【カイザー「刃鬼」】 [編集]《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》のコスト踏み倒し能力を活かした重量級デッキ。単に【刃鬼】と呼ばれることも。
基本的な構成として、マナブーストのための自然、優秀なハンターを多く擁する火の2色を主要色とし、動きを安定させるために水を足す場合が多い。 ガチンコ・ジャッジの勝筋の目安の1つとして、デッキの中にコスト6以上のカードをいかに多く投入できるかがある。もちろん軽量マナブーストやドローをするカードとの割合を調整しながらのデッキ構築となるので、プレイヤーの手腕が試される。 現役当時は中盤のつなぎとなるサイキックやグッドスタッフのおかげで、無対策の相手との対面では《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》で展開するまでもなくクリーチャーが積み上がることもままあった。そうなると《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》のガチンコ・ジャッジで思うように勝てなかった場合やそちらのコスト踏み倒し先が十分装填できなかった場合も挽回できた。 環境に合わせて、後述のようにタッチで光や闇を投入するタイプも登場した。エピソード3〜ドラゴン・サーガ期の殿堂入りの影響をあまり受けておらず(ほぼ《勝利宣言 鬼丸「覇」》のみ)、その間、常にメタゲームの一角を占める有力デッキであり続けていた。
主要カード [編集]
候補カード [編集]
超次元ゾーン [編集]
タッチ光型 [編集]通称「白刃鬼」。自然、火、水の三色に加えて、光を投入したタイプ。 決して一般的ではないが【ヘブンズロマネスク】に仕上げてカウンターによるターボを行ったり、大量に積んだ光のクリーチャーで《ミラクル・ミラダンテ》の革命0トリガーを安定して運用したりと、光の【クリーチャーコントロール】に寄せた構築もある。ただし、構築によっては《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》で呼び出すクリーチャーをマナチャージするのにやや工夫が必要になる。 候補カード [編集]
タッチ闇型 [編集]通称「黒刃鬼」。自然、火、水の三色に加えて、闇を投入したタイプ。 候補カード [編集]
【5色フェアリー・ミラクル】型 [編集]通称「5色刃鬼」。自然、火、水の三色に加えて、光と闇を投入し【5色フェアリー・ミラクル】のような構成をとるデッキ。 候補カード [編集]
ドラゴン型 [編集]DMEX-17期に《超神龍バイラス・カースド》《流星のガイアッシュ・カイザー》などの獲得により成立したドラゴン軸の型。 S・トリガー完全封殺の《超神龍バイラス・カースド》と全体SA化+ドラゴン増殖ワールド・ブレイカーの《ボルシャックライシス・NEX》が揃った時の制圧力が凄まじく、さらにこの2体は共通してハンターを持つため《刃鬼》でまとめて投げつけられる点が最大の魅力。決まれば勝利確定と言って差し支えない。 フィニッシュに必要なハンターの枚数が2枚と少ないのでガチンコ・ジャッジの勝利回数も少なく済み、仮に《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》を出されても《刃鬼》が1体目であればお構いなしに突破可能。 この型においても《ボルシャック・栄光・ルピア》《爆龍覇 グレンリベット/「爆流秘術、暴龍の大地!」》などの新規カードの獲得により着々と強化が進んでいる。 候補カード [編集]
このデッキの歴史 [編集]エピソード2終期に登場し、その決定力の高さからドラゴン・サーガ終期まで【ビッグマナ】の代表格として常にメタゲームの一角に居座り続けていた。 しかし、革命編に突入すると環境は高速化し、ビッグマナに到達する前にダイレクトアタックに持ち込まれてしまうことが急増したため、当然このデッキも環境から落ちる。大半の【ビッグマナ】の天敵である《メガ・マナロック・ドラゴン》が登場したことも、環境落ちに拍車をかけている。《メガ・マナロック・ドラゴン》は後の覇者デッキである【モルトNEXT】に投入されるようになったため、なおさらである。 「DMGP-3rd」では高速化に追いつけないことを証明するかのごとく、ベスト64にすら入らなかった。 新章デュエル・マスターズに突入するとさらに向かい風は強くなり、《異端流し オニカマス》や《デスマッチ・ビートル》を始めとするコスト踏み倒しメタが幅を利かせるようになった。 双極篇では《轟破天九十九語》が登場。マナゾーンからクリーチャーを無条件で踏み倒し、かつ大半のコスト踏み倒しメタにも耐性があり、《刃鬼》よりコストが低い。 超天篇に入ると《無修羅デジルムカデ》が登場。タップインでスピードアタッカーを腐らせ、未然に1ショットキルを防ぐ。まだまだ追い打ちは続いた。 DMEX-06で《メヂカラ・コバルト・カイザー/アイド・ワイズ・シャッター》《爆裂遺跡シシオー・カイザー》が登場し、かなりの強化を受ける。前者は呪文側に防御S・トリガーがついたツインパクトハンター、後者はマナブーストと火力除去を行うS・トリガーハンターである。 さらに、このデッキをテーマにした構築済みデッキのDMBD-09にて、《リュウセイ・天下五剣カイザー》《聖闘の精霊龍 セイント・カイザー/ライブラ・シールド》《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》といった強力なハンターが登場。