【ドルマゲドンX】 [編集]革命ファイナルのラスボスであり5枚1組、規格外のコストとパワー、デッキの40枚枠に含まれないと異例づくしのカード《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》/《終焉の禁断 ドルマゲドンX》を軸に据えたデッキ。 革命ファイナル終盤から新章デュエル・マスターズにかけては【黒赤デッドゾーン】と同義であったが、双極篇になって《S級不死 デッドゾーン》への依存度が下がったため現在では【ドルマゲドンX】と呼ばれることが殆ど。 型一覧 [編集]【黒赤ドルマゲドンX】 [編集]
2〜3ターン目は《勇愛の天秤》などで手札を整えつつ《終断δ ドルハカバ》を墓地に仕込む。3ターン目にチャージャー呪文を唱えられたら4ターン目からコスト5以上のコマンドを召喚して封印解除に取り掛かる。 主要カード [編集]
闇または火のコスト5以上のコマンド候補 [編集]
黒赤以外を含むコマンド [編集]
超次元ゾーン [編集]
サンプルレシピ [編集]「超CS in 熊本」ベスト8 メインデッキ [編集]超次元ゾーン [編集]
デッキの回し方 [編集]序盤は《FORBIDDEN SUNRISE ~禁断の夜明け~》や《鬼寄せの術》を使って3ターン目に《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》や《悪魔龍 ダークマスターズ》を着地させハンデスにより相手のテンポを乱すのが理想的。 序盤の相手クリーチャーは《D2V3 終断のレッドトロン》や《炎龍覇 グレンアイラ》等で処理していく。 ハンデス、除去と厚い受けで相手の動きが鈍っている隙にこちらはコマンドを並べて封印を外し、禁断爆発の準備を進めつつ《時空の禁断 レッドゾーンX》や《銀河大剣 ガイハート》を絡めてビートダウンを仕掛けフィニッシュする。 長所 [編集]《終断δ ドルハカバ》と《S級不死 デッドゾーン》による継続的なビートダウンプランと、 《FORBIDDEN SUNRISE ~禁断の夜明け~》登場以降は、《鬼寄せの術》と合わせて最速3ターン目に《悪魔龍 ダークマスターズ》を召喚することも可能。 《終焉の禁断 ドルマゲドンX》の常在型能力によって相手の封印は墓地に置けなくなるためたとえS・トリガーで凌がれても逆転されにくく、今引きのスピードアタッカー1体程度なら《終断γ ドルブロ》や《Disオウジェノ》でブロックできる。 短所 [編集]《FORBIDDEN SUNRISE ~禁断の夜明け~》への依存度が高く、展開できていない場合のゲームメイクが難しい。 《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》等の採用で軽減できるが、基本的に相手への妨害は除去とハンデスしかできないため、その両方に強い耐性があるデッキには不利な戦いを強いられる。 また、【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】や【モルトNEXT】といったデッキにはS・トリガーが単体除去に寄っている性質上貫通されてしまいやすい。 特に【青赤緑モルトNEXT】との対面では、低パワーのS・トリガーコマンドを《禁断竜王 Vol-Val-8》で一掃されてしまうのが厄介。3ターン目から4ターン目に過剰打点のついでに《禁断竜王 Vol-Val-8》の全体火力と耐性で圧殺されるのは負けパターンの代表的な1つ。 《神聖龍 エモーショナル・ハードコア》で《禁断》を宣言される展開も厳しい。 【白黒赤ドルマゲドン】 [編集]強力な白黒赤系のカードを使うために3色で構築した型。 《魔光神官ルドルフ・アルカディア》登場後はそちらを中心に組まれる。 光を含む闇または火のコマンド [編集]
《ルドルフ・アルカディア》用の進化クリーチャー [編集]
その他候補カード [編集]
