゴン》が殿堂入り。 新章デュエル・マスターズ期 [編集]《スクランブル・チェンジ》殿堂入り前当時、【モルトNEXT】と【緑単ループ】の両方に有利を取れるメタデッキはほぼ作れなかったと言われる。共に圧倒的なデッキパワーを持つだけでなく、【モルトNEXT】を受け切るには相応の受け札が必要だが【緑単ループ】には刺さらず【緑単ループ】を処理するための軽量除去を積むと【モルトNEXT】に刺さらないという補完関係が、二強環境をより強固なものにした。 強化に次ぐ強化を経てついに2017年4月に行われた「デュエル・マスターズグランプリ- 4th」では優勝を果たしている。 2017年7月8日をもって《スクランブル・チェンジ》が殿堂入り。これにより【スクランブルモルトNEXT】が消滅。 その後のDMGP-5thでは予選突破者128人中31人が使用と予選使用率1位を記録。しかし、本戦上位に残ったデッキが自身の不利対面ばかりであったためTOP8には1人しか残らず、最高成績は3位。 双極篇期 [編集]長く環境に居座るこのデッキに対し、これ以上周辺パーツの規制をしても効果が薄いと判断されたのか、ついに2018年3月1日付でデッキの核となる《超戦龍覇 モルトNEXT》と《爆熱剣 バトライ刃》/《爆熱天守 バトライ閣》/《爆熱DX バトライ武神》とがプレミアム殿堂超次元コンビに指定された。 これ以降は《爆熱剣 バトライ刃》を実質搭載できなくなったため、空いた超次元ゾーンの1枠に《次元龍覇 グレンモルト「覇」》からの《蒼き団長 ドギラゴン剣》への革命チェンジと相性が良いサイキック・クリーチャーを搭載するケースが見られるようになった。 DMRP-05期になると【白赤緑モルトNEXT】型がチャンピオンシップ優勝をポツポツと果たすなど一定のリペア成功を果たした。 だが、それ以降は優勝報告も絶え、さらなる環境の高速化と《爆熱天守 バトライ閣》の喪失が響き、ついに環境争いの座から陥落した。 そして2019年3月1日をもって《蒼き団長 ドギラゴン剣》が殿堂入り。 超天篇期 [編集]しかし、DMSD-10期になると、《“轟轟轟”ブランド》と《セイレーン・コンチェルト》が殿堂入りしたことにより環境が低速化して極端な速度の速攻が減ったこと、GR召喚に《メガ・マグマ・ドラゴン》が刺さることなど、追い風が吹き始め、チャンピオンシップ4位以内入賞が目立つようになった。この頃になるとそれ以前はしばらく採用を見送られていた《勝利宣言 鬼丸「覇」》や《偽りの王 モーツァルト》などの大型も投入されるようになった。重量級寄りの構築に変わったことで《禁断 ~封印されしX~》型から《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》型に変遷した。 ドラゴンがそれほど重視されないこの頃の環境においては《偽りの王 モーツァルト》による全体除去が多くの対面で刺さり、《龍の極限 ドギラゴールデン》によるマナ送りが少しずつクリーチャーを並べては潰し合う環境にマッチしているのである。【ドルマゲドンX】系統が環境に多く、禁断クリーチャーメタとなる《龍の極限 ドギラゴールデン》は馬鹿にできない面がある。甚だしくは《暴龍事変 ガイグレン》を4枚投入した型までもが上位入賞を果たしており、それだけ環境が遅くなり、《ボルシャック・ドギラゴン》が防御札として刺さりやすくなったことの表れである。《禁断 ~封印されしX~》型も依然として強力であり、《決闘者・チャージャー》や相手のブレイクで手札が増えることによって《ボルシャック・ドギラゴン》をかき集めれば封印6枚の状態から禁断解放することも現実的に起こりうる。 そして、DMEX-06にて《爆銀王剣 バトガイ刃斗》が登場。【連ドラ】タイプの【モルトNEXT】が復活し、大幅な強化を受けた。 直後のチャンピオンシップで続々4位以内入賞が報告されるなど大活躍したが、DMBD-09・DMBD-10期に【青黒緑デッドダムド】が成立すると立場が一変。そちらに需要を奪われ、2番手の地位も速度で勝てる【青魔導具】、【サンマックス】、カウンターで勝ちに行ける【ロマノフシャコガイル】に譲ることとなった。『超CSIII in 山形』においては決勝ラウンド進出者128人中8人が使用にとどまり、使用率5位と低迷したことからその失速ぶりが分かるだろう。 