そちらのデッキで《不敗のダイハード・リュウセイ》が再録されていないことから、一部では《不敗のダイハード・リュウセイ》抜きの白青緑タッチ赤型を考案する動きも見られた。しかし、直後の『超CSIII in 山形』においてはベスト128に使用者がおらず、決勝ラウンド進出を逃した。 DMRP-11期には《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》採用型がチャンピオンシップ4位入賞した。 DMEX-06期からDMRP-11期までを見ると偶にチャンピオンシップ4位以内入賞を果たすなど、地雷としては健闘を見せている。 その後は超GRの影響で鳴りを潜めるが、DMBD-13期には《姫様宣言プリンプリン》などの強化パーツを獲得。同時期に超GR関係のカードが殿堂レギュレーション改訂で規制を受けたこともあり、度々大会入賞報告が見られるなど健闘した。 王来篇では《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》《T・T・T》《ドンドン火噴くナウ》《砕慄接続 グレイトフル・ベン》といった強化パーツを手にしており、DMBD-16・DMBD-17期にはそれらを採用した【5色刃鬼】がチャンピオンシップ優勝を果たした。王来篇環境を支配する【5色コントロール】が基盤となっており、《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》にこだわらないコントロールプランが取れるのも持ち味。《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》本体が「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力持ちとして扱われず、相手の《地封龍 ギャイア》が刺さりにくいのも強みであり、《永遠のリュウセイ・カイザー》《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》《不敗のダイハード・リュウセイ》などのcipを持たないクリーチャーを呼び出すことでワンショット自体は妨げられずに済む。 DMEX-17期には《流星のガイアッシュ・カイザー》《超神龍バイラス・カースド》《ベイビー「刃鬼」/「俺たちも必ず勝つ!!」》《無双の超越者ファイナル・ストームXX NEX》を獲得し、これでもかという強化を受けた。DMEX-17発売からしばらくの間、ポツポツとドラゴン軸で《超神龍バイラス・カースド》ルート重視の型がチャンピオンシップ上位入賞を果たした。《無双の超越者ファイナル・ストームXX NEX》を3枚投入してフィニッシュ時に追加ターンを確実に得る型も入賞した。 DMBD-19・DMBD-20期には、《インフェル星樹》でマナブーストしてから《姫様宣言プリンプリン》を使っての横展開でワンショット失敗時のために《禁断 ~封印されしX~》の禁断解放を構える型がアドバンスで4位入賞した。よしんばシールドが残っている状態で禁断解放しても《超神龍バイラス・カースド》でカウンター封じできるのである程度は問題ない。 DMRP-22期には《砕慄接続 グレイトフル・ベン》《零獄接続王 ロマノグリラ0世》《霊宝 ヒャクメ-4》といった【5色ディスペクター】のパーツを取り入れた型が4位入賞した。DMEX-19期には《蒼神龍ヴェール・バビロニア》を《パクリオ》の代用とし、この環境では採用が珍しくなった《青寂の精霊龍 カーネル》を【JO退化】対策として採用したドラゴン36枚型がオリジナルで4位入賞した。 DM22-RP2期には【5色グレンモルト】のテンプレ型からメインデッキのパーツを6枚削り、《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》を含む【カイザー「刃鬼」】仕様のハンター6枚を突っ込んだ型がアドバンスのチャンピオンシップで準優勝を果たした。DM23-SP1期のオリジナルでは、それと大筋で同じような【5色ザーディクリカ】基盤の型がチャンピオンシップ優勝を果たした。 DM23-RP2期には青黒緑カラーで他の色をタッチとした【青黒緑刃鬼】がオリジナルのチャンピオンシップで3位入賞。 DM23-EX1で《飛翔龍 5000VT》《「必然」の頂 リュウセイ/「オレの勝利だオフコース!」》を獲得。また、《「勝利」の頂 カイザー「刃鬼」》の登場により【メクレイド刃鬼】が成立。 『超CSV in 大阪』(オリジナル)では【カイザー「刃鬼」】括りで予選通過128人中2人使用と予選実績10位タイを記録(このデッキを含めて同率に5デッキ)。「DMGP-3rd」予選落ちの雪辱を果たした。 2025年の正月シーズンには、《「勝利」の頂 カイザー「刃鬼」》0枚で重めの青黒緑基盤に赤をタッチした【メクレイド刃鬼】ではない従来型の【刃鬼】が84人参加のオリジナルのチャンピオンシップで4位入賞。 2月初頭には《「勝利」の頂 カイザー「刃鬼」》0枚で《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》2枚の、《ヨビニオン・マルル》を基盤とした【黒刃鬼】が69人参加のオリジナルのチャンピオンシップで4位入賞。ただし、フィニッシャー格が《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》2枚、《勝利宣言 鬼丸「覇」》1枚、《超神龍バイラス・カースド》1枚と、ギリギリの枚数だった。 その他 [編集]
参考 [編集]
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