特徴など [編集]《FORBIDDEN SUNRISE ~禁断の夜明け~》から《魔光神官ルドルフ・アルカディア》に繋ぎ、最速3ターン目にして強力な進化クリーチャーを着地させ制圧するのが理想。 相手の動きを縛ったらこちらは《最終龍覇 グレンモルト》や《聖魔連結王 ドルファディロム》といったパワーカードでより強力な布陣を敷き、確実な勝利を目指そう。 最速3ターン目に《アルカディアス・モモキング》や《デス・ザ・ロスト》といったゲームを決定づけるクリーチャーを着地できる点が最大の魅力。 また、従来の黒赤構築の【ドルマゲドンX】に比べて1枚1枚のカードパワーの高いことも特徴で、長期戦にもつれ込んだ時に禁断爆発に頼らずに逆転しやすい。 短所は《魔光神官ルドルフ・アルカディア》への依存度が高くなりやすく、《FORBIDDEN SUNRISE ~禁断の夜明け~》か《ルドルフ》のどちらが欠けても序盤のゲームメイクが難しい。 進化クリーチャーを多めに採用しているのに加えてリソース確保が不得意な白黒赤というカラーリングのためとにかく手札事故、多色事故が最大の敵。 【ドルマゲドンX】の変遷 [編集]《FORBIDDEN SUNRISE》登場以前の黒赤型の全盛期はDMR-23期。当時は《異端流し オニカマス》のような除去耐性付きのコスト踏み倒しメタは存在せず、《復讐 ブラックサイコ》と《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》が無制限であったため、手札も切れにくく《Kの反逆 キル・ザ・ボロフ》で侵略先のハンデスや除去を繰り返し使えたため、ビートダウンからコントロール、果てはループに至るまで様々なタイプのデッキに有利だった。特に【緑単ループ】などのようにコンボパーツとしての盤面や手札を整える必要があるデッキには、こちらの始動が間に合えば絶大な妨害性能を発揮した。 DMRP-01期直前には主要パーツの《復讐 ブラックサイコ》と《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》が殿堂入りし、黒赤型は大幅に弱体化するも、《復讐 ブラックサイコ》を《爆霊魔 タイガニトロ》でリペアすることでなんとか環境に残留した。 一方、同時期に登場した《異端流し オニカマス》のコスト踏み倒しメタ能力がバウンスであることを逆手に取って、相手が《異端流し オニカマス》で除去したらサイキック・クリーチャーのcipを使い回してアドバンテージを取る【青黒緑ドルマゲドン】が成立。 DMRP-08発売直前には、【黒緑ドルマゲドン】がメタゲーム入り。 その後、【白黒緑ドルマゲドン】を最後に長らく《終焉の禁断 ドルマゲドンX》を主軸に据えたデッキは環境から姿を消していたが、【ドルマゲドンX】をテーマとしたクロニクルデッキ、DMBD-21が発売されると、その新規カードを取り込み《FORBIDDEN SUNRISE ~禁断の夜明け~》と《鬼寄せの術》でコマンドの早出しに特化した赤黒型がチャンピオンシップで優勝を果たし、それをきっかけに環境で一定の活躍を見せるようになった。 『DMGP2022』Day1(アドバンス)では【5色グレンモルト】、【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】と使用率同率2位の、ベスト128進出者中13人使用を記録。 DM23-SD1・DM23-SD2発売1週間前には新戦力の《魔光神官ルドルフ・アルカディア》と《アルカディアス・モモキング》を軸とした【ルドルフドルマゲドン】が優勝した。 DM23-EX1で《「必然」の頂 リュウセイ/「オレの勝利だオフコース!」》を獲得。チャージャーと《FORBIDDEN SUNRISE ~禁断の夜明け~》、《鬼寄せの術》を組み合わせれば、何とかクリーチャー面も出せないこともないが、基本は呪文面の除去が使われる。 DM23-RP1発売日には《ドンドン吹雪くナウ》や《龍素知新》、《サイバー・I・チョイス》や《ブレイン・スラッシュ》、《音素記号Bm エネルジコ/♪水面から 天掴まんと するチャージャー》の水を足し、水の墓地戦術に寄せた【青黒赤ドルマゲドン】なる型がチャンピオンシップで優勝。 