とはいえデッキに何の変化もなかったわけではなく、DMBD-09・DMBD-10期になると新たな型の【白赤緑モルトNEXT】が一定の結果を残した。 DMEX-07期には《永遠のリュウセイ・カイザー》や《メガ・マグマ・ドラゴン》が【青赤緑ミッツァイル】への対策になると一部で注目されたが、《永遠のリュウセイ・カイザー》はバトルゾーンまでの着地がほとんど間に合わず、《メガ・マグマ・ドラゴン》も2ターン目に《メンデルスゾーン》を成功させなければ厳しいため、「出せれば強い」止まりであり、贔屓目に見ても五分対面にしかならないのが痛い。一方で各種コスト踏み倒しメタの使用率が下がったことで早期のコスト踏み倒しと《ボルシャック・ドギラゴン》からのカウンターに重きを置いた【不死鳥モルトNEXT】が多く見られるようになった。 十王篇期 [編集]依然として除去を受け付けない高速デッキが多いため立場は厳しいが、【赤緑キリフダッシュ】を始めとして少しずつ並べながら刻むデッキタイプがそれなりに存在するため、《爆流忍法 不死鳥の術》などで封印を外しての禁断解放の刺さりが良くなり、若干救済された。《勝熱英雄 モモキング》も禁断解放による全体封印で何とかなるので、手札に抱えた《ボルシャック・ドギラゴン》の枚数次第といったところ。 2020年7月1日の殿堂レギュレーション改訂以降の群雄割拠となった環境では、このデッキの活躍も増えた。 DMRP-15期には黒赤緑構築において色的に明らかなコスト踏み倒し前提の札となる《最終龍覇 グレンモルト》、《姫様宣言プリンプリン》を採用した型のチャンピオンシップ優勝が報告された。同構築では《時空の神風ストーム・カイザー XX》も採用されており、《奇跡の覚醒者ファイナル・ストーム XX NEX》に覚醒させてそちらのアタックトリガーで疑似《勝利宣言 鬼丸「覇」》の実現を狙うのだと思われる。 同じくDMBD-15期、【青赤緑モルトNEXT】が成立。その歴史は詳しくはそちらの項で。 その後、「入れ替える」に関する裁定変更によりいわゆる「閣ループ」によるドラゴンの大量展開が不可能となったためか、2020年12月18日に《超戦龍覇 モルトNEXT》と《爆熱天守 バトライ閣》のプレミアム殿堂超次元コンビが解除された。 王来篇期 [編集]十王篇期と異なり除去を受け付けるデッキが多くなったが、それは【モルトNEXT】も同じであり、【5色コントロール】との対面ではG・ストライクで波状攻撃を止められ、返しに《聖魔連結王 ドルファディロム》の除去で致命傷を負うケースが増えた。フィニッシャーの1体である《轟く革命 レッドギラゾーン》も、《聖魔連結王 ドルファディロム》での殴り返しを受け付けるパワーラインなのが痛い。 DMRP-17で《熱血 バトクロス-1》を獲得したが、《爆裂遺跡シシオー・カイザー》と選択になる程度であり、強化としてはささやかである。 その後、DMBD-16にて《ボルシャック・栄光・ルピア》、《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》、《ボルシャック・決闘・ドラゴン》を獲得し、大幅に強化された。これにより【赤緑ボルシャック】折衷型も確立された。公式動画でも「開発者が作った本気のモルネク!」というサムネで紹介するほどホットなデッキとなっている。この頃になると5枚目以降のフィニッシャーとして《次元龍覇 グレンモルト「覇」》を採用しなくとも困らないほどリソースを稼げるようになった。 DMRP-19では《禁断竜王 Vol-Val-8》を獲得。うまくいけば毎ターンエクストラターンを得ることができる。 DMBD-18期あたりになると、《極限龍神メタル》を繋ぎ役にした型が結果を残した。この頃になると4枚積みの《地封龍 ギャイア》を早期に《爆熱王DX バトガイ銀河》から放り投げる型も見られるようになった。 DMEX-18末期には《ボルシャック・モモキングNEX》によるコスト踏み倒しで《龍世界 ドラゴ大王》や《ニコル・ボーラス》などのフィニッシャー格の着地を狙う【赤緑ボルシャック】基盤の型が流行。この型は《13番目の計画》でメインデッキ枚数を50枚に増やし、豊富な初動でメインデッキ枚数増加を苦にせず、多種多様な高出力ドラゴンを積めるのが特徴。