DM23-BD2・DM23-BD3期には《魔の革命 デス・ザ・ロスト》4枚積み型の【ルドルフドルマゲドン】が128人規模のチャンピオンシップで優勝。当然そのコストは《鬼寄せの術》や《FORBIDDEN SUNRISE ~禁断の夜明け~》でコスト軽減して払う。 DM23-RP4期には、《魔の革命 デス・ザ・ロスト》4枚積みに加え、《アルカディアス・モモキング》2枚、《闇鎧亜キング・アルカディアス》1枚を積んだ型の【ルドルフドルマゲドン】が実測参加者58人のチャンピオンシップで優勝。それ以外にも《闇鎧亜キング・アルカディアス》型はこの頃に入賞報告された【ルドルフドルマゲドン】に散見される。【ヘブンズ・ゲート】に入る光単色のブロッカーに刺さり、カウンター封じにある程度なるのが理由かもしれない。 DM23-BD4・DM23-BD5・DM23-BD6・DM23-BD7最終週末には、【ルドルフドルマゲドン】をアドバンス卓で使ったチームが、82チーム参加の3人1チーム混合チャンピオンシップ(A卓がアドバンス、B・C卓がオリジナル)で優勝。 2024年3月11日殿堂レギュレーション改訂直後、オリジナル仕様の【白黒赤ルドルフ】の入賞が続出。除去やS・トリガーのインフレによって既に《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》の封印外し効果に頼る必要が無くなり、侵略サイキックがなくとも相手への干渉が《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》や《魔の革命 デス・ザ・ロスト》で事足りるのが、入賞数を伸ばした要因と言えよう。 2024年3月11日殿堂レギュレーション改訂から10日近く後の祝日に行われたアドバンスのチャンピオンシップでは、優勝、準優勝、4位入賞を【白黒赤ルドルフドルマゲドン】が独占。 DM23-EX3期のアドバンスで《灰燼と天門の儀式》を2枚程度採用した【白黒赤ドルマゲドン】が台頭。 『全国大会2023』では予選に使用されたアドバンスのデッキとして【白黒赤ドルマゲドン】括りで48人中5人使用と【卍夜】と同率で使用率3位を記録。決勝ラウンド準優勝者も予選で使用。 『DMGP2024-1st』Day1個人戦(アドバンス)では【白黒赤ドルマゲドン】括りでベスト128進出者中9人使用と予選実績6位。ベスト8にも1人残っているが、カウンター封じに《闇鎧亜クイーン・アルカディアス》を2枚採用した型であった。恐らくは【ムザルミ天門】の《ヘブンズ・ゲート》や《Rev.タイマン》などへの対策であったと推測される。 ゴールデンウィーク明けには《メガ・ブレード・ドラゴン》を3枚搭載した【赤黒ドルマゲドン】が結果を出した(32人参加、3位)。同構築はまた、S・トリガー運用前提で唯一の水マナである《闇参謀グラン・ギニョール》を4枚採用し、クリーチャー側をプレイしてカウンターを構えるために《シェケダン・ドメ・ゲルス/ドメスティック・アイ》を2枚採用し、他にも《頂上印鑑 パラキン8th/「魔物が居るな……」》4枚を《禁断の轟速 ブラックゾーン》への侵略元を兼ねて呪文側重視で採用した変則の型であった。 7月上旬には【モルトNEXT】対策として《めっちゃ!デンヂャラスG3/ケッシング・ゼロ》を2枚採用した型が確認された(29人参加、準優勝)。そのレシピにはメタクリーチャーによる詰み盤面回避として《助招!コッピ&Machine》も2枚採用され、【ブラックXENARCH】への対策として《芸魔桂馬 バセヌテレジ》が2枚採用されていた。 DM24-EX2で《悪夢神バロム・ナイトメア》を獲得。《悪夢神バロム・ナイトメア》はすぐさま【赤黒ドルマゲドン】の標準装備となり、中には【赤黒ドルマゲドン】に《悪夢神バロム・ナイトメア》の疑似鬼エンドの下敷き運用専用として《聖魔連結王 ドルファディロム》をタッチする構築まで見られるようになった。 