《ボルシャック・秘伝・ドラゴン》、《王来英雄 モモキングRX》などのリソース系能力を持つ多色中量級ドラゴンを各4枚積みできるため、《蒼き守護神 ドギラゴン閃》を使ってファイナル革命先のcipでアドバンテージを取る型もある程度勢いを見せた。 王来MAX期 [編集]2022年のゴールデンウィーク中には《龍風混成 ザーディクリカ》、《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》などの【5色ザーディクリカ】用のドラゴンを出張させた黒抜き4色型がチャンピオンシップ優勝を果たした。 【ブランド <NEXT.Star>】成立後、最速先攻3ターン目に《ブランド <NEXT.Star>》から《超竜バジュラズテラ》を着地させる型が成立。よしんば《ブランド <NEXT.Star>》が手札になくとも、豊富なマナブースト手段があるため早出しにはほとんどの場面で安定し、不自由しない。《蒼き守護神 ドギラゴン閃》で《ボルシャック・栄光・ルピア》を呼び出すのも素出しプランに役立つ。この型はたちまち、ドラゴン基盤以上の種族や名称カテゴリに拘らずグッドスタッフ性を高めた【赤緑モモキングRX】として名称が通ることとなった(実際は水マナが10枚程度存在し、タッチ青となっていることも少なくない)。 その一方で、《爆熱DX バトライ武神》がプレミアム殿堂入りした。これにより、従前の【青赤緑モルトNEXT】は基盤を維持しつつ《超戦龍覇 モルトNEXT》を抜いた【青赤緑モモキングRX】に派生。赤緑型も同様に【赤緑モモキングRX】に派生しており、《ブランド <NEXT.Star>》すら抜いてモモキングシナジーを優先した型も多くなった。それでも、発展的解消したという訳ではなく、ドラグハートを幅広く呼び出せる対応力、《ブランド <NEXT.Star>》と異なり《ボルシャック・ドギラゴン》の革命0トリガーの邪魔にならないどころか捲った時のバリューが大きいことから、【赤緑モルトNEXT】は従前のものが全く使われなくなったわけではない。 ゴッド・オブ・アビス期 [編集]DM22-RP1発売から1ヶ月余りが経過すると、《最終龍覇 ロージア》や《龍風混成 ザーディクリカ》を各4枚積みし、《ドギラゴン・エントリー》を2枚投入した白青赤緑型がチャンピオンシップ3位入賞を果たした。 DM22-BD1で《超戦龍覇 モルトNEXT》の嵩増しになる《爆炎龍覇 モルトSAGA》、アドバンス仕様の《熱血龍 バトクロス・バトル》と呼べるクリーチャー面にフィニッシャー早出し呪文面のついたツインパクトである《炎龍覇 グレンアイラ/「助けて!モルト!!」》を獲得。《爆炎龍覇 モルトSAGA》が火のマナ武装7によりフルスペックを発揮する関係上、9枚目以降のフィニッシャーとしてだが《二刀龍覇 グレンモルト「王」》が再評価されるに至った。 DM22-BD1発売を機に【緑単オービーメイカー】と共にトップメタに立つに至った【モルトNEXT】だが、DM22-RP2発売約1週間前のあるチャンピオンシップではベスト4全員が【モルトNEXT】という結果となった。 しかし、隆盛も束の間、DM22-EX2発売による【絶望神サガループ】の成立・台頭によりメタカードを積めず速度でも劣るこのデッキは勢力の縮小を余儀なくされてしまう。 『DMGP2023-1st』Day1(アドバンス)では予選通過者128人中15人使用と予選使用率3位を記録。【絶望神サガループ】対策のために全体的にデッキパワーが下がっていた事、苦手な【絶望神サガループ】が事前のメタゲーム予想より少なかったのが大きい。ベスト8まで残ったのは早期に《超戦龍覇 モルトNEXT》と《禁断竜王 Vol-Val-8》を押し付けることを狙った、2枚の《革命の絆》以外はフルパワーに近い構築であった。 アビス・レボリューション期 [編集]このシリーズでは大きな変化もなくそこそこの立ち位置にいたが、DM23-RP2期には《モモキング -旅丸-》と《ベイビー「刃鬼」》を各4枚積みとして【絶望神サガループ】に対応した型が4位入賞。スペックの低いドラゴン基盤仕様のコスト踏み倒しメタや大量展開メタを利用しなければならないほど、追い詰められていたという見方もできる。 DM23-EX1で《「必然」の頂 リュウセイ/「オレの勝利だオフコース!」》を獲得し、【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】や【緑単オービーメイカー】への対抗策を得た。