『DMGP2024-2nd』Day1のアドバンス部門では【赤黒ドルマゲドン】に予選通過のベスト128入りが3人。本戦では【赤黒ドルマゲドン】がベスト8に残った。そちらは《悪夢神バロム・ナイトメア》に寄せたデーモン・コマンド基盤であったが、《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》や《最終龍覇 ボロフ》でのビートダウンプランを盛り込んだと思えば詰め用に《復活の祈祷師ザビ・ミラ》を2枚採用しており、基盤に《混沌の獅子デスライガー/カオス・チャージャー》を4枚フル投入した一方でコマンドチャージャーではない《セルリアン・アックス・ドラゴン/ダブルアックス・チャージャー》2枚採用している他、赤黒構築だが《聖魔連結王 ドルファディロム》2枚、《灰燼と天門の儀式》1枚がタッチ白で投入され、後は《熊田すず》、《龍頭星雲人/零誕祭》、《炎怒の夜 アゲブロム》、《聖斬のコード アシッド》が1枚積みと、変則に変則を重ねた型であった。《聖斬のコード アシッド》は用意さえしていれば《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》で《復活の祈祷師ザビ・ミラ》をループさせて無限に出し入れできる。入賞者によると、元々カジュアル勢であったがこの大会で偶々結果を出してしまったようである。【白黒赤ドルマゲドン】も予選突破者1人を出している。 流石に《深淵の逆転撃》に対しても無対策なままではなく、《復活の祈祷師ザビ・ミラ》で《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》を用意し、そちらでの横展開を活かして《聖魔連結王 ドルファディロム》を呼び出して守る型が見られるようになった。なお、《終焉の禁断 ドルマゲドンX》は「バトルゾーンに出る」という概念が無いため、《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》でジャストダイバーを付与することはできない。 DM24-BD4で《魔城の死神エルガイザ/「ようこそ、我が魔城へ」》、《戦慄の死神アゲゾール/「我が一撃に戦慄せよ」》を獲得。 DM24-BD3・DM24-BD4発売2日目には、《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》で《革命龍 ガビュート》をループさせて安全に勝つ型が64人参加のチャンピオンシップを4位入賞。 DM24-BD3・DM24-BD4期時点では先述のように《聖斬のコード アシッド》をループさせる型が主流の1つ。 DM24-RP4で《魔誕の猛将ダイダロス》、《魔誕神官ドルゴ・バーロウ》を獲得。 2024年はアドバンスの週間入賞数ランキング1位獲得数で年間4位タイとなる5回を記録(タイにはほぼ【青赤マジック】である【マジック】)。 DM24-EX4で【白黒赤ドルマゲドン】が《幻双の絆》、《悪魔聖霊ザオバーク/テジナ・チャージャー》、《悪魔聖霊ジェミニアス》を獲得。 DM24-EX4期時点の【赤黒ドルマゲドン】は、《FORBIDDEN SUNRISE ~禁断の夜明け~》や《鬼寄せの術》で《魔誕の猛将ダイダロス》を3ターン目に着地させることができることを活かし、《堕∞魔 ヴォゲンム》の確定呼び出しかつ早出しに利用し、そこから《超神星DOOM・ドラゲリオン》の早期着地を狙う型である【赤黒ダイダロスヴォゲンム】が主流の1つ。オリジナル仕様構築の【赤黒ダイダロスヴォゲンム】としては《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》の攻撃制限がない事を活かした、《暴走龍 5000GT》+《龍装者 バルチュリス》の【墓地ソース】と呼べる型が存在する。 《ドルマゲドンX》と折衷しやすいデッキの例 [編集]参考 [編集]
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