この新規の獲得により、《爆銀王剣 バトガイ刃斗》で捲れるスピードアタッカー化枠が《超戦龍覇 モルトNEXT》、《爆炎龍覇 モルトSAGA》と合わせて最大12枚体制とすることができるようになった。全体スピードアタッカー以外にも素でスピードアタッカーを持つ者としては既に《禁断竜王 Vol-Val-8》、《R.S.F.K.》が存在しており、状況次第で《炎龍覇 グレンアイラ》もスピードアタッカーとして利用することができるため、この時点で異次元の勝ち筋の広さと言える。 2023年8月11日付で強力な大型ドラゴンの《勝利宣言 鬼丸「覇」》が殿堂解除された他、ついに《絶望神サガ》が殿堂入りし天敵だった【絶望神サガループ】が消滅。 DM23-RP3期になると手を焼くコンボデッキ全般に強い《地封龍 ギャイア》複数枚投入した型が流行。同様の理由で超次元ゾーンに《最強熱血 オウギンガ》+《天命讃華 ネバーラスト》を投入する例や、果ては色の合わない《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》をタッチする構築さえ見られた。 DM23-EX2期にはミラーマッチ対策にもなる上に苦手なコンボデッキにもある程度刺さる《「鎮魂」の頂 ベートーベン・ソレムニス》を3枚程度積んだ型が目立つように。また、《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》と《雷龍 ヴァリヴァリウス》に寄せた【白青赤緑モルトNEXT】なる型も上位入賞している(【白青赤緑モルトNEXT】自体は王来MAX期にも入賞している)。《「鎮魂」の頂 ベートーベン・ソレムニス》にがアドバンス環境での成績を左右するミラーマッチ対面であまりに刺さるため、赤緑ベースの構築でも十分やっていけるようになった。 DM23-EX2発売から約2週間後には、マナブーストをチャージャーに一任し、《雷龍 ヴァリヴァリウス》を早出し手段として足し、ワンショット失敗時の保険に《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》を採用し、コスト踏み倒し前提で色の合わない《最終龍覇 グレンモルト》や《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》を採用した、【赤白モルトNEXT】なるこれまでの常識では考えられない型がチャンピオンシップ4位入賞。DM23-EX2発売から約3週間後には、《熱血龍 バトクロス・ハンマー》や《爆裂遺跡シシオー・カイザー》、《轟牙忍 ハヤブサリュウ》などのカウンター札で禁断爆発を狙いつつ、《リュウセイ・天下五剣カイザー》や《熱血星龍 ガイギンガ GS》で詰めるやや昔ながらの赤緑型が80人規模のチャンピオンシップで準優種。 DM23-BD2・DM23-BD3期時点では《禁断竜王 Vol-Val-8》の枠をカットして《地封龍 ギャイア》を3枚以上積んだ赤緑ベース型、その枠を《頂上混成 ガリュディアス・モモミーズ'22》に変えた型が主流。 DM23-RP4発売約1週間前には、《「助けて!モルト!!」》で呼び出す前提で《最終龍覇 グレンモルト》をタッチし、《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》と組み合わせた赤緑型がチャンピオンシップ準優勝(ただし32人規模)。 DM23-EX3期では【赤黒バイク】や【青赤マジック】といった速攻が増加したため《革命の絆》を4枚投入した構築が流行した。 王道篇期 [編集]『DMGP2024-1st』Day1個人戦(アドバンス)ではベスト128進出者中4人使用と、【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】、【黒赤緑アビス】と並んで予選実績7位タイ。簡単にこのデッキで予選を突破できる時代でなくなりつつあると窺い知れる。 グランプリを境に、【ムザルミ天門】対策として《最前戦 XX 幕府》を採用した型が目立つようになった。龍解前がフォートレスで尚且つ龍解除後がコスト6以上のクリーチャーなので《∞龍 ゲンムエンペラー》で詰まず、《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》も《熱血龍 GENJI「天」》までケアする余裕がないそもそも強制で《熱血龍 GENJI「天」》に龍解する前にブロッカー破壊を2回撒けば、《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》は大抵のレシピで2枚積みなので全部処理できるケースが多い。 2024年ゴールデンウィーク時点では赤緑型が主流。【ムザルミ天門】や【黒緑アビス】に対して《地封龍 ギャイア》を立てればカウンター封じは事足り、【青赤マジック】や【赤黒バイク】/【青黒赤バイク】などの高速系を考えれば下手に妨害に寄せるより基盤と速度を押し付けた方が強いため。 7月上旬にはドラゴン基盤の濁りを承知で《レーホウ・衛・デカッチ/「暴竜爵様のお出ましだッチ!」》を4枚積みした【赤白モルトNEXT】が32人参加のチャンピオンシップを優勝したことが確認された。3コストチャージャーを呪文側でサーチするのが主な採用理由であった。 DM24-BD1で《王道の革命 ドギラゴン》を獲得。マナ加速とマナ回収で《モルトNEXT》に繋げやすい上に受け札にもなるため相性がよく、《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》と組み合わせた【白赤緑モルトNEXT】が各地で入賞するようになった。そちらのデッキカラーだと《革命の絆》が色的に邪魔になりにくいという利点もある。 DM24-EX2で《頂上電融 クライアッシュ“覇星” '22》、《夢双龍覇 モルトDREAM》を獲得。オリジナルの【ブランド <NEXT.Star>】のパーツとしては《夢双英雄 モモキングDM》が追加。 《夢双英雄 モモキングDM》の追加により、DM24-EX2期に【赤緑ブランド <NEXT.Star>】の上位入賞が見られた。 新戦力2枚は伊達ではなかったのか、『DMGP2024-2nd』Day1のアドバンス部門では【モルト】括りで予選通過のベスト128入りが10人と予選実績4位。しかし本戦ではベスト8入りを逃している。 グランプリ後もフィニッシャードラグナーとして《夢双龍覇 モルトDREAM》を単採用とした【白青赤緑モルトDREAM】が結果を出すなどしている。メインデッキを火のドラゴンで固めることが必須でないことから、《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》や《地封龍 ギャイア》といった火ではないドラゴンのロック持ちを3枚以上のまとまった数投入しやすいという利点がある。 しかし《夢双龍覇 モルトDREAM》の登場以降、白赤緑構築も《夢双龍覇 モルトDREAM》4枚、《爆炎龍覇 モルトSAGA》2枚から3枚の【モルトDREAM】とした型が主流となり、元祖の《超戦龍覇 モルトNEXT》はそれ以降の枠に降格しつつある。 2024年は【モルトDREAM】が年間でアドバンスの週間入賞数ランキング1位を2回記録している。 次第に《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》をブロッカーやG・ストライクへの対策として2枚程度積んだ【モルトDREAM】も、中には見られるようになった。手札以外メタを立てられた際の取り敢えずのフィニッシュ手段にもなる。 DM24-BD5・DM24-BD6期には、ワンショット失敗時に盤面を一掃されないように《大音卿 カラフルベル》を1枚採用した型が36人参加のチャンピオンシップで4位入賞。特に【ブラックXENARCH】対面の場合はリーサルに届きづらい時に重宝する。 王道W期 [編集]「DMGP2025‐1st」Day1(アドバンス)では【モルトDREAM】括りで予選通過実績4位となるベスト128進出者12人を記録。 DM25-BD1で【白青赤緑モルトDREAM】が《ボルシャック・セブンス/インビンシブル・サンバースト》を獲得。 DM25-RP2で【白赤緑モルトDREAM】や【白青赤緑モルトDREAM】が《アルジェン・ゴルギーニ》を、DM25-RP3で《「GG」-001》、《~輝きは奇跡そのもの~》を獲得。 その他